これからの事
「そういえば、先輩って卒業した後って何かしたい事あるんですか?」
「うーん、特に無いね!」
「そうなんですね。」
「うん!2人はどうするの?」
「うーん、正直学校に居る意味が無いんですよね。」
「そうだね!」
「そうなの?」
「はい。初めの目的は特権ですが、要らないですよね?」
「そうだね!」
「この学校に行く目的って勉強と強くなる事ですよね?」
「まぁ、そんな感じだね!」
「それで、その2つがあると思いますか?」
「…無いかもね!」
「まぁ、全く無いとは言わないですが、ほぼ無いんですよね。」
「確かにね!」
「なので、2年が終わるタイミングで辞めようと思ってますね。」
「シルも?」
「うん!」
「俺達は西の方にでも行こうと思ってるんですが、先輩もどうですか?」
「西って敵だよね?」
「まぁ、そうですね。」
「そっか!」
「はい。それでどうします?急いで決めなくても大丈夫ですよ。」
「行くよっ!」
「分かりました。」
「楽しみだねっ!」
「うんっ!」
「帰ったわよ。」
「おー、久しぶり!」
「そうね。久しぶりね。」
「みんなどうだった?」
「いろいろあったわね。」
「……うん。」
「まぁ、そうだろうね。俺達もいろいろあったしね。」
「そうなのね。」
「うん。まぁ、みんな元気そうで良かったよ。」
「それはお互い様ね。」
「そうだね。」
「ソル、伝えなくて良いの?」
「あー、そうですね。俺とシルは2年が終わるタイミングで学校を辞める事にしたよ。」
「……何かあったの?」
「いや、何かあったわけでは無いよ。ただ、学校にいてもって感じになったからね。」
「……それはそう……かもね。」
「うん。強さは正直充分だし、勉強も学校である必要が無いんだよね。」
「……確かにね。」
「うん。急に悪いね。」
「別に良いわよ。2人の選択だしね。」
「そうだな!」
「……うん。」
「ありがとね。」
「2人?3人?はどう過ごすの?」
「3人だね。西の方に行くよ。」
「……大丈夫?」
「大丈夫だよ。最悪の場合は……まぁ、対処できるからね。」
「……そっか。」
「うん。」
「ここの獣人はどうするの?」
「うーん、獣人の街に行かせようかなって考えてるよ。」
「あー、使ってないのね。」
「所詮余ったから貰っただけのものだからね。」
「そうだったわね。」
「うん。」
「西側に何を目的に行くの?」
「観光だよ。予定ではね?」
「……変わりそう。」
「まぁ、俺もそう思ってるよ。」
「ソルが変わらないわけないよねっ!!」
「…水球」
「風壁!」
「水落」
「風城!」
「水落 フンダート」
パチャッン!
「……ソル、本気過ぎない?」
「まぁ、仕方ないですね。」
「そうかなぁ?」
「そうですよ。だよね、みんな?」
「うんっ!」
「……仕方ない。」
「今はシイは居ないよ!サン、ログ!」
「 発動。サン?仕方ないと思うよね?」
「……そうね。」
「ログはどう?」
「……そうだな。」
「らしいですよ?先輩。」
「脅してるよねっ!!」
「そんな事ないですよ?」
「あるよっ!」
「発動。無いですよね?先輩?」
「……っ!あるっ!」
「本当か?本当に脅していると思っているのか?」
「……」
「どうなのだ?」
「……無いよ」
「そうですよね。良かったです。」
「………」
「どうしました?先輩?」
「…なんでも無いよっ!!」
「そうですか?なら良いですよ。」
「うんっ!!」
「……セン大変そうね。」
「……そうだな。」
「……そうかな?」
「……そうよ。」
「……???」
「……分かってるわよね?」
「……まぁ。」
「あっ!」
「どうしたの?」
「入学式の挨拶ソルしないじゃん!」
「あー、そうですね。でも多分普通に終わりでしたよ?」
「そうかなぁ?」
「そうですよ。」
「先輩、卒業おめでとうございます。」
「ありがとね!まぁ、ソルは同じタイミングで辞めるんだけどねっ!」
「それはそれですよ。」
「そっか!」
「はい。卒業式どうでした?」
「うーん、暇だったねっ!!」
「まぁ、そうなりそうだなぁとは思ってました。」
「ボクも思ってたよ!違って欲しかったねっ!」
「そんなものですよ。」
「そうだね!!後は、パートム閣下が来てたよ!」
「わざわざ、閣下って付ける必要ありますかね?」
「あるね!」
「そうなんですね。」
「うんっ!!」
「それでどんな事言ってました?」
「特に変な事は言ってなかったよ。」
「まぁ、そうでしょうね。」
「うん!」
「みんな、またね。」
「えぇ。またそのうち会いましょうね。」
「そうだな!」
「……うん……またね。」
「じゃあ、行ってくるね!」
「またね〜!」




