クラスと寮
その後全ての人が終わった後は多くの人とは、別れて教室に案内された。
そこには、3人がいた。そして俺たちが最後だったらしくそこから説明が始まった。
「まずは、挨拶からします。私は、ウイガナと言います。このクラスの担任になりました。よろしくお願いします。」
と若く見える男がそういった。
「じゃあ自己紹介をしてくれるかな?まずはじゃあ、ソログ君からよろしくね。」
「俺はソログって言うんだ!よろしくなっ!」
(なんか、シルと似てる男だなぁ。)
「次は、私かしらね。私は、サバンって言うわ。よろしくね。」
(何か今まであってきた人と比べて、普通の女の子だね。)
「…私はメリス。…よろしく」
(初めてこんなに静かな娘と出会ったな。)
「俺は、リーソル。よろしく。」
「私はシルバードだよ!よろしくっ!」
「はい。全員自己紹介出来ましたね。
まず話すことは、このクラスは、5人で全員です。
あとこの学校は、クラスが実力で決まります。しかし今の時点で他の人との差がとても大きい人がこのクラスに来ることになります。
この学校は、全寮制なので寮に入ってもらいます。そして、クラスごとに建物があります。全ての寮は、すべて同じお金で建築されています。
そして最後にクラスは、変わることがありますが、クラスメイトが変わることは少なくともこのクラスでは、ありません。以上です。この学校のことは、今から配る資料に書いてあります。各自で読んでおいてください。」
そして配り終えると、ウイガナは、出て行った。
「よぉ!えっと確か、リーソルだったよな!」
「そうだよ。そっちは、ソログだったよな?」
「おう!そうだぜ!まぁ一旦みんなで話そうぜ!」
「わかったよ。」
そういうと、みんなを集めるソログ
「自己紹介を詳しくしましょうか。私は、ログ…ソログと、メリ…メリスと同じ村の出身で一緒にここに来たのよ。」
「俺は、妹のシルバードと一緒にここに来たよ。」
「というかよ!いつも通りの呼び方で呼び合おうぜ!俺とメリは、いいよな?」
「いいよ。」
「じゃあ私は、サンって呼んでちょうだい。」
「わかったよ!じゃあ私は、シルでよろしく!」
「俺は、うーん。何かある?」
「リーソルは、ソルでいんじゃねーの?」
「じゃあそれでおねがい。」
「俺たちは、目的があってここにきたんだけど、3人も何かあるの?」
「俺たちは、これといってはないな!村が王都に近かったからだな。お金は幸いにも余裕があったからな!」
「2人の目的は、聞いてもいいのかしら?」
「別にいいよ!特権を手に入れたかったからだよ。」
「特権?」
「…特権?…どの?」
「領地間を行き来することができるやつ!」
「そもそも!特権って何なんだよ!」
「……王国に貢献をする事で…得られる褒賞みたいなもの。」
「へぇー。そんなのあったんだな。何のために特権を持ちたいんだ?」
「私の夢が旅をする事なんだけど、今王国が荒れてて領地の境を移動することもできなくなりそうだからだよ。」
「そんなに荒れてんのか?」
「王都の近くは、そこまでだけど、離れると本当に酷いよ。」
「そういえばソルたちは、どこからきたんだ?」
「西の方のルーゼンって町だよ。」
「……ルーゼンって…どうやって…来たの?」
「徒歩だよ!」
「……すごいね。」
「そんな遠いのか?」
「……徒歩だと…1年くらいかかる。」
「マジかぁ、よく歩いてきたなぁ!」
「まぁ、シルは体力もすごいしね。」
「そうなのか!」
「そういえばさっきの先生の言い方からして、クラスが何かで変わることがありそうだよね。どうやって変わると思う?」
「……人数が…重要なもの?」
「やっぱりそうなるよね。」
「みんなは、人数が多いほど有利なものって何が思いつく?」
「やっぱり戦いだろ!」
「まぁそう思うよね。じゃあ、みんなの戦闘スタイルを話そうよ。」
