2日目
「おはよう。」
「おはよう〜」
「シトノって剣とかの武器は持ってるの?」
「ないよ〜」
「使えるの?」
「触ったことはあるけどほぼ使えないね〜」
「それなら天剣これは邪魔にならない?」
「持つのは大丈夫〜 でもこれで戦うのはむずかしいと思うよ〜」
「解除。天長短剣。隠し持てる?」
「うん〜」
「使えそう?」
「よくわからない〜」
「あ、騎龍人。これに使って。」
「うん〜」
シュン
ドンッ
「使えそうだね。」
「………」
「どうしたの?」
「……私の何倍くらい強いんだろうね〜?」
「さぁ?物と人を比べるのは難しいからね。」
「…まぁ、危なかったら使うよ〜」
「うん。」
「それじゃあ気をつけてね。」
「うん〜」
(早く教室まで行こうかな。)
ガチャッ
(誰も居ないね。今は…7時45分。早かったかな?)
ガチャッ
「おはようございます。」
「おはようございます。ここまでどう来ました?」
「お兄ちゃんがついてきてくれました。」
「それなら良かったです。」
「今日は眠れました?」
「お部屋が豪華で緊張してそこまで眠れませんでしたね。」
「あー、確かに大きいですよね。」
「はい。あんなに広い部屋で過ごした事が無いので…緊張しましたね。」
「寝不足は大丈夫ですか?」
「そこは大丈夫です。」
「それなら良かったです。」
ガチャッ
「あ、おはようございます。」
「おはようございます。」
ガチャッ
「おはよう。」
「おはようございます。」
ガチャッ
「おはよう。……みんな大丈夫だよね?」
「はい。」
「私もですね。」
「僕もです。」
「平気。」
「…良かったよ。」
「いつもはどうなんですか?」
「五分五分かな。」
「これからはどうなんですか?」
「………」
「分かりました。早めに自己紹介しますか?」
「そうだね。早くした方が良いかな。」
「それなら…俺はリーソルです。よろしくお願いします。」
「アリィです。よろしくお願いします。」
「僕はエツジです。よろしくお願いします。」
「ユヤア。よろしく。」
「お二人は大丈夫ですか?」
「はい。そこまで酷い怪我では無かったので。」
「それなら良かったです。えっと…ユヤアさんはどうですか?」
「平気。」
「…それなら良かったです。お二人は戦えますか?」
「戦えはしますがスキルが無いので…」
「…ユヤアさんはどうですか?」
「むり。」
「……スキルはどうですか?」
「障張と能強。」
「すみません、分からないです。」
「攻撃を弾く障壁を人に張るものと他の人のスキルの強化。」
「何でここに居るんですか?」
「使えないから。それぞれ200と5000消費するけど70しかない。」
「………」
(「シトノ、少し良い?」)
(「どうしたの〜?」)
(「俺以外スキル無いんだけど…シトノはどう思う?」)
(「詰み〜」)
(「だよね。真面目に呼ぶかも。」)
(「わかった〜」)
(「ありがとね。」)
(「いいよ〜」)
「授業を始めるよ。」
「先に1つ良いですか?」
「良いよ。」
「いつから来そうですか?」
「…5分もすれば可能性はあるよ。」
「……分かりました。」
「まずはこの学校の説明をするね。上の相手を自分から殺したりするのは禁止されてるよ。でも相手から攻撃してきた時は別だね。」
「証明出来るんですか?」
「私の前なら大丈夫だけど……他だと出来ないことが多いから出来ないと考えてね。」
「…分かりました。」
「今って10分経ってますか?」
「そうだね。例年だともう……」
「理由って分かりますか?」
「リーソル君だと思うよ。昨日のは普通なら全滅で終わるんだよね。」
「…油断してた方がマシなんですが。」
「…そうだね。」
「…来るとしたらどのクラスですか?」
「…普通は下位か中位だけど上位……可能性は低いと思うけど最上位かも、、、」
「…数はどうですか?」
「下位は300人、中位は100人、上位が30人、最上位は1桁くらいが目安かな。」
「………複数はあり得ますか?」
「……連絡した後に来るから潰し合うことは無いかな。」
「……………キッツ、、、」
「……」
「…来たよ。」
「……来ましたかぁ。とりあえず先生とアリィさんとユアヤさんは下がってください。エツジ君、よろしくね。」
「はい。」
(「今見てる?」)
(「勿論っすよ?」)
(「人数を教えてくれる?」)
(「26人っすね。」)
(「……キッツ。」)
(「楽しんでおくっすね〜」)
(「…これ勝ち目あるかな?」)
(「無理じゃないっすかね?」)
(「だよね。仕方ないかな。多分俺は死ぬか重症だからよろしく。」)
(「よろしくって言われてもなんすが。」)
(「まぁ、特に何も…あった。あの連絡の道具はシトノに渡してるんだけど来ないように伝えてもらえる?」)
(「良いっすよ。」)
(「ありがと。それじゃあ死んでくるね。」)
(「死ぬかは分からないっすよ?」)
(「それはそうだね。」)
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