ドラゴンの話と4戦目の始まり
「おはよう。」
「おう!」
「じゃあみんな契約書を確認してよかったら、ここに名前を書いてね。」
(あれ?ログはどうすればいいんだろ?2人のどちらかに代わりにして貰えばいいのかな?)
「俺は?」
「試してみないと分からないけどサンかメリのどっちかに代わりに書いてもらってみて。」
「じゃあ私がするわ。」
「よろしくね」
(「出来たって言ってもらえる?」)
(「おっけー!」)
「ちゃんと魔法が発動したよ!」
「おー!ならよかったぜ!」
「そうだね。」
「じゃあ学校行くか!」
「そうね。」
「おはようございます。今日の1戦目の防衛戦は2時間守りきるか、相手を全滅させたら勝ちとなります。開始時間は2時間後です。それまでにやりたいことがあれば自由にしてください。それでは、今日も頑張ってください。」
ガチャッ
「何かする事ある?」
「特に無いなぁ。」
「じゃあ、お兄ちゃん。ドラゴンの話しを聞かせてよ!」
「俺は良いけど、みんなはどうするの?」
「暇だし、聞いてみたいからここにいるぜ!」
「私も。」
「……うん」
「じゃあ話そうかなただ1つ注意して欲しいけどドラゴンについては分からない事もかなりあるからね。」
「わかったよー!」
「まずはドラゴンの種類からだね。ドラゴンには大きく分けて3つあるって言われてるよ。」
「……基準は?」
「強さだね。1番下はドラゴンなのか?って感じの姿をしてたりするよ。」
「例えばどんなの?」
「例えば飛竜みたいな感じかな。真ん中が1番ドラゴンって言って想像されそうなやつだね。」
「大きくて鱗が硬くて四つの足で地面に立ち大きな2つの翼で空を飛ぶ。そして強い。」
「確かにドラゴンって感じだね!」
「うん。ドラゴンってそんな感じを想像するわね。」
「……じゃあその上は?」
「人前に出てくることは無いと言うか大体は出会ったら死ぬからほとんど情報が無いんだよね。だから話半分で聞いてね。ごく稀に気分なのか何なのか見逃されることもあるみたいだけど。それで、このクラスはドラゴンって感じから外れた様な姿のも多いらしいよ。例えば手足が短くて胴が長くて地面に居ないようなのもいれば、超巨大な蛇のような姿のもいるらしいよ。」
「超巨大ってどのくらい?」
「盛られてると思うけど、大陸の長さがあるとか。」
「大陸って…」
「まぁ実際は分からないからね。それから、場所によっては神として崇められているとも言われてるよ。」
「神かぁ。どんな神として崇められてるの?」
「いろいろな種類があるらしいから一概には言えないけど、多いのは水とか破壊とかそんな感じの神とされているらしいよ。逆に神の敵とされてるところもあるみたいだけどね。」
「それって倒されたことあるの?」
「遥か昔は分からないけど今の文明になってからは少なくとも俺は聞いたことがないね。どこかで倒されてるのかもしれないけどね。」
「そういえば、ドラゴンってどこにいるんだ?」
「1番下のはいろいろなところにいるよ。多分この国にもいると思うよ。真ん中はどこかに固まって住んでるとか言われてるよ。1番上は海の底だったり、天の世界だったり、別の次元とかだったりと言われてるよ。」
「めちゃくちゃだな!」
「そうだね。1番上に出会ってしまったら、どうしようもないレベルだよ。祈ることくらいしかできないと思うよ。」
「まぁ出会うことは、ほぼほぼ無いけどね。それに、これに関してのいいことを言うと、場合によっては祝福というか、そんな感じで力や物をくれることもあり得るとか。」
「へぇー。そんなんあんのか!」
「まぁあくまでも伝説みたいなものだけどね。」
ガチャッ
「そろそろ時間です。頑張ってくださいね。」
(見晴らしがいいね。これなら魔法を使えそうだね。)




