名前と話
「ソル、これからどうする?」
「そうだね、3日開けるよ。休んでもらいたいからね。」
「そうか。伝えておくぞ?」
「お願い。」
「あぁ。」
「ソル、来たか。」
「うん。2人は?」
「大丈夫そうだ。セイン様も回復してるな。」
「なら良かったよ。」
「そうだな。行くのか?」
「そうだね。そう言えば、名前ってどうなるの?」
「名前か。特に決まって無いんだよな。制限も無いから2人で決めてくれ。」
「分かったよ。」
コンコンッ
「セイン、良いか?」
「はい。」
「ありがとな。」
ガチャッ
「元気そうで何よりだな。」
「そうですね。」
「シイ、ありがとな。」
「はい。」
「陛下、名前はどういたしますか?」
「そうだなぁ、セヴァンとかでどうだ?」
「それは陛下と私の名前からですか?」
「そうだな。」
「陛下はヴァだけでよろしいのでしょうか?」
「あぁ。逆にそんなにとって悪いな。」
「いえ、そこは問題ありません。では、セヴァンにいたしますか。」
「そうだな。」
「そういえば、セインの歳を戻すと母乳はどうなるんだろうな?」
「どうなんでしょうね?出なくても問題無いですかね?」
「そこは大丈夫だと思うが、少し待っててもらえるか?」
「はい。」
「ゴシャタ、ミルクって大丈夫だよな?」
「問題ありません。」
「分かった。ありがとな。」
「はい。」
「大丈夫そうだ。」
「そうですか。良かったです。」
「そうだな。それじゃあ戻すか?」
「はい。お願いします。」
「あぁ。」
「どうだ?」
「視線が低くなりましたね。シイちゃん、こっちに来てもらえる?」
「はい。」
「こんな感じだったね。」
「そうですね。」
「シイ、もっと緩くて良いぞ?」
「はい。」
「うーん、寮の様に話せ。」
「……分かったよ。」
「それで良いね。セインも緩くて良いからね?」
「はい。」
「陛下、1つお願いしても良いですか?」
「呼び方変えても良いよ?」
「陛下のままがいいですね。」
「それなら良いよ。お願いの内容ってどんなもの?」
「あの猫になってもらえますか?」
「分かったよ。あー、ついでに2人を呼んでも良い?」
「大丈夫ですね。」
「ありがとね。」
(「2人とも城に来てもらえる?セインの部屋だね。」)
(「おっけー!」)
(「分かったよ!」)
コンコンッ
「入っても良い?」
「大丈夫ですよ。」
ガチャッ
「若いですね!」
「あっ!」
「ありがとね。センちゃんはどうしたの?」
「その猫…」
「ふわふわですね。」
「そうですが…!」
「にゃー?」
「っ!」
「にゃー」
「…っ!!」
「にゃぁー?」
「…セイン様、その猫を貸してもらえませんか?」
「私は大丈夫ですが…」
(念力)
「わっ!」
「にゃー」
「センが行ったね!」
「連れて行かれたの間違いな気がするよ。」
「そうかもね!」
「にゃー?」
「くっ、仕方ないね…」
「にゃー」
「普通に触るね!」
「にゃー」
「うん!やっぱりふわふわだね!」
「そうだね!」
ピョン
「解除。セインについて話さないで良いんですか?」
「あっ、忘れてた…」
「私はセンが忘れてそうだったから、いつ思い出すか見てただけだよ!」
「そうだったのっ!」
「うん!」
「だいぶ変わりましたね!」
「そうだね!私達よりも少し上って感じになってるね!」
「そうだね!この姿が本当の姿なんですか?」
「そうだよ。」
「シイも気づかないわけないね!」
「そうだよ。見た時に幻覚でも見てるのかと思ったよ。」
「そうだったんだね!」
「うん。」
「お子様のお名前は決まったんですか?」
「決まったよ。」
「そうだね。セインから言ってね。」
「はい。名前はセヴァンだよ。」
「由来はあるんですか?」
「名前からだよ。私と陛下の」
「セイン様から、セとンは分かりますが、ソル?」
「あー、分からないかもしれしれないね。」
「我の名前が分からないのか?」
「あっ!!」
「そうですね。ウィンヴァーのヴァですね。」
「そうだったね!忘れてたよ!」
「発動。我の名前を忘れていたのか?それで良いと思っておるのか?」
トンッ
「解除。何も持ってませんが、これでこんなに簡単に効くんですね。」
「みたいだね!!」
「セン、良かったね!」
「何がっ?!」
「そっちでね!」
「あっ、そうだね!!」
「変身」
(発動)
「にゃー」
トン
「……」
「にゃー」
トン
「…!」
「にゃー」
「風壁!」
「ニャーッ!!」
「っ!」
「解除。これですか?」
「そうだよっ!!」
「陛下優しいね!」
「そうかなっ?!」
「猫になってたからね!」
「まぁ、そこはそうかもだけどねっ!!」
「熊、あー鬼とかが良かったですか?」
「良く無いねっ!!!」
「そうですか?」
「そうだよ!!」
「そう言えば、お子様との関係ってどうなるの?」
「俺の弟かな?」
「そうなんだね!」
「うん。まぁ、後から変わるかも知れないけどね。」
「そっか!」
「ソル、一応北部を占領したぞ。」
「どのくらい抵抗勢力居るの?」
「数としては、そこまでなんだが地形を使って戦ってるんだよな。殲滅は面倒だな。」
「そっか。攻めるのに支障はありそう?」
「補給線が少し心配だが、まぁ大丈夫だろう。最悪はソル頼む。」
「分かったよ。」




