攻撃
「防音。氷塊の豪雨」
（「ほぼ消えたぞ。」）
（「分かったよ。あそこに戦力は集まってる？」）
（「あぁ。あそこにしか無いな。」）
（「分かったよ。魔石も使って攻撃を撃ち込んでいくよ。」）
（「分かった。」）
「破壊の小雷、悪の破壊」
「樹海フンダート、世界樹の枝」
「破壊の小雷、悪の破壊」
「破壊の小雷」
「破壊の小雷」
（「ソル、今ので完全に消えたぞ。」）
（「思ってたよりも耐えてたね。」）
（「まぁ、勢力圏じゃないしな。」）
（「それもそっか。あっ、」）
（「どうしたんだ？」）
（「解放とか生命力を消費するスキルを使う事を忘れてたよ。」）
（「あれで使って無かったのか？」）
（「うん。精霊のスキルで強化が入ってるからね。」）
（「あー、そういえばそうだったな。まぁ、デメリットがあるものを使わなくて良かったな。」）
（「それはそ」）
「ソル〜？」
「ん？シトノ？」
「そうだよ〜 来てみたら椅子で寝てて風邪をひきそうだったから話しかけたんだよ〜」
「そうだったんだね。ありがとね。」
「うん〜」
ドンッドンッ
「ソルっ！っ！シトノっ！」
「先輩、元気ですね。」
「うんっ！」
「セン、どうしたの〜？」
「嬉しいだけだよっ！！」
「そうなの〜？」
「うんっ！！」
「おはよう！」
「シルっ！！」
ギュッ！
「セン？どうしたの？」
ギュー！
「？？」
「シル、ありがとね。」
「どうしたのっ！？そっか！」
ギュッ！
「……ソル、あれはどうしたの〜？」
「……詳しく言うと長いから端的に言えば、久しぶりに会って嬉しいって感じだね。」
「……久しぶり？」
「……うん。特に先輩はね。」
「……そうなんだね〜」
「……うん。」
（「パートム、敵はどうなってるの？」）
（「ソルか。よく分からんが消えてるんだよな。」）
（「うーん、他の人に居たって記憶はあるの？」）
（「無いんだよな。」）
（「それなら、過去に戻すものでの消費とかリスクとかその辺りかな？」）
（「まぁ、過去に簡単に戻せるはずも無いか。」）
（「うん。誰か1人の時間を止めるのにも制限が大分あるのに、世界の時間を数年も戻すとなるとね？」）
（「そうだな。それも、自分よりも強い相手を複数まとめて戻してるしな。」）
（「うん。逆に消える程度の消費で発動出来る事が驚きだよ。」）
（「確かにな。まぁ、とりあえず調査はするし、その時に何か見つかるかもな。」）
（「そうだね。期待は出来ないけどね？」）
（「そうだな。それと、シルは居るよな？」）
（「大丈夫だよ。目の前で先輩と抱き合ってるよ。」）
（「ん？シルも覚えてるのか？」）
（「簡単に思い出したよ。」）
（「マジか。まぁ、良いか。」）
（「うん。それと、パートムって忙しい？」）
（「忙しく無いな。過去に戻った時間と同じみたいで西の処理も終わってるからな。」）
（「それなら、あの空間使える？」）
（「あぁ。」）
「シトノって用事ある？」
「無いよ〜」
「ついて来てもらえる？」
「いいよ〜」
「ありがとね。」
（「それじゃあ4人で行くよ。」）
（「4人？シトノか？」）
（「うん。」）
（「分かった。」）
「シル、ありがとね。」
「うんっ！！それと、アイツらはどうなってるの？」
「消えてるみたいだよ。多分だけど、リスクとか消費だと思うよ。」
「そっか！！お兄ちゃんが倒したの？」
「そうだね。見えてなかったから確実では無いけどね。」
「あれで見えてたら怖いよ！！」
「流石にあれは見えませんよ。」
「だよね！」
「はい。」
「パートム！おはよう！」
「あぁ。おはよう。」
「樹海、森城。入りましょうか。」
「うん！」
「シルは完全に思い出したのか？」
「うんっ！」
「そうか。ありがとな。」
「私がしたかっただけだよ！」
「そうか。」
「うん！！」
「シトノ、ごめんね。」
「怖いんだけど…何が〜？」
「実際は分からないけど、シトノを殺してるかもしれないからね。」
「……前に無かった〜？」
「…うーん、現実なんだよね。」
「？生きてるよ〜？」
「そうなんだけど、簡単に言うと別の世界の話だね。少し違うけどね。」
「覚えてないからなんでもいいよ〜」
「ありがとね。」
「うん〜 みんなは覚えてるの〜？」
「そうだね。」
「あれ？センとシルが久しぶりなんだよね〜？でも記憶はあるの〜？」
「それ、」
「私が死んだからだねっ！」
「え？シルが？死んでも死ななそうだけど……」
「そこまで？」
「そうだよ〜」
「ボクもそう思うよ！」
「……まぁ、いいや！それで久しぶりって事だね！」
「そうだったんだね〜」
「うん！」
