集会
「おはようございます。」
「おはよう。」
「ついて来なさい。」
「分かりましたよ。」
(「シトノ?何なの?これ。」)
(「何かの会議らしいよ〜」)
(「俺達は何だろうね?」)
(「学年全体のことらしいよ〜」)
(「そうは言っても逆らえn…逆らわないんだけど…」)
(「…建前とか嫌がらせ〜?」)
(「嫌がらせ…別にならないよね。」)
(「うん〜」)
(「まぁ、行けば分かるかな。」)
(「うん〜」)
ガチャッ
(合計11人…あの人は教師かな?)
「立ってなさい。」
「分かりましたよ。」
トンッ
(「どうして私の方に来たの〜?」)
(「何かあると嫌だからだね。それに無いと思うけど俺が暴れそうになったら止めてもらいたくてね?」)
(「過去にそんなの見たことないよ〜?」)
(「暴れるは言い過ぎたけど契約を破棄しそうになったらかな?」)
(「それにしてもだけどね〜?それにどうやって止めるの〜?」)
(「これとか普通に声とかで。」)
(「そんなので止まるならいらない気がするよ〜?」)
(「まぁ、ただの保険だよ。」)
(「それならわかったよ〜」)
「俺は学校外の授業を担当するワジノエだ。まずは上のクラスから自己紹介してくれ。」
「分かりましたわ。私はラサルです。」
「シトノ〜」
「俺はマタガだ。」
「私はウェスルです。」
(前の指揮官?の男とあの女は…うーん、エルフみたいな気がするけどなんだか少しおかしい?)
「俺はドエールだ。」
「僕はコダクウです。」
(両方男だね。ドエールって方が大きいかな?コダクウって方は細めなのかな?両方何かの獣人っぽいね。)
「チョシュです。」
「チェレーです…」
(今度は両方女だね。チョシュって方は…というかどっちも細いね。人間…なのかな?何となく違う気もするね。)
「俺達もするんですか?」
「してくれ。」
「分かりました。俺はリーソルです。」
「ユヤア。」
「名前の紹介も終わったし話に入るか。話は1週間後に初めての迷宮体験がある。」
『っ!』
(迷宮…)
「そこでだ、どこのクラスがどこの迷宮に行くかの話し合いを行う。候補はこの9ヶ所だな。」
(スライム?印が大きいけど何かな?)
「この印が大きい程危険な場所だ。特にスライムだけは辞めておけ。それじゃあ上のクラスから選んでくれ。」
「シトノさんどうしますか?」
「私はスライム以外ならどこでもいいよ〜」
「それでは森にします。」
「あぁ。」
「俺達は動物で頼む。」
「分かった。」
「俺達は鳥だな。」
「あぁ。」
「私たちは毒のない蛇でお願いします。」
「分かった。」
(遺跡と毒蛇とスライムと普通のネズミ…遺跡は分からないけど実質一択だね。)
「ネズミでお願いします。」
「分かった。日程はこれから各クラスで決めてもらうとして、あとは注意事項だな。食料などはこっちで用意するが武器などの予備は各自で用意してくれ。後の細かいことは出発の前に各クラスで話してくれ。以上だ。」
(短いね。)
「終わるまではここに来なくていいわ。」
「分かりました。」
(迷宮…知らないけどネズミ程度だしなんとかなるかな。)
(うーん、暇だなぁ。目立てないし……)
(「シトノ少し良い?」)
(「いいよ〜」)
(「暇だから寝るよ。」)
(「寝るのはわかったけどどうして伝えてきたの〜?」)
(「1週間後まで寝るつもりだからだよ。」)
(「え?眠れるの〜?」)
(「うん。まぁ、これとか普通に話しかけられたら起きるから何かあったら起こしてね。」)
(「わかったよ〜」)
ブックマークや評価、いいね等が投稿へのモチベーションになるのでして頂けたら嬉しいです。




