感想
「ただいま。」
「おかえり!」
「今日どうでしたか?」
「うーん、ボクは2人ほど変わってないから特に何も無かったよ!」
「私は剣を使えなかったけど、水槍ならある程度威力はあるからね!大丈夫だよ!1番影響があるのはお兄ちゃんだと思うよ!」
「まぁ、土棘の威力が低すぎるのと、まとめるのが出来ないのが面倒だね。」
「仕方ないね!」
「それはそうですね。面倒なだけですしね。問題は無いですね。」
「そっか!」
「はい。そういえば、ここで人間以外見ましたか?」
「うーん、見てないね!」
「そうなんですか。うーん、元々いた種族はどうなってるんですかね?」
「ここってどのくらい前に取ったの?」
「えーと、何十年も前ですね。」
「それなら、西に連れて行ったとかなんじゃないかな?」
「まぁ、そうかもですね。何の種族か分からないので予想も難しいですね。」
「そうだね!」
「はい。」
「今日の感想なら、ザレシエの攻撃は驚いたね!」
「あー、あれは確かにそうですね。あれ、先輩よりも大きく無かったですか?」
「うーん、シルはどう思う?」
「少しだけハンマーが大きかったと思うよ!」
「先輩、潰れそうですね?」
「2人も!……潰れなさそうだねっ!!!」
「そうかな?」
「そうだよ!!シルは良く分からない何かで斬りそうだからね!ソルは……効くの?」
「……さぁ?多分、今もいろいろ上がってますからね。それに一時的に上げるものもありますしね。」
「……素手で粉砕出来そうだねっ!!」
「……まぁ、普通の鉄ならそうなりそうですね。」
「……シルは当たったら無事じゃないよね?」
「うーん、当たればね!」
「……当たらないんだね!!」
「そうだね!」
「先輩、そのローブどうですか?」
「……ぶっ飛んでるねっ!!!」
「そうですか?」
「うんっ!!」
「あっ!」
「えっ?!どうしたの?!」
「これ見えますよね?」
「うん。見えるね?」
「これは魔力を貯めたり引き出したり出来る物なんですよね。今使わないので入れておこうと思っただけですね。」
「どのくらい貯まるの?」
「大量ですよ。どのくらいだと思いますか?」
「うーん、ソルが大量って言うんだよね?」
「そうですね。」
「なら、1000万くらいかな?」
「それで良いですか?」
「えっ?なら、2000万で良いよ!」
「シルはどう思うかな?」
「私はうーん、5000万かな!」
「分かったよ。答えはシルの答えの2倍ですね。」
「………1億?」
「そうですね。大量ですよね?」
「……大量だね。どこから見つけて来たの?」
「サースライナー公爵領らしいですよ。パートムから受け取りました。」
「……パートム閣下も持て余してたんだろうね。」
「そうでしょうね。ちなみに今は50万貯まってるみたいですね。」
「……ボクからしたらやばいけど、ソルからしたらそこまでなんだろうね。」
「うーん、やばくないとは言いませんよ?使うか分かりませんけどね。」
「……使う事あるのかな?」
「うーん、MPをそこまで使わないですからね。超級を1000回とかなら足らないと思いますよ。なのでその場合くらいですかね?」
「……それは周りが大変な事になるよね?」
「だと思いますね。今だと、風の超級1発でこの街なら、最低半壊すると思いますね。」
「……それを何百回も使えるんだよね?」
「はい。」
「……」
「まぁ、消費で言えば大量に召喚した方が良いですよ?」
「…そうだったね!!」
「はい。」
「そういえば、絵は描かないの?」
「あー、描きましょうか。忘れてましたね。」
「じゃあ、私も描くね!」
「うん!」
「先輩は、これから先この街はどうなると思いますか?」
「うーん、戦いに巻き込まれるかによって変わりそうだよね。」
「そうですね。なら、巻き込まれないと仮定して考えてみてください。」
「それなら、今はせいぜい3階建までがほとんどだけど、もっと高いのが多くなるんじゃないかな?」
「どうしてそう思ったんですか?」
「うーん、技術が発展するとそうなりそうだから?」
「ここら辺の国は表立って技術開発はしてないみたいですよ?」
「そうなの?なら、横に広がるかもね!」
「横ですか?」
「うん!横に広げるのは出来ると思うからね!まぁ、平和なら、だけどね。」
「そうですね。あの壁の外に作るとなると、平和じゃないと人が来ないでしょうね。無理矢理住ませたとしても、反乱が起きるかもしれませんね。」
「反乱かぁ、起きたらどうなるんだろうね?」
「そうですね、国はなぜか戦力を確保しようとしてないんですよね。なので、もしかしたら民衆の支配するところができるかもですね。」
「それは続くの?」
「無理でしょうね。周りの国はそんな風潮が広がるのを恐れて潰そうとするでしょうね。」
「…だよね。」
「ただ、簡単には滅ぼせないかもしれませんね?」
「どうして?」
「そんな隙を晒すと、エルフや帝国が攻めてくるかもしれませんしね。」
「帝国って、」
「まぁ、俺としては、そんな国もあった方が面白そうに思うんですよね。」
「そんな考えで良いの?」
「まぁ、何かあれば潰せますからね?」
「それはそうかもね。そんな感じの工作するの?」
「うーん、人材がいれば考えますね。ただ、今の状況も他では見られない事なので分からないですね。南の方でそんな国を作るかもしれませんね。」
「そっか。帝国は変えるつもりはあるの?」
「俺の代では無いですね。次からは分からないですね。」
「止めないの?」
「俺は止めるつもりは無いですね。もしも民衆が支配したとしたら、そんな国で過ごすだけですよ。」
「西側諸国に支配させる気はあるの?」
「それは無いですね。最低でも大陸の東に入れさせるつもりは無いですね。」
「そうなんだね?」
「はい。民衆の国が統一するのなら良いですが、1つの宗教が統一してもつまらないですからね。」
「帝国が統一は無いの?」
「うーん、無いとは言えませんね。ただ、種族を滅ぼすつもりはほぼ無いですね。」
「そうなの?」
「はい。いろいろな種族が居た方が未来が楽しそうじゃないですか?もしも帝国が統一したら、種族での権利は平等にするつもりですよ。」
「未来かぁ、」
「どうしました?」
「どうなるんだろうね?」
「うーん、もしも順調にいけば、あの空間とか遠距離通信の道具とかが普通に使われそうですね。あの空間が完全な娯楽に使われるようになるかもですね。」
「そうだね!娯楽も増えそうだね!」
「そうですね。何がありそうですかね?」
「ボクは気軽に出来るものとかが出来そうに思うね!」
「気軽ですか。どんなものですかね?」
「うーん、適当だけど、今2人が描いてる絵とかも簡単に保管出来たりするかもね?」
「それが出来れば嬉しいですね。個人的には、いろいろな人がいろいろな事をしてるのを見たいですね。」
「いろいろな事?」
「はい。例えば、あの空間で遊んだり、いろんなところを旅したり、現実の世界で楽しく遊んでいるところだったりですね。」
「それは楽しそうだね!ソルは見るだけなのかな?」
「どうなんでしょうね?どっちも面白そうですよね。」
「確かにね!」




