南方
「それでどうしたんだ?」
「南の例の国についてだね。何か分かった?」
「ある場所で急に採掘が行われてるらしい。」
「いつくらいからか分かる?」
「1年前くらいだろうな。」
「作ってるところは見たの?」
「見てないな。それが出来る諜報部隊を保有して無いからな。」
「そっか。俺が行っても良いけど、行った方が良い?」
「そうだな、頼む。」
「分かったよ。場所は分かってるの?」
「候補はある感じだな。城と後で説明するが、何も無いはずの場所が厳重に警備されてるんだよな。」
「…怪しすぎない?」
「怪しいな。まぁ、罠とかでも大丈夫だろ。」
「そうだね。ただ、施設の破棄とかされたら困るね。」
「確かにそうだな。」
「うーん、交渉も同時にしようかな。」
「交渉か?」
「うん。誰かに俺の名前を使った手紙を渡してもらう感じですると無視は出来ないだろうからね。」
「まぁ、無理だろうな。どんな内容でするんだ?」
「作り方と材料・実物の提供、継続的に材料を渡すことかな。拡大に少し協力する条件でね。」
「どのくらい協力するんだ?」
「そこって海に面してる?」
「あぁ。」
「それなら鯨の半分くらいかな。」
「分かった。誰が行くんだ?」
「うーん、パートム行ってくれる?」
「俺か?まぁ、ある程度安定はしてるから大丈夫だな。」
「それならよろしく。上手くいきそうだったら俺は帝都に居るよ。」
「分かった。地図とってくるぞ。」
「分かったよ。」
「ここだな。」
「分かったよ。近くで待っておくよ。」
「あぁ。」
「あれ?見てなかったんだけど、酒呑んでる?」
「マジか?あー、呑んでた跡があるな。」
「シルは大丈夫だろうけど、他はどうなんだろうね?」
「シイサとセイン様は分からんな。2人は…ソルが分かってるだろう?」
「うん。めちゃくちゃ弱かったね。」
「そこまでなのか?」
「そこまで強く無いものを少し呑んで、少ししたら酔っ払ってたよ。」
「…弱いんだな。」
「そうだね。早すぎて驚いたよ。」
「まぁ、ソルとシルは強そうだしな。」
「多分だけどね。」
「あっ、シトノが寝たね。」
「そうだな。そうなると…やっぱりセンストも酔っ払ってるな。」
「そうだね。他だとシイの顔が少し赤いかな?」
「そうだな。まぁ、今のところはそのくらいみたいだがな。」
「そうだね。セインはまだ何も無いね。」
「みたいだな。シルは…まぁ、そうだよな。」
「うん。」
「シイが呑むのをやめたね。」
「みたいだな。どうしてだろうな?」
「うーん、単純にこれ以上呑んだらやばいから?」
「そうかもな。」
「セイン様が辞めたな。」
「そうだね。……シルはごくごく呑んでるね。」
「…そうだな。」
「ただいま!」
「おかえり。」




