確保
(「ソル、シガニーを制圧したぞ。」)
(「1回城に行くよ。」)
「防音。半年で終わったの?」
「完全では無いけどな。ただ、町は全部制圧したぞ。」
「ほぼ終わってるね。」
「あぁ。」
「そういえば、良い物あったの?」
「色々あったが、ソルにとって良さそうなのは、MPを消費する事で空間を弄って広さを変えるものとMPを自然の力に変換する物だな。」
「確かに良さそうだけど、今は使わないかな?」
「そうかもな。あとは人なんだが、要るか?」
「人?どんな立場の人?」
「王族とか単純に綺麗とか可愛いとかだな。」
「うーん、王族は確保しておいてもらえる?」
「それは国としてか?」
「そうだね。」
「分かった。他はどうする?」
「うーん、今も何人か居るけど何もしてないからなぁ。どのくらい居るの?」
「1500人とかだな。」
「多いね。パートムは要る?」
「どっちでも良いな。」
「それじゃあ、1000でも1500でも確保する?」
「…俺が?」
「うん。」
「……そんなに要らないな。それなら兵をもらう方が良いだろ。」
「そうだろうね。まぁ、100とかで良いかな。」
「まぁ、確保するだけなら構わないな。」
「分かったよ。じゃあ、残りは適当に色々な街にばら撒いてもらえる?」
「性別は考えるか?」
「倍になるよね?」
「大体な。」
「それじゃあ2人以上を同じところにしてね。」
「分かった。東だけにするか?」
「そうだね。もしも多ければ他にするって感じでよろしくね。」
「分かった。道具は要るか?」
「とりあえず持っておくよ。」
「あぁ。」
「今って貯蔵器の容量はどうなってるんだ?」
「えーと、28億だね。……こんなに要るのかな?」
「……さぁ?どのくらい貯まってるんだ?」
「10億くらいだね。」
「シキは何もして無いよな?」
「そうだね。俺のを貯めてるだけだね。」
「だよな。」
「うん。」
「………」
「……」
「ソル、王太子殿下が倒れたらしい。」
「そうなんだ。……何かあるのかな?」
「……分からないな。まぁ、とりあえず伝えたからな。」
「うん。何かあったら教えてね。」
「あぁ。」
(「殿下が亡くなったぞ。」)
(「分かったよ。発表はするの?」)
(「するぞ。それで聞きたかったんだが、ソルは1ヶ月後の葬儀に出るか?」)
(「うーん、会った事が無いから何も思わないんだよね。」)
(「そうだろうな。」)
(「うん。安全面とかを理由に行かないように出来るの?」)
(「まぁ、出来るが信じられるか分からんぞ?」)
(「そこは別にどっちでも良いかな。」)
(「それなら分かった。」)




