襲撃
「この姿で良いかな?」
「良いと思うぞ。……正直言って醜いからな。使わないだろ。」
「うん。流石にこの姿を使うとは思えないよね。」
「あぁ。」
「それじゃあ行って来るよ。」
「あぁ。」
(ここは…アンガンみたいだね。建物は20軒くらいかな?明かりは無いね。見張りは2人…少し離れようかな。)
(召喚人間×100)
「行け。」
ドンドンッ
(俺も行こうかな。)
「キャァー!」
「死ねっ!大丈夫か?」
「あっ、ありがとう…」
(えーと、残りが30人だね。5人くらいになったら出て行こうかな。)
(まだ20人くらい居るんだけど…まぁ良いや。)
「あと少しだぞ!!もう一踏ん張りだ!」
「おぉ!!」
(そろそろかな。)
ドンッ
「誰だ?!」
「チッ!使えない奴らだな。いくら払ったと思ってるんだ!!」
トンッ
「あぁ?うわっ!汚いゴミが僕に当たんなよ!!」
ドンッ
「お前は誰だ?!」
「あ?僕にお前だと?せいぜい道連れにしろ!!」
ザンッ
「こんな事も出来ないのか!!雑魚どもが!」
「答えろ。お前は誰だ?!」
「っ!」
ダッ
「風斬!」
ドンッ
「ぎゃあ!!辞めろ!僕を誰だと思ってるんだ!!」
「ゴミ、いや、それはゴミが可哀想だな。そんな奴だ。」
「クソッ!そうだ!そいつを渡せばここで終わりにしてやる!」
「は?何を言っているんだ?」
「そいつを渡せ!」
(このくらい変なことをすれば万が一にも俺には繋がらないよね。あっ……無駄なことをしてたね。)
「立場が分かって無いのか?」
「お前の方がな。」
「話にならないな。炎剣」
「最後に聞くが、渡さないんだな?」
「っ?!当たり前だ!」
「分かった。雷剣。」
ドンッ
「っ!」
ザンッッ!
ドガァン!
「きゃぁぁぁっ!!」
「落ち着きなさい!天使召喚!」
「神官様…」
「天使か。」
「天剣」
カンッ!
「……雑魚だな。」
ザンッッ
「降伏しろ。力の差は分かっただろ?」
「うわぁ!!水剣!」
ブンッ
ザンッッ
「木城。降伏しろ。今なら金……と数人で終わらせてやる。5分以内に決めろ。過ぎると…まぁ良いか。防音。」
「決まったな?どちらだ?」
「ご覧の通りです。」
「その5人なんだな?」
「はい。」
「まぁ、良いだろう。解除。もう1つを用意しろ。」
「はい。」
「こちらです。」
「どの程度ある?」
「25万ルシャです。」
「…まぁ、良い。」
「停止 フュンフ、牢。」
(山は近くにあるね。熊×10。あの村の人を全て殺せ。)
『グァァァ!!』
(終わったみたいだね。帰ろうかな。)
「ただいま。」
「おかえり。上手くいったか?」
「うん。これがお金らしいよ。」
「これは…文明が進んでいるか?」
「多分だけどね。ルシャって単位らしいよ。これで25万ルシャらしいけど正しいかは分からないね。」
「そうなのか。まぁ、価値が分からんな。」
「だよね。それとおまけでこれだね。」
「ん?ソルが縛ったのか?」
「俺は何もしてないよ。村人にお金と数人出せって言ったらこうなった感じだね。」
「…可哀想だな。」
「そうだね。まぁ、原因は俺だけどね?」
「まぁ、そうだけどな。」
「これはどうするんだ?」
「うーん、パートム要る?」
「もう既に100人居るんだが…」
「誤差だね!」
「……まぁ、良いけどな。確かに誤差のレベルだからな。」
「もう解除した方が良い?」
「まぁ、何故か縛ってあるからな。頼む。」
「なんでだろうね?解除。」
「うぅー!!」
「元気だな。」
「そうだね。」
「置いて来たぞ。」
「分かったよ。それと報告なんだけど天使と戦った?よ。」
「戦いにすらならないか?」
「うん。無防備で受けても傷一つとして負わなかったからね。どうやっても負けないよ。」
「それはスキルの影響か?」
「多分そうだよ。勢力圏とか精霊とか悪魔とかが重なって凄い事になってるからね。」
「ソルが自分で戦ったから精霊も発動するのか。」
「うん。」
「そういえば村はどうなったんだ?」
「不幸にも襲撃されて滅んだよ。魔物が群れで来てたね。」
「…何が行ったんだ?」
「熊が10匹村に向かってたよ。」
「熊を10匹村に向かわせたのか。」
( ^∀^)
「…分かったけどなぁ、、」
「どうせ敵国だしね。」
「それはそうだな。」
「うん。」




