これからの動きの考え
(「陛下、鯨が到着いたしました。」)
(「分かった。食料はあるな?」)
(「はい。」)
(「なら、渡してやれ。」)
(「承知しました。」)
(「パートム、鯨が到着したみたいだよ。」)
(「来たのか。まぁ、しばらく使わないがな。」)
(「そうだね。北は順調?」)
(「あぁ。あと4ヶ月前後だろうