決意
コンコンッ
「入って良いよ。」
「あぁ。」
ガチャッ
「あれ?セヴァンとセインと先輩も一緒だったんだね。」
「うん!パパおはよう!」
「おはよう。どうしたの?」
「これ受けとってくれる?」
「短剣?綺麗だけど俺にくれるの?」
「うん!」
「ありがとね。でもどうしたの?」
「僕のめざすものを決めて、それを表しておきたいから!」
「えーと…これは武器としてはいまいち?」
「うん!でも、使えないことはない…何かあれば力も使うっていう僕の目指す国の治めかた!」
「そっか。うーん…」
「ソル、これ!」
「良いんですか?」
「ソルのだしね!それにボクもセヴァン様に何かあったら嫌だから!」
「分かりました。それじゃあセヴァン、このローブ…とこの弓を渡すよ。この短剣がセヴァンの考え方なら俺はこの2つだからね。」
「うん!大切にするよ!」
「俺もだよ。でも、何かあったら使い捨ててでも生きてね?」
「わかったけど、そのかわりにパパも戦い以外に使ってもいいからね!」
「それは難しいなぁ……まぁ、絶対に大切にするよ。」
「うん!」
「ばいばい!」
「うん。ありがとね。」
「うん!」
「あっ、セインこれ受け取ってくれる?」
「えっ?」
「普段のお礼と…もしも俺が居ない時に何かあったらこれから引き出して身を守って。」
「…分かりました。ありがとうござます。」
「俺の方こそいつもありがとね。」
ガチャッ
「これが用事だったの?」
「そうだな。流石にそれを用意するのにある程度かかってな?」
「急ぐh、いや、セヴァンからしたら早くしたかったのかな?」
「そうだと思うぞ?あの日のうちに相談に来られたからな。」
「そっか。大切にしないとね。」
「そうしてくれ。」
「うん。それと、先輩は本当に良かったんですか?」
「勿論だよ!ボクよりセヴァン様が御持ちになられてる方が良いよ!!」
「そうですか?」
「うんっ!」
「分かりました。」
「それよりもセイン様に渡してたのはどのくらいの物なの?」
「あれは最大でMP1億の物ですね。最大まで入ってます。」
「……いくらなんでもそんなに要らないというか使えなくない?」
「まぁ、あって損は無いですから。」
「それにしてもじゃない?」
「…俺もそんなに要らないんですよ。でも、ばら撒く程効果が低いわけでは無いので。」
「…余ってるの?」
「……正直余ってますね。ここ最近は特に戦いも無いですし。」
「…贅沢だね!」
「…まぁ。」
「ただいま〜」
「おかえり。」
「そういえばソルって最近シイと会ってるの〜?」
「会ってないよ。」
「連絡は〜?」
「無いね。」
(-_-)
「……何か違和感があるんだけどみんなは何かある〜?」
「違和感?えー、俺は無いかな。」
「ボクも無いよ!」
「私もだね!」
「俺も特に無いぞ。」
「そっか〜 まぁ、みんなが特に感じてないならいいかな〜」
「出かけて来るね〜」
「いってらしゃい!」
ガチャッ
ガチャッ
「…ただいま〜」
「?おかえり。何かあったの?」
「特にないよ〜 疲れただけ〜」
「そんなに動いたの?」
「みんなと一緒に考えられても困るよ〜?私はそんなに体力ないからね〜?」
「ボクもそんなに無いよ?!」
「他と比べたらね〜」
「俺もシルとは比べ物にならないよ?」
「…それはシルがおかしいだけだよ〜」
「…そこまでおかしい?」
「おかしいよ〜」
「……まぁ、2人…特にお兄ちゃんは似たようなものだよね!」
「そうだね〜 どっちもおかしいよ〜」
「それなら先輩も似てない?」
「普通の人からしたら似てるね〜」
「2人と似てるは無理があるよ?!」
「普通の人からすれば全員おかしな体力してるよ〜?」
「そんな事n、」
「あるよ〜」
「……」
「おやすみ!」
「おやすみ。」
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