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才と運での新生活〜〇〇○の☆☆から△△△する◇◇の運で沢山のことが決まる****世界の物語〜この人生?を楽しみたいな  作者: U・x・U
マチュゴ大陸

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帰り


(「フェル、シトノって戻ってる?」)

(「先に戻ってるっすよ。」)

(「今って部屋かな?」)

(「多分そうっすね。」)

(「分かったよ。ありがとね。」)

(「はいっす。」)



コンコンッ

「ん〜?…天使。」

ガチャッ

タンッ

「ソル ?!」

ガチャッ

「防音。急にごめんね。シトノがどう思ってるか分からないから勢いよく入ってきたよ。」

「………ごめん。これだけだよ。」

「シトノは悪くないよ。」

「………この大陸に来た理由は私だよ?!そもそも私はみんながおかしいことを分かってたんだよ?!でも私が躊躇したせいでセヴァンは!!それにソルもシルもセインもみんなが不幸に!!」

「大陸はどうでも良いから置いておくね。他は俺…とパートムの責任だよ。躊躇って言っても安全を考えた中で出来ることはしてたよね?」

「考えなかったら違ったかもしれないよ?!そうだったらみんな今よりも幸せだったよ!?」

「安全にしてなかったらシトノがどうなってたか分からないよ。」

「それでも!」

「それは今より不幸だよ。みんなにとってね。」

「……セヴァンは、、」

「パートムから聞いたんだけどあの戦いの後にシトノについてすぐに聞いてきて無事を伝えた瞬間に凄く安堵したらしいよ。」

「……それは…ソルに敵意があるから今が不幸と思ってないだけだと思うよ?!」

「これも聞いた話だけど実行犯を捕らえて無力化した瞬間に極短時間だけ元に戻ったらしいんだよね。その時どんなことを話したと思う?因みに話したのはパートムだね。」

「…ソルに対して悪いとか心配とかそんな感じじゃないの?」

「俺についてもあったらしいよ。でも俺が無事かどうかとかは聞かなくて俺に良い国を見せるってだけだったらしいよ。」

「…それは……天から見てるソルにとかじゃないの?」

「一瞬聞こうとしたらしいよ。でも笑って何も言わなかったらしいよ。聞くのも馬鹿らしいって感じにね。」

「……」

「それで他だとシトノが無事かを凄く気にしてたらしいよ。」

「…私がいないからじゃないの?」

「そうだね。でもパートムがセヴァンにこの状況をどう思ってるか聞いたらしいんだけどどうだったと思う?」

「……ソルがいなくなって悲しいんじゃない?」

「それも無くはないみたいだけど…影響が俺とセヴァンだけでみんなは無事で良かった…らしいよ?特に誰も死んでないことがね?」

「………ソルは無事じゃないよ。」

「セヴァンは俺のことは心配してないけどシトノのことは心配してるみたいだよ?」

「………」

「もしもシトノが死んでたらセヴァンは今よりも幸せだと思う?」

「………」

「他の人に話を聞いても良いよ?シルでもシイでも先輩でも誰でも良いよ?」

「………シイは、、、」

「俺は今も楽しんでるからね?俺が他の場所で楽しく過ごすのと城に居てセヴァン達と過ごす代わりにシトノが死ぬことを比べるとシイはどうだろうね?」

「………」

「聞いてみる?」

「……うん。」

「分かったよ。」


(「シイ、今大丈夫?」)

(「はい。どうされましたか?」)

(「シトノが少し聞きたいことがあるらしいんだよね。」)

(「シトノちゃんですか?」)

(「うん。シトノ。」)

(「…うん。」)

(「元気が無いのかな?どうしたの?」)

(「…シイは今の状況と私が死ぬ代わりに呪いがなかった場合だとどっちの方がいいの?」)

(「陛下はお元気ですよね?」)

(「元気だし楽しんでるよ。」)

(「それなら今の方が絶対に良いよ。」)

(「……そっか。」)

(「そうだよ。みんな同じような考えだよ。」)

(「…うん。」)

(「シイ、ありがとね。」)

(「はい。」)


