勝負?
「セイン、とりあえず任せても大丈夫?」
「大丈夫ですよ。」
「ありがとね。」
(「ソル、ある程度情報が分かったぞ。」)
(「分かったよ。今から行くよ。」)
(「あぁ。」)
「ごめん、セヴァンを任せても良い?」
「大丈夫ですよ。」
「ありがとね。そういえば、セインこれあげるよ。」
「これは?」
「魔力を貯めたり引き出したりできる物だね。それは3万が上限で今は最大まであるよ。好きに使ってね。」
「ありがとうございます。」
「うん。残りが少なくなったり最大が少なく思うようだったら言ってね。」
「分かりました。」
「じゃあね。」
「はい。」
ガチャッ
ガチャッ
「居たのか?」
「うん。セヴァンが家に来てね。その後は城に居たよ。」
「そうなんだな。」
「うん。そういえばパートムってどのくらいで水球とかを使えるようになったの?」
「水球?初めの感覚が全然分からなくて半年くらいかかったな。」
「そうなの?」
「あぁ。急にどうしたんだ?」
「セヴァンに戦いを見せてって言われたから、豪雷雨と悪意魔法の極超魔法を使ったんだけど、使いたいって言われたんだよね。」
「……それからどうして時間の話になったんだ?」
「俺が教えるのが苦手って言ったんだよね。その理由が早く出来たからって事を話す時にシトノに先に時間を聞いたんだよ。」
「……先に聞いたのか。」
「そうだよ?」
「……可哀想だな。」
「まぁ、パートムの事を伝えれば良いと思うよ?」
「どのくらいなんだ?」
「3ヶ月らしいよ。」
「それは別に遅くないどころか早い方なんだけどな。」
「その時に居たのが俺とセインとシイだからね。」
「…メンバーが悪いな。」
「そうだね。ただ、先輩とシルが居た方が酷い事になったと思うよ?」
「…だろうな。ソルとシルはどのくらいなんだ?」
「5時間30分くらいだったはずだね。」
「……………早すぎだろ。シイサとセイン様はどうだったんだ?」
「シイが2週間でセインが2ヶ月らしいよ。」
「……ソル、繋げてもらえるか?」
「分かったよ。」
(「シトノ、少し良い?」)
(「どうしたの〜?」)
(「パートムが伝えたい事があるらしいよ。」)
(「パートム〜?どうしたの〜?」)
(「魔法の時間を聞いたんだが、あれは周りがおかしいだけだからな?」)
(「…そうなの〜?」)
(「あぁ。ソルとシイサがおかしいのは分かるよな?」)
(「うん〜」)
(「セイン様も大分早い方なんだよな。」)
(「そうだったの〜?!」)
(「そうなんだ。シトノも早い方だからな?メンバーがおかしいだけだからな。」)
(「私って早い方だったの?!」)
(「そうだぞ?周りはどうだったんだ?」)
(「周りは出来なかったり早かったりだね〜」)
(「そうだったのか。まぁ、多くの人は5ヶ月はかかるからな?」)
(「そんなに〜?!」)
(「あぁ。もちろん早いのも遅い…出来ないのも居るけどな。」)
(「…早いってソルみたいな〜?」)
(「……ソルとシルは例外だな。シイサくらいが早いだな。」)
(「俺って例外だったの?」)
(「あんな感覚が1日もかからないわけないだろ。」)
(「うーん、それで言うなら多分シルの方がやばいよ?俺は空間魔法は使えたからね?」)
(「それでもなんだがな。……シルは何も無いよな?」)
(「そのはずだね。」)
(「………例外だな。考えない方が良いレベルだな。」)
(「そうだったんだね〜」)
(「あぁ。ついでに話すと俺は半年くらいだからな。」)
(「えっ?!そうなの?!」)
(「そうなんだよな。初めが難しくてな。」)
(「確かに難しかったね〜!」)
(「そうだよな。…すぐに終わる方がおかしいよな?」)
(「そうだね〜!」)
(「俺がおかしいって言ってるの?」)
(「そうだよ〜!!」)
(「そっか!シルはどう思う?」)
(「え?」)
(「2人が遅いよ!」)
(「いつの間に呼んでたの〜?!」)
(「パートムが時間を話してた時だよ。これで2対2だね?」)
(「…セインはこっち側だよね〜?」)
(「それならシイはこっちだね?先輩はどのくらいで魔法使えましたか?」)
(「えっ?魔法?2週間くらいだよ?」)
(「勝ったねっ!!」)
(「負けた…」)
(「何がっ?!」)
「防音。」
「説明は良いのか?」
「まぁ、シルと同じ場所にいるはずだからね。」
「それなら良いか。」
「うん。先輩もやっぱり早かったね。」
「そうだな。」




