協力？
「このくらいで良いかな。うーん、」
パチャッ
（「フェル、少し聞きたいんだけど良い？」）
（「どうしたんすか？」）
（「人とスライムで子供って出来るの？」）
（「基本的には出来ないっすよ。例外は造ったりとかっすね。」）
（「普通にしただけなら出来ないってことで良いの？」）
（「良いっすよ。」）
（「分かったよ。」）
（「それで、終わったんすか？」）
（「うん。見てなかったの？」）
（「見てないっすよ。なんだか複雑なんすよね。」）
（「そっか。まぁ、転がってるのが良いんだったらもう大丈夫だよ。」）
（「そのくらいは大丈夫っすよ。これは…ウィン1人っすか？」）
（「うん。」）
（「凄いっすね。」）
（「それは1人としてはってことだよね？」）
（「勿論っすよ。戦争とかだともっと酷い感じになってるのがたくさん居るっすからね。」）
（「そうだよね。」）
（「そうっすよ。それで性欲はどうっすか？」）
（「大分落ち着いたよ。」）
（「それは良かっt、」）
（「フェル？」）
（「ウィン、後ろを見てもらえるっすか？」）
（「後ろ？」）
（ミルさんかぁ。どうしようかな。まぁ、とりあえず話しかけてみようかな。）
「ミルさん？どうしました？」
「その子は何かな？ソルくん？」
「何って言われたら森人ですよ？」
「聞き方を変えるとどんな状況かな？」
「初めに襲われたんですよね。その後にこうなっただけですよ。」
「ごめんね♪会話から聞いてたんだよね♪」
「色々言うことはありますけど先に1つ良いですか？」
「何かな？」
「どれだけの長時間見てたんですか。」
「…あはは♪」
「…まぁ、そこは良いですよ。それよりも処理しないといけないですね。」
「待ったほうがいいよ♪」
「どうしてですか？」
「これ見えるかな？」
「それは…絵ですか？」
「少し違うけど似たようなものだね♪内容はわかるよね♪」
「余計に処理しないといけなくなっただけですよ？」
「これしかないときはそうだね♪」
「他にあるならそれも処分するだけですよ？」
「僕はこれしか持ってないよ♪」
「それなら前に聞いた場所ですかね。」
「あそこにもあるけど、他の場所にもあるよ♪」
「うーん、どうしようも無いですね。それでどうするんですか？」
「協力して欲しいんだよね♪」
「…協力？何にですか？」
「簡単に言うと反乱かな♪」
「反乱…協会に勝てると思ってるんですか？」
「反乱と言っても先に交渉からだよ♪」
「決裂したらどうするんですか？」
「そこを決めるのは僕じゃないからわからないかな♪」
「…そんなものに協力するくらいならミルさんを倒して逃げますよ？」
「逃げられるかな♪」
「出来ますよ。」
「協会の勢力圏の中で出来ることでは無いと思うよ♪」
「協会がそれ1人を重要視する事は無いですよ？」
「どうだろうね♪」
「……内部に協力者が居るんですか？」
「僕にはわからないね♪」
「……リーダー的な人は居るんですか？」
「それはいると言っておくよ♪」
「……勝算はあるんですか？」
「詳しくは言えないけどあるね♪」
「……仕方ないですね。協力しますよ。まぁ、雑魚1人増えたところで何も…戦力的には無いですよ。」
「……そうかもね♪」
「それについては何かありますか？」
「僕の方で預かるよ♪」
「分かりました。」
「…ソルくん、1つ聞いてもいいかな？」
「どうしました？」
「……僕って魅力ないのかな？」
「え？あー…ありますよ。」
「前になんでも良いって聞いた時は断ってきたのに…」
「気分ですよ。ミルさんも魅力はありますよ。」
「……本当なのかな？」
「本当ですよ。それに仮にあの時受けてたらこうなってましたよ？」
「…複雑かな。」
「そこまで気にしなくても良いと思いますよ？」
「僕は気になるんだよね！」
「そうなんですね。」
（よく分からないね。うん。）
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