街の中
「2人で話してもらって良い?」
「うん!」
(「パートム、予定が変わったよ。」)
(「どうしたんだ?」)
(「詳しくはまた今度話すけど、とりあえずサースライナー公爵家を潰す事になったよ。」)
(「そうなのか。いつなんだ?」)
(「しばらくは何もしないよ。あっちが反乱を起こして、交渉のテーブルに俺を着かせようとしてるみたいだからね。それを潰して一掃したいね。」)
(「とりあえず、今は何もしなくて良いんだな?」)
(「うん。あー、それと技術ってどうなってるの?」)
(「護衛の方は出来たぞ。ただ、公爵の方は精密過ぎてな、劣化版ならその内と言っても10年とかだが、出来そうだな。」)
(「そっか。早いね。」)
(「あぁ。」)
(「量産はどう?」)
(「護衛の方はもう1年もすれば、1日5個くらいはいけるだろうな。今は急いでも2個だな。」)
(「そっか。まぁ、ホアツは開発に集中させてね。」)
(「分かった。生産は良いか?」)
(「多少あったところでだからね。」)
(「それはそうだな。分かった、ただ何か注力させたいものはあるか?」)
(「まだ無理だろうけど、出来る限り早くに航空兵器は作りたいね。」)
(「空か?」)
(「うん。空の戦力が少ないからね。まぁ、ドラゴンは居るけどね。」)
(「そうだな。陸と海に比べると少ないな。ただ、どこかに現物でもあれば良いんだがな。そうじゃないと100年、まぁ生きてる内にはキツイぞ?」)
(「そうだね。あるとしたら、海とかかな?」)
(「分からんが、この大陸には期待出来んだろうな。」)
(「だよね。うーん鯨に探すように言ってもらえる?」)
(「分かった。見つかるか分からんが、とりあえず伝えておく。」)
(「よろしくね。」)
(「あぁ。」)
「おやすみ。」
「おやすみ!」
「おはよう、シイ。」
「おはようございます。」
「おやすみね。」
「はい。おやすみなさい。」
「おはよう!」
「おはようございます。」
「皆さん、予定が変わりました。」
「予定が?」
「はい。ここから南に行く事になりました。」
「どうしたの?」
「状況が予定と変わったんですよ。なので、近くで戦おうと思いまして。」
「近くってここからどのくらいなの?」
「多分、1週間はかからないと思いますよ。」
「そうなんだね!」
「はい。」
「まぁ、数日は予定通りここに居ますよ。」
「何をするの?」
「自由にしてください。ただ、1人では出ない方が良いですよ。」
「そうだね!」
「俺は出ますけどね?」
「…ソルは問題無いからねっ!!」
「そうですよ。なので、街に出て来ますね。」
「うん!」
(ん?人が近づいて来てるね。何となく怪しいね。警戒はしておこうかな。)
ドンッ
「悪い、ボーとしてたんだ。」
「大丈夫ですよ。」
「ありがとな。」
「はい。…何も盗られてませんからね?」
「っ!」
「じゃあ、さよなら。」
(ただの盗みだったね。まぁ、一応表だからね。そんなものかな。)
「ただいま戻りました。」
「おかえり!何かあった?」
「まぁ、一応ありましたね。」
「何があったの?」
「ただの盗みですよ。」
「そっか!」
「はい。明日は裏の方に行くつもりなので、変わりそうですね。」
「そうなんだね!」
「はい。」
「じゃあ、行って来ます。」
「うん!気をつけてね!」
「はい。先輩達もお気をつけてくださいね。」
「うん!」
(そろそろ裏通りだね。人が居たら気をつけないとね。一応。)
(ん?女の子が逃げて来てる感じかな?歳は、多分俺とそこまで変わらないかな?うーん、まぁ良いかな。何かあれば処理すれば良いだけだしね。)
「えっ?!逃げてください!」
「どうしたの?」
「急いでください!」
「何で?」
「追って来てるからです!」
「君を?」
「今は、そうなだけです!誰でも良いんですよ!」
「そうなんだね。まぁ、君は逃げても良いよ?」
「それは無理です!私が巻き込んだようなものなのに!」
「俺からこの道に来たんだから俺の責任だよ?」
「私がここに逃げたからです!なので逃げてください!」
「うーん、無理みたいだよ?」
「え?」
「そうだな。もう逃げられないぞ。」
「っ!逃げてください!」
「まぁ、1人なら逃げても良いぞ。」
「そっか。じゃあね。」
「はい!」
「念力。氷壁」
「えっ?!なんでっ?!」
「別に君を指定してないからね。だよね?」
「そうだな。1人としか言ってないな。」
「だからだよ?」
「そんな…」
「それでどんな用事なの?」
「ただの誘拐だ。」
「そっか。俺に勝てるの?」
「あのくらいなら余裕だ。」
「そっか。まぁ、武器持って無いしね。」
「そうだ。」
「じゃあね。」
ダンッ
シュッ
バァン
「別に武器はいらないけどね。解除。」
ドンッ
「大丈夫?」
「はっ、はい。ありがとうございます。」
「大丈夫だよ。それでなんでこんなところに居るの?」
「迷ったんです。」
「この街で生まれたんじゃないの?」
「…違います。」
「どこなの?」
「この国の南西の方です。」
「なんでこんな危ない街に居るの?」
「…私は伯爵家で産まれました。」
「…その家は?」
「…他の人はみんな…」
「…そっか。いつの話なの?」
「2ヶ月くらい前です。」
「どこにやられたの?」
「西の公爵の配下です。それまでは中央に大きなところがあったんですが、その脅威が無くなった事によって…」
「これからどうするの?」
「……」
「王家は何も言って来ないの?」
「分からないです。」
「まぁ、公爵家を優先してもおかしくないと言うか、優先するだろうからね。」
「……」
「君に力って無いよね?」
「…はい。」
「それなら1つ提案があるんだけど、王家に訴えていかない?」
「訴えるですか?」
「うん。今はそんな人が多くてね。集まってるんだよね。それで俺は繋がりがあるから紹介出来ると思うよ?どうする?」
「…お願いします。」
「分かったよ。なら、ついて来てもらえる?」
「はい。」




