抽出と話し合い
とりあえず抽出を試してみよう。
(その前に一旦全部倉庫にしまっておこう。)
(じゃあまずは、使い道がなさそうな鋭さの上昇が付いている大剣にしてみようかな。)
抽出するとその場に緑色の立方体と、大剣があった。
(鑑定台を出して、鑑定してみよう。まずは、大剣を確認しよう。)
大剣
大きな剣
力が無いと持ち上げることもできない。
(普通の大剣になってるね。じゃあ立方体の方はどうかな。)
効果の塊
鋭さ向上の効果が凝縮された塊
このままだと何もできない。
(これなら、合成を使えば他のと合わせられそうだね。じゃあさっきでた剣も抽出しよう。)
抽出すると、そこには剣と緑の立方体があった。
鑑定するとそこには、
効果の塊
耐久性向上の効果が凝縮された塊
このままだと何もできない。
と、でた。
(ちゃんとできたね。じゃあこの塊同士を合成すると、どうなるかな。)
2つの塊を合成すると、そこには、1つだけ緑の立方体があった。
とりあえず鑑定してみると、
効果の塊
鋭さと耐久性の向上の効果が凝縮された塊
このままだと何もできない。
と、でて合わせることができた。
(じゃあ剣と大剣をしまってから、さっきでた、短剣を取り出すして塊と合成てと。さて立方体はないけど、どうかな?)
短剣
鋭さと耐久性の向上が付与されている。
(よーしちゃんとなってるね。じゃあさっきの杖の効果を1つの杖にまとめようかな。)
杖
魔法を使うときMPの消費が減り、安定性と威力が向上する。
(ちょっと大きくて使いにくそうだな。まぁしょうがないか。あとは、ポーションでも抽出をしてみるかな。)
赤のポーションを抽出すると、そこに透明な液体の入ったガラス瓶と、赤い塊があった。鑑定してみた。
液体入りのガラス瓶
特に効果のない液体の入ったガラス瓶
液体は、様々なものが溶けている
治癒効果の塊
治癒効果が塊になったもの。
使用すると大幅に体の再生能力を上昇させる。
怪我が酷いと直せない。
(ガラス瓶はいいとして、塊は、1つのポーションからなのにこうなったんだね。ただこれも出来る限り人に隠した方が良さそうだな。もし、知ってる人がいたら、スキルの存在がバレるかもしれない。貴重なものは隠しておくべきだしね。)
(とはいえ何かあった時用に少しは、いいものをもっておくべきかな。でも俺よりもシルが使うのに便利だろうなぁ。まぁシルにガチャのことを話すことになったら、一緒に言えばいいか。)
全部片付けて今日はもう少ししたら、休むこととしようかな。
次の日の朝、部屋でシルと話していた。
「もう1泊ここでしてもいい?」
「別に大丈夫だよ〜でも何かあったの?
