街
数万字抜けてました。すみません。
「じゃあ行きますか。」
「そうだね!」
「今日は街に行けたら良いですね。」
「街?」
「街ですよ。そろそろあるんですよ。」
「そうなんだね!」
「はい。ただ、治安が悪いみたいですよ。」
「悪いってどのくらいなの?」
「そうですね、帝都の大通りと裏道を足して2で割ったくらいらしいですよ。」
「…大通りで?」
「らしいですね。裏道は、はい。少なくとも1人で行くのはオススメしませんよ。」
「行かないよっ!!」
「そうなんですか?」
「どうして疑問形なの?」
「俺は行こうと思ってるからですね。」
「……まぁ、ソルがどうこうなるのは無いだろうけど…」
「そうですね。それと、ここは数日いる予定ですね。」
「そうなの?」
「はい。流石に疲れが溜まってると思うので。」
「私は元気だよ!」
「…シル以外は溜まってると思うので。」
「…シルは良いとして、ソルも溜まってるの?」
「……どうでしょうね?」
「絶対大丈夫だよねっ!!」
「まぁ、暇なのはあれでしたけど体力は大丈夫ですね。」
「そっか!」
「はい。ただ、何か起きそうな気がしてるんですよね。」
「…怖いよっ!」
「まぁ、たぶん大丈夫ですよ。たぶん。」
「何で2回言ったのっ!!もっと怖いよっ!!」
「怖がらせたくて言いました。」
「……怖がるのはホトサポの仕事だよっ!!」
「え?急に私に来ましたね。」
「そうなんですか?」
「違いますよ。センの仕事ですよ。」
「レイトさんはどう思いますか?」
「僕はうーん、どちらなんでしょう?」
「レイトでこれなんだよっ!ホトサポだよ!」
「そうなんですか?」
「うんっ!」
「違います!」
「先輩、前から見るからに怪しい集団が来てますよ?」
「え?鳥!えーと、……怪しいすぎない?逆に違う気がして来るんだけど……」
「そう見えますよね。俺も少し迷いました。というよりも今も少し分からないです。」
「うん。あれは、どうなんだろ?」
「まぁ、近づけば分かりますよ。」
「そうだね!」
「風城。普通に賊でしたね。」
「みたいだね!あそこまであからさまで良く無事だね!」
「そうですね。街の方から来たんですよね。」
「街からかぁ。」
「はい。氷槍 ツヴァイツィヒ。もしかしたら、聞いてた話よりも治安が悪化してるかも知れませんね。」
「そっかぁ。まぁ、行ってみないと分からないね!」
「そうですね。」
「壁高いね!」
「ですね。」
「人が並んでますね。」
「だね!時間かかりそうだね!」
「まぁ、仕方ないので並びますか。」
「うん!」
「次は11人か?」
「そうですね。」
「どうしてここに来たんだ?」
「学校の授業?で遠くに行くんですがその途中ですね。」
「どこの学校だ?」
「帝都ですよ。」
「帝都…あぁ王都が変わったんだったな。」
「はい。」
「この街には武器を持って入れないがどうする?」
「武器ですか?どうしてなんですか?」
「王家からの指示だとから何とかだな。俺には良く分からん。」
「王家ですか、武器ってどうすれば良いですか?」
「預かるのは出来るぞ。」
「武器ってどこまでですか?」
「基本的に全てだな。」
「皆さんどうしますか?」
「ソルは?」
「俺は大丈夫ですよ?」
「そっか!うーん、ボクも大丈夫かな?」
「基本的に大丈夫だと思いますよ?」
「うん!」
「私も大丈夫だよ!」
「そうだね!」
「すみません、この街の周囲って危ないですか?」
「そうだな。」
「なら、皆さんで入りませんか?」
「分かりました。」
「はい。」
「良いわよ。」
「じゃあ、武器を渡しますね。発動、しっかりと保管してくださいね?何かあれば……」
「……っ!」
「まぁ、ちゃんと保管してもらえるなら何もありませんよ。」
「ソルは保管されると思ってるの?」
「いえ?全く。」
「だよね?あの脅し意味あるの?」
「少しはあるかもしれませんからね?それに、何かするなら先に宣言してた方が良くないですか?」
「まぁ、そうだね!」
「じゃあ、宿探しますか。」
「あるのかな?安全なところ。」
「さぁ?場合によっては安全にするんですよ?」
「……どうやって?」
「誰も居なければ安全ですよ?」
「……それは罪なんじゃないの?」
「そうですね。でも、相手から襲って来たなら変わりますよね?」
「……そうだね。」
「それに…死体がこの世界から消えてたら、罪になりませんよ?」
「……」
「まぁ、安全なら問題無いですよ。」
「……そうだね!」
「ごめん、シル、誰かに場所聞いてもらえない?」
「いいよ!」
「流石にボクじゃないんだね!」
「したかったですか?それはすみません。次は、」
「要らないよっ!!」
「そうですか?」
「そうだよ!!」
「まぁ、真面目な話だと、流石にしませんよ。シルならまぁ、大丈夫ですよ。」
「それは確かにね!」




