先生とのお話し
ガチャッ
「おはようございます。」
「…おはよう。」
「…迷宮の話で良いのかな?」
「そうですね。ただどうしようも出来ないですけどね。」
「……うん、スライムは…」
「はい。逃げることは出来そうですか?」
「……運が良ければ、かな。」
「…すぐに帰るのは無理ですよね?」
「……最低でも15匹は倒さないとダメだね。」
「…数は隠せないんですか?」
「……無理だね。」
「………」
ガチャッ
「おはよう!」
「おはよう。シル…シトノ。」
「……うん。」
「先生は俺とシルの関係は知ってるんですか?」
「兄妹とは聞いてるよ。」
「そうなんですね。」
「先生はスライムに勝てるんですか?」
「普通のスライムなら7匹くらいは同時でも勝てるけど群だともっと多いこともあるから……」
「……シルはどう?」
「勝てても時間がかかるね!」
「…先生、もう1人の男子ってどうなりました?」
「行けないことは無いけど……」
「…他で勝てそうな人って居ますか?」
「………」
「……素早い相手っていますか?」
「………普通にいるよ。運が良ければ出会わないかもね。」
「……… 先生が1対1で勝てない相手はいますか?」
「……いるよ。出会うかは1日居たら…2割くらいかな。」
「……それは速いですか?」
「………ものによるね。遅いのも速いのもいるよ。」
「………他の人に1つ伝えてもらますか?」
「……うん。」
「…遺書などを用意しておきたい人は用意してください。ってお願いします。」
「……分かったよ。」
「お願いします。」
「防音」
「シルは倒すのに時間かかるの〜?」
「普通のはかからないよ!他は…少しはかかるかも?」
「本当にかかるの〜?」
「…わからないね!」
「……シルってあのクラスのメンバーに怒ってるの〜?」
「先生には怒ってないよ!」
「………他は〜?」
「……正直怒ってるよ。3人はまだいいけど2人は戦いすらしないって…ここまでじゃないにしても戦いがあることくらいわかってたのになんで来たのって感じだね。」
「………初日のことが原因でも〜?」
「変わらないね。そのくらいで無理なら外に出てる情報でも来ないって判断するべきだよ。たぶんある程度のクラスの人数は決まってるだろうからいない方がマシだよ。」
「………まぁ、そうかもしれないけどね〜 シルはクラスの人になにかするの〜?」
「…機会があればわからないね!」
「……先生はどう思ってるの〜?」
「先生はかわいそうだね!」
「かわいそう〜?」
「自分が動けば助かるのに動けないのは私からするとかわいそうだよ!」
「動けないの〜?」
「たぶん動いたらなにかあると思うよ!動かない方がマシな感じのなにかがね!」
「…確かにそれは可哀想だね〜」
「うん。」
「上位はどう思ってるの〜?」
「どうでもいいかな!」
「え?どうでもいいの〜?」
「うん!もう倒してるし元凶でもない、ただ戦っただけだからね!」
「…もう倒してたね〜」
「うん!それにあのクラスも…うーん……あいつに従っただけだろうからね!」
「あいつ…まぁ、そうだろうね〜」
「うん!だからどうでもいいよ!」
「そうなんだね〜」
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