決定
「終わったよ。」
「早くない〜?」
「少しだからね。それに相手がパートムだし。」
「相手が関係あるの〜?」
「うん。めちゃくちゃ簡単に言えば…強い人が相手なら同じ内容でも早く伝えられるんだよね。」
「そうだったの〜?」
「うん。まぁ、一部を除いてそこまでの差は無いよ。」
「パートムは〜?」
「一部だよ。」
「だと思ったよ〜」
「うん。」
「ソルは戻るの〜?」
「なんとか出来るくらいだから戻るよ。」
「そうなの〜?」
「うん。適当にトイレに行ってたとかで大丈夫だよ。…離れるところを見られてなければだけどね。」
「…わからないね〜」
「そうだね。まぁ、なんとかするよ。」
「そうなんだね〜」
「うん。そろそろ戻るよ。シルは…シトノ?」
「いいよ〜」
「ありがと。ここで過ごしてね。」
「うん!」
(「シルのことが決まったよ〜」)
(「どうなったの?」)
(「予想通り〜」)
(「分かったよ。いつから入るの?」)
(「いつでもいいって〜」)
(「雑すぎるね。まぁ分かったよ。」)
(「お兄ちゃん!私は明日から行くね!」)
(「うん。気をつけてね。」)
(「うん!」)
(「ソル〜ラサルから最下位に他のクラスが攻めることを私なら止められるけどどう?って言われたけどどうすればいいの〜?」)
(「何かを要求してきたの?」)
(「従えって〜」)
(「拒否して。」)
(「いいの〜?」)
(「報復は別に今すぐでも良いレベルだからね。シルに関しては…何か問題あるかな?」)
(「ないね〜」)
(「うん。だから拒否してね。」)
(「わかった〜」)
(確実に弱く見えないだろうね。それでも良いけどね。)
(「40人くらいの足音がするよ!」)
(「多分上位のクラスだね。弱く見せなくても良いから確実に勝ってね。」)
(「おっけー!殺しはしていいの?」)
(「どっちでも良いけど…うーん、出来る限り生かして力を見せてあげて。」)
(「わかったよ!」)
(「おわったよ!」)
(「3分もかかってないよね?」)
(「うん!たぶん全員生きてるはずだよ!」)
(「…シトノも呼ぶよ?」)
(「うん!」)
(「シトノ、今大丈夫?」)
(「うん〜」)
(「シルのところに攻撃があったよ。」)
(「あったなの〜?」)
(「うん!倒したよ!」)
(「40人を3分…2分?も掛からずに倒してるよ。」)
(「……本気で殺しにいったの〜?」)
(「たぶん全員生きてるよ!」)
(「……何をしたの〜?」)
(「拷剣ってスキルを使って斬ったよ!」)
(「豪剣?」)
(「拷剣だよ!拷問の拷だね!」)
(「………どんなものなの〜?」)
(「お兄ちゃんの幻影魔法の剣みたいになるよ!」)
(「え?…それって生きてるの?」)
(「何かあるの〜?」)
(「実際には怪我をしないってだけで痛みはしっかりあるんだよね。」)
(「………」)
(「死んでたらどんまいって感じだね!」)
(「………」)
(「…まぁ、自分から挑んでるから仕方ないけど……それよりもそのスキルって他に効果はあるの?」)
(「今回は使ってないけど3倍まで痛くできるよ!」)
(「……まぁ、本気の戦いには使いにくそうだね。」)
(「うん!」)
(「…そうなの〜?」)
(「お兄ちゃんに効果あると思う?」)
(「ないの〜?」)
(「無いよ。俺に痛覚は無いからね。」)
(「え?」)
(「ついでに痛覚が2倍になるスキルを持ってるよ。」)
(「………0×2ってこと?」)
(「うん。無いものをかけてもね?」)
(「……味覚とかはあるよね〜?」)
(「五感はしっかりとあるよ。死体なのにね。」)
(「……便利だね〜」)
(「うん。ん?」)
(「どうしたの〜?」)
(「遠くで走ってる人が見えたよ。ここに向かってる感じで。」)
(「報告かな〜?」)
(「多分ね。まぁそんなのはどうでも良いとして…シルはそのスキルをいつ手に入れたの?」)
(「少し前だね!あいつにいろいろしてたら手に入ったよ!」)
(「…何をしたのか少しだけ話を聞かせてもらえる?」)
(「うん!剣が関わることだと指とか腕とか足とかを斬ったり、わざと切れにくい剣で時間をかけて死なないようにゆっくり斬ったり、お腹をk、」)
(「待ってシル!」)
(「シトノ?どうしたの?」)
(「それ以上は私にはきついよ〜!!」)
(「想像できるの?」)
(「なんとなくだけどね〜!」)
(「そうなんだね!内、」)
(「待って!」)
(「どうしたの?」)
(「もう話さなくていいから〜!!」)
(「確認しなくていいの?」)
(「いらないよ〜!」)
(「そっか!」)
(「そうだよ〜!」)
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