」
「まぁあったには、あったけど、1つ聞きたい事があるんだけどさ。隠してるスキルがあるんだけどね、シルは知りたい?ただ、特別な魔法で契約を結ぶ必要があるんだけど。」
「お兄ちゃんにとっては、どっちの方がいいの?」
「それは、教えて契約する方が動きやすくなるね。後、契約は、この紙に書いてあることだからね。」
「えーと、まとめたら、これから話すことを他の人に伝えることができない。伝えようとしたら、体が動かなくなる。って事でいいの?」
「そうだよ。前から、どうしようかな考えてたんだけど、昨日あることがあってどうしたいか、シルに聞こうと思ったんだよ。」
「私は、このくらいの契約でお兄ちゃんが動きやすくなるなら、教えてほしいかな!」
「ありがとう。助かるよ。」
(話したらダメなのは、魂の事とそれに関する事くらいかな。それ以外は、別にいいかな。)
「じゃあまずは、空間魔法ってあるよね。」
「うん?あるよね!」
「それが、後天的に手に入れたって言ったら驚く?」
「それはびっくりするよ!前に初めから持ってたって、お父さんと話してたよね?」
「そうだね。空間魔法は、言ってもいいことだったけど、これの入手方法が問題なんだけどね。」
「それが今回の話なの?」
「そうだよ。本当に初めからあったのは、ガチャってスキルなんだよ。」
「ガチャ?」
「そうだよ。ガチャ。それの効果は、とあるものを消費して、物やスキル、魔法を手に入れることができるんだよ。」
「それは、簡単に言うわけにはいかないね、それが広がると、絶対に大騒ぎになるね。話さない理由は分かったけど、あるものって?」
「少し聞きたいんだけど、シルって今レベルいくつなの?」
「レベル?13だけど、どうしたの?」
「生命力だと思うよ。ただレベルは一緒だから、レベルを上げるのに使ってる生命力を使ってるかじゃなくて、それとは別のとこから、生命力をとってるとおもうよ。」
「それなら、レベルの成長もおそくならないね!それとなんで今、話そうと思ったの?」
「ここまでの時間でたくさん戦ったよね?」
「うん!」
「それによって、生命力が貯まったんだよね。それでその時のガチャで契約魔法を入手できたんだ。」
「それがさっきの契約に使った魔法なんだね。部屋を分けたのって、ガチャを使うため?」
「そうだよ。どうしても時間が少しかかるからね。」
「そうだったんだね。」
「これは、スキルの効果なんだけど、ポーションの回復の効果を凝縮した物なんだよね。」
と言いながら、ポーションの塊を3つ取り出して机に置いた。
「ポーションより小さくて、効果も高いから便利だけど、珍しいスキルを使ってると気づかれるかもしれないから、気をつけて使って欲しい。スキルを使ったらできたのは、いいけど空間魔法があるから、そこまで変わらないんだよね。」
「わかったよ!緊急時に使うようにするよ。」
「うん、そうしてくれればありがたいよ。でもこれは、バレたらばれたでしょうがないってくらいのだから、何かあったら、躊躇わないでね。後、傷によっては、やっぱり直せないから気をつけてね。」
「わかった!」
「とりあえず今話すことは、このくらいかな?何か聞きたいことある?」
「そういえば前に、湖に行って戦った時の包丁ってガチャから出たの?」
「そうだけどよく覚えてるね。自分でも忘れてたよ。」
「なんだか記憶あったんだよね〜」
「凄いね。」
「そのくらいかな!」
「オッケー。まぁまだ言えてないことはあるから、使うときに話すよ。」
「わかったー!」
「そういえば、契約は2人の合意のみで変更や破棄できるからね。」
「おっけー!変えることがあるか分からないけどね!」
「そうだね〜まぁ今の所は、無いしなぁ。」
「そういえばちょっと今使ってる短剣を貸してもらってもいい?」
「いいけど、どうしたの?」
「合成ってスキルも、持ってるんだけど物と物を合成することで数が減って質が上がるんだよ。ガチャで出た短剣があるから、合成しようかと思ってね。俺よりもシルの方が使うしね。」
「じゃあ見てていいの?」
「いいよ〜。」
短剣を倉庫から出して、シルから借りた短剣を合成する。
そして鑑定してみると、
短剣+
通常より少し全体的に性能高い短剣
「おぉー!1つになった!使うのが楽しみだよー!」
「何か問題があったら言ってね。」
そして、これからなどについて、シルと話したりして夜まで過ごした。
(とりあえずこれから、シルから隠れてガチャとかを使えるようになったな。気持ち的に楽になるね。ただ他の人には、変わらず隠していかないとな。)
(それとポーションをたくさん集めて、合成して、抽出したら、どうなるのか確認しておきたいな。もしかしたら、すぐに、回復したり、どんな怪我でも回復させることが可能になるかもしれないね。)
(これから、少しずつ買って集めていこうかな。怪しまれない程度に。)