「まずは、俺から言うけどサブで短剣を使って、メインで魔法と、これを使うよ。」
「おぉ!なんだ机が浮いたぞ!」
「……念力?」
「そうだよ。物を触らなくても動かせるものだよ。」
「じゃあ次は、私が言うよ!メインで剣を使って、サブで魔法を使うよ。」
「サブって言っても中級のいろんな属性を使うけどね。」
「それでサブなの?」
「まぁ剣とくらべたら…」
「じゃあ俺が次だな!俺は剣というか近距離戦だな!魔法は使えん!」
「本当に?」
「本当なのよね…センスも0だし勉強も、だからね。」
「そうなのか…」
「まぁいいわ。私は、どっちも同じくらいかしら?2人のサポートをしてたら、こうなったわ。」
「そうなのか。なら、メリは魔法?」
「……そう…近接戦闘は…ほぼ無理」
「まぁ全くできないわけじゃないから、ログよりもサポートは楽だけどね。」
「うるせぇ!」
「ハハッ、仲良いね。」
「まぁ、否定はできないけど。」
「じゃあついでだしこのまま寮を見に行こうか。」
「おっけ!いこーぜ!」
「大きいねー!」
「まぁ先生の話が本当なら、数百人の分のお金を使ってるわけだからね。」
「じゃあ中入ってみるか!」
ドアを開けるとそこには、とても大きな階段があった。
「でっか!何だこれ!」
「本当に大きいね。」
「どっかの部屋見てみよぜ!」
「広すぎだろ!1つの部屋が1つの家くらいあるぜ!」
「なんだか、広すぎて落ち着かないわね。」
「わかるよー!こんなに広くてもね!」
「どこの部屋に住む?」
「正直言ってここを使い切れる気がしないわね。」
「確かにな!半分も余裕で使えないと思うな!」
「どうする?近くの部屋の方がいい?」
「隣の部屋でも遠いけどな!」
「……確かに」
「別に1人1部屋なわけじゃないし何個か部屋を分けて、残った部屋は、何かあったら使うでいいんじゃないかしら?」
「それもそうだね!じゃあ適当に近くの部屋って事でいい?」
「俺はいいよ。」
「俺も」
「私もいいわよ。」
「……同じく」
「じゃあ部屋の並びを決めようよ!」
「3人は、並んでたほうがいい?」
「どっちでもいいけど、まぁ覚えやすいから、そっちがいいかしら。」
「じゃあその感じでよろしく。」
「この部屋の広さなら、ノックが聞こえない気がするな!」
「たしかに!」
「今日の夜何か予定ある奴いるか?」
「特にはないよ。」
「ないよ!」
「ないわね。」
「……ない。」
「じゃあどっかの部屋に集まって話そうぜ!まだ学校始まらないしな!」
「いいね!」
「わかったよ。」
「いいわよ。」
「……いいよ。」
「どの部屋に集まるの?」
「うーんどこでもいいけどなぁ。」
「じゃあ、お兄ちゃんの部屋がいい!」
「俺はいいよ。」
「私もいいわよ。」
「……いいよ。」
「じゃあそうゆう事で夕飯食べたり、って、風呂ってここあるのか?」
「ログ入れられるの?」
「無理!」
「今までどうしてたの?」
「ログの家族や、私がしてたわよ。」
「おぉ、大変だな。」
「まぁさっきもらった資料に書いてあるけどね。」
「あっ!本当じゃん!」
「探す必要無くて良かったわ。」
「飯ってどうなってんの?」
「寮の近くの店で買うか、作るかのどっちからしいね。」
「料理できる人いるのー?」
「私はできるわよ。」
「俺とシルは、ほとんどやった事無いね。」
「じゃあ私だけ?」
「そうなるな!」
「まぁとりあえず今日は、買ってくるって事でいい?」
「いいよ!」
「よし、じゃあ改めて、夕飯とか、お風呂とか入ったら、ソルの部屋に集合な!」
「それはいいけど、お風呂誰が入れるの?多分ここの風呂だと大きいと思うけど。」
「……半分の日は…私が入れる」
「ありがとう。なら、残りの半分は俺が入れるよ。」
「じゃあ今日は、俺が入れておくよ。」
「よろしくね!」




