戦闘?
ガチャッ
「1号は来なさい。2号は待機よ。」
「分かりましたよ。」
ガチャッ
「それで何をするんですか?」
「戦いよ。」
「何とですか?」
「ウェロク。」
「はい。小鬼。」
「それですか?」
「そうよ。」
「このままですか?」
「えぇ。」
「俺がすぐに死にますよ?」
「別にこの程度で死ぬならそれで構わないわよ。」
「それなら良いですよ。始めて下さい。」
「行け。」
「グォッ!」
ダンッ
(こっちにも鬼が居るのかな?それと先輩と同じ力…なのかな?)
タンッ
(勝ち目0だね。あー、音魔法を使えばあるかな?死ぬのは面倒だし避けないとだよね。)
「グゥ!」
ダンッ
「衝撃」
タンッ
「グゥ!」
ダンッ
(えー、同じ動きしかしないんだけど。)
「衝撃」
タンッ
(何がしたいんだろう?)
(「シトノ、なにこれ?」)
(「…言っていい〜?」)
(「良いよ?」)
(「ジャンプしてるからアレが……」)
(「……どうでも良いなぁ。」)
(「倒せるの〜?」)
(「やってみるよ。」)
「グゥ!」
ダンッ
「増幅、集中、あー!」
「ぐぎゃ!」
タンッ
トンッ
ダンッ
「ぐがぁ…」
「……こんなので良いんですか?」
「良いわよ?強さを見たかっただけだからね。」
「……そうですか。それでこの後は?」
「扉の前で待ってなさい。」
「分かりましたよ。」
ガチャッ
(「嘘だったんだけど…」)
(「……1つわかったんだけど私とソルが恋人とかそんな感じだと思ってるみたい〜」)
(「えー……まぁ、見えるかな?」)
(「見える〜?」)
(「このくらいの歳の男女が当たり前のように同じ部屋で過ごすとなるとね?」)
(「そうなのかな〜?」)
(「多分?まぁ、実際は違うけどね。」)
(「うん〜」)
(「さっきのってシトノに不信感?を与えるのが目的かな?」)
(「そんな感じだと思うよ〜」)
(「どう思ったの?」)
(「よく勝てたね〜」)
(「…完全に失敗してない?」)
(「前提から間違ってるからね〜」)
(「それもそうだね。」)
(「そういえば食事ってどうなってるんだろ?」)
(「しらないよ〜 ソルは食べたの〜?」)
(「念力で食べたよ。」)
(「そんな使い方もできるんだね〜」)
(「うん。便利だよ。」)
(「だろうね〜 もしもなかったらどうしてたの〜?」)
(「適当に召喚するだけだよ。」)
(「なくても困らないんだね〜」)
(「まぁ。ただ、ユヤアさんはどうか知らないんだよね。」)
(「ソルか私に何か要求してくるかもね〜」)
(「俺はともかくシトノは何もしなくて良いからね?」)
(「うん〜」)
(「そういえば水を摂ってるところ見た?」)
(「私は見てないね〜」)
(「俺も無いんだけど…」)
(「ソルはどうなの〜?」)
(「俺は飲まなくてもある程度なら問題無いよ。まぁ、普通に飲んでるけど。」)
(「問題ないってことだよね〜?」)
(「俺は無いよ。最悪でもこの身体が死ぬだけだよ。」)
(「悪影響はないの〜?」)
(「特に無いよ。死ぬって言ったけど元々死体だからね。」)
(「そうだったね〜」)
(「うん。それで俺は良いんだけどユヤアさんはダメだよね?」)
(「そうだと思うよ〜」)
(「うーん、どうしようかな。」)
(「自分で飲めないの〜?」)
(「魔法が無いから手を動かせないと無理だね。基本的には。」)
(「基本はね〜?うーん、何か要求してくるなら水かな〜?」)
(「そうかもね。どうしようかなぁ…」)
(「私はどうした方がいいの〜?」)
(「拒否して。ユヤアさんには悪いけどシトノの方が圧倒的に優先だよ。」)
(「わかったよ〜」)
(「うん。もしも何かあったら魔法を使って身を守ってね。」)
(「わかった〜」)
(「フェル、ユヤアさん…隣の人が水飲んでるの見た?」)
(「見てないっすね。」)
(「俺が寝てる間確認してもらえる?」)
(「良いけど寝てると思うっすよ?」)
(「それならそれで良いよ。」)
(「分かったっす。」)
(「ありがとね。」)
(「良いっすよ。」)
「今日はもう良いわよ。」
「分かりましたよ。では。」
「ユヤアさんさようなら。」
「さ、よなら。」
(「フェル、どう?」)
(「何も飲んでも食べても無いっす。」)
(「健康はどう?」)
(「うーん、キツそうっすね。ただまだ寝てるから正確なことは分からないっす。」)
(「分かったよ。」)
「おはようございます。」
「おは、よう。」
「大丈夫ですか?」
「う、ん」
「……」
「あら、今日も居るわね。」
「居ますよ?勿論。」
「それもそうよね。それじゃあね。」
ガチャッ
「大丈夫〜?」
「う、ん。」
「無理しないでね〜」
(「どうするの〜?」)
(「相手の出方次第だね。何も無いなら念力か何かで飲ますよ。」)
(「わかったよ〜」)
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