迷宮について
「先生、迷宮ってどのくらいあるんですか?」
「全部でってことで良いのかな?」
「はい。」
「少なくとも1000ヶ所はあるよ。見つかってないものはどのくらいか分からないね。」
「多いですね。そういえばどうして迷宮ってものがあるんでしょうね?」
「うーん…私には分からないかな。協会は調べてると思うけどね。」
「まぁ、そうですよね。」
「そうだね。」
(最低1000以上の空間を作成、管理しててその上で物とか生き物を用意する……仮に1人?だとするとフェルを超えてるかも?少し聞いてみようかな。)
(「フェル今大丈夫?」)
(「大丈夫っすよ。」)
(「ありがと。迷宮の生成と管理って1人?でしてるの?」)
(「あー、聞くっすか?」)
(「お願いできる?」)
(「良いっすよ。結論から言うと2人っすね。空間関係と他みたいな感じっす。」)
(「空間の方って他に力はあるの?」)
(「俺は見たこと無いっすね。」)
(「そっか。えー、生物の創造ってどうしてるか分かる?」)
(「入って来た生き物から魔力を少しずつ取ってそれで創ってる感じっすね。割合だからウィンはすごい取られてると思うっすよ。」)
(「今の俺はそんなに無いよ?」)
(「魔法とかスキルを使うと外よりも多く消費するはずなんすが確認したことってないんすか?」)
(「無いね。それなら空間魔法とか使ってるね。」)
(「それならある程度取られてると思うっすよ。」)
(「戦闘能力って分かる?」)
(「見たことがないっすから何とも言えないっすね。」)
(「それなら…俺を倒せそう?」)
(「どうやってっすか?」)
(「時間とかを何かして?」)
(「そんな力は無いと思うっすよ。出来たとしたと空間を作ってそこに閉じ込めるくらいっすね。まぁ、ウィンに意味があるかと言うと……っすけど。」)
(「それなら良いけどね。ありがと。」)
(「良いっすよ。」)
「先生が今まで戦った相手の中で1番強いと思った相手って何なんですか?」
「鬼かな?」
「鬼ですか?それはどんな状況だったんですか?」
「迷宮だよ。一部の迷宮は人間とか獣人とかが出てくるんだよね。」
「知能はあるんですか?」
「無いよ。でも極々稀にあるみたいな話は聞いた事があるかな。」
「そうなんですね。鬼って普通の鬼ですか?」
「そうだね。仮に違ったら私はここには居ないと思うよ。」
「そうなの?」
「うん。2人は鬼って知ってる?」
「少しだけ。」
「わたしもそうですね。」
「強力なのは知ってるのかな?」
「うん。」
「はい。」
「それなら…普通の鬼の強さが1だとすればそうじゃないのは10…20以上かな。」
「……」
「先生はどのくらいなんですか?」
「私は1.3とかかな?迷宮の相手で小鬼が居なかったから何とかなったけど居たら負けてたと思うよ。」
「まぁ、数は厄介ですよね。」
「そうだね。数だけならまだ良いんだけど鬼も居ると逃げるのも難しいよ。」
「遠距離攻撃はしてくるんですか?」
「普通と同じようにあるよ。」
「よく勝てましたね。」
「勝てたけどその後はすぐに帰ったよ。」
「それが良いと思いますよ。」
「うん。2人目は怪しかったからね。」
「普通は1人でも勝てないですよ?」
「リーソル君はどうなのかな?」
「無理ですよ。1人なら奇襲をすればもしかしたら勝てるかもしれませんが。」
「そうなんだね。」
「はい。」
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