「どう?」

「…あの行動でよかったんだよね?」

「うん。」

「わかったよ〜」

「それなら良いよ。」




「それでどうだったの?」

「いろいろな動物の魔物がいたよ〜」

「猪とか?」

「うん〜」

「強かったの?」

「私からしたらね〜」

「どんなのが居たの?」

「避けたけど熊とかいたよ〜」

「避けたの?」

「小さくなってて5メートルくらいあったよ〜」

「それは危ないね。まぁ、あの短剣なら大丈夫かもしれないけどね。」

「アレを使うほど近くにいたわけじゃないからね〜」

「そうなんだね。」

「うん〜」


「動物の魔物からは何が出たの?こっちは全部石だったよ。」

「石〜?ふつうの〜?」

「うん。ただの石だね。これだよ。」

「石だね〜」

「うん。全部これだよ。」

「いるの〜?」

「ゴミだね。」

「だよね〜」

「うん。」

「私は…これかな〜」

「指輪?」

「飢餓耐性がこれをつけてるときだけ私に付与されるらしいよ〜」

「……何から出たの?」

「鹿〜」

「……他に出たの?」

「同じのは出てないけど似たようなものは出たよ〜」

「……まぁ、つけておいてね。」

「うん〜」



「それと1つ恨みが増えたね。」

「…あの道具〜?」

「うん。誤差だけどね。」

「そっか〜」

「うん。」



「明日行くべきかな?」

「従うつもりなら〜?」

「正直このまま続けても暇なんだよね。俺に対して意味なんて無いのに無駄に待たせるしね。」

「確かに意味ないよね〜」

「うん。シトノはある?」

「ないよ〜」

「ユヤアさんが全部の被害受けてるね。可哀想。」

「そう思うなら助ければいいと思うよ〜?」

「本人が仕方ないって言ってるからしばらくは頑張って耐えてもらおうかな。」

「可哀想だね〜」

「シトノも似たような感じだね?」

「私には助けられる力はないよ〜」

「無いかな?」

「少なくとも契約はどうしようもないよ〜」

「あー、忘れてた。」

「え?…本当に〜?」

「俺の場合は適当にすれば良いだけだからシトノが破棄できないことを忘れてたよ。」

「……できる人なんてほとんどいないよ〜?」

「パートムとフェルはほぼ確実に出来るよ。」

「その2人しかいないのは普通じゃないよ〜?」

「まぁ、簡単に破棄出来たら意味無いからね。」

「する人に言われてもなんだけど〜?」

「それはそうかもね。」

「うん〜」


「それで明日は行くの〜?」

「うーん…」


(「パートム、適当に1から10までの数字を1つ言ってもらえる?」)

(「数字?6?これで良いのか?」)

(「うん。ありがとね。」)

(「あぁ?」)


「行かないが6割で行くが4割で出た方にするよ。」

「どうして6割なの〜?」

「パートムに1から10までの適当な数字を言って伝えたら6って言ったからだね。」

「…そんなのにパートムを使うんだね〜」

「まぁ、重要かもしれないよ?」

「そうなの〜?」

「この街…この大陸がどうなるかの選択になるかもしれないからね?」

「………それはソルがするの〜?」

「俺はそこまでのことをする気は無いよ。でも、唯一無二の妹がわざわざ俺の為にしようとしてくれることなら協力するかもね。」

「…………今引くの〜?」

「うん。えーと、行かないだね。」

「……………従った方がいいのかな?」

「それは悪いけど許容出来ないよ。俺に勝てるなら好きにして良いけどね。」

「むり〜!!」

「それなら無理だね。」

「………………警告は逆効果だし…どうしよう……」

「シトノごめん。シルに言う気は無いよ。」

「…本当に?」

「うん。ごめんね。」

「いいよ〜」

「ありがと。まぁ、行かないのは本当だけどね?」

「………祈るくらいしかできないね〜」

「効果があれば良いね。」

「そうだね〜」

「ただ正直俺よりもユヤアさんに被害が出そうだけどね。」

「………ユヤアには悪いけどそうなってほしいかな〜」

「可哀想〜」

「誰のせいかな〜?」

「ラサル。俺は従わされてるただの雑魚だよ。」

「………知らないとそうにしか見えない〜」

「そうだからね。あと普通にラサルが悪くない?」

「悪いのはそうだけどソルは間違ってるよ〜?

「責任はラサルにあるからね。」

「…それは間違ってないかな〜」

「何があってもシルとかシイには無いよね?」

「ソルはともかく2人にはないね〜」

「俺も無いよ?」

「ユヤアに関しても〜?」

「……本人が仕方ないって言ってるよ?」

「……まぁ、なんでもいいや〜」



「またね。」

「うん〜」


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