帰りの準備
「おはよう!」
「おはようございます。」
「先輩、草壁使ってもらえますか?」
「良いよ!草壁!」
「ありがとうございます。」
「何をするの?」
「氷槍何回で壊せるのか気になったのでそれをするだけですよ。」
「そうなんだね!」
「はい。氷槍。どうですか?」
「5割削られてる……」
「氷槍」
ガンッ
「おー、貫通しましたね。」
「仮にも3つからの派生なはずなのに…」
「まぁ、仕方ないですよ。」
「そっかぁ!」
「はい。」
「ここに来て3週間と少し経ったね!」
「そうですね。一旦街に戻りましょうか。」
「分かったよ!」
「ソルって最後の方戦った?」
「戦ってないですね。」
「そうだよね!」
「はい。」
「見えて来たね!」
「ですね。」
「部屋借りられる?」
「5部屋でいいよな?」
「そうだね。」
「ほらよ。」
「ありがと。あー、それと話せる?」
「聞いてくる。」
「よろしく。みんなは部屋に行って良いよ。」
「分かったよ!」
「大丈夫らしいぞ。」
「分かったよ。同じ部屋だよね?」
「そうだな。」
「分かったよ。」
ガチャッ
「今どんな感じ?」
「人はもう集まっていて、王都に向かってるか着いた感じだな。」
「早くない?」
「北の方で何かあったみたいだな。詳しくないがな。」
「そうなんだね。それでいつくらいに、えーと、抗議?するの?」
「1ヶ月後だな。」
「分かったよ。じゃあ俺も戻ろうかな。」
「戻る?」
「あー、言ってなかったね。俺達は帝都の学生だよ。」
「学生か。」
「どうしたの?」
「いや、学生の強さじゃないと思っただけだ。」
「そっか。まぁ、俺の役割は戦力なんだよね?」
「あぁ。」
「分かったよ。じゃあ、明日くらいに出ようかな。」
「分かった。」
「ただいま。」
「おかえり!」
「おやすみ。」
「おやすみ!」
「おはよう。」
「おはようございます。」
「シイはおやすみ。」
「おやすみなさい。」
「じゃあ、出発しますか。」
「うん!」
「…暇ですね。」
「まぁ、道だからね!」
「それは分かってるんですけどね。」
(「パートム、今から戻るね。」)
(「早くないか?」)
(「サースライナー公爵の事で反乱の前提に平和的に抗議してるのを王家側が潰した方がやりやすいみたいだからね。」)
(「そうか。」)
(「うん。ただ、サースライナー公爵家が俺が陛下ってのを分かってないと思えないんだよね。」)
(「まぁ、そうだな。あるとしたら通達出来てないとかそれで良いって考えとかになりそうだな。」)
(「まぁ、確かに反乱は起こさせる気ではあるけど、サースライナー公爵家に負けるような戦力じゃないよね。」)
(「そうなんだよな。そのくらい分かりそうなんだがな。」)
(「うーん、本当に交渉に引きずり出そうとしてるのかな?」)
(「ソルは交渉する気あるのか?」)
(「まぁ、正直場合によるよ。どうでも良いものなら考えるね。まぁ、基本的に交渉はしてもそれだけだろうけどね。」)
(「まぁ、そんなものだよな。」)
(「うん。一か八かでして来てるって可能性もあるとは思うけどね。」)
(「あー、ホーペンス公爵家を潰したからな。」)
(「まぁ、タイミング的にあるとしてもハトジケ公爵だと思うけどね。」)
(「そうか。まぁ、潰すんだろ?」)
(「そうだね。」)
(「なら、普通に対応すれば良いだろうな。戦力で圧倒してるこっちが変なことをする必要は無いからな。」)
(「それもそうだね。確実な味方は誰が居るの?」)
(「俺はシンカフと近衛の3割くらいだな。ソルは多いだろ?」)
(「そうだね。鬼と吸血鬼とザフキス公爵あとはシイとかが強いね。」)
(「シルはどうなんだ?」)
(「敵にはならないと思うけど、味方って断言は難しいかな。」)
(「まぁ、それなら良いか。」)
(「うん。パートムは今どこに居るの?」)
(「今は、ザフキス地方とえーと、ゲルンブルクだよな?」)
(「だったはずだね。正直使わないよね?」)
(「そうだな。まぁ、これから増えるだろ。多分な。」)
(「そうだね。」)
(「その2つの境目くらいだな。」)
(「そこかぁ、何で移動してるの?」)
(「馬車だな。」)
(「それならどこかで追いついて来るね。」)
(「あそこの街ならそうなるな。」)
(「うん。それと公爵と侯爵とセインの妹はどんな感じ?」)
(「大人しいぞ。まぁ、俺が居るからってのもあるだろうがな。」)
(「それはそうだね。まぁ、追いつきそうだったらまた連絡してね。」)
(「あぁ。」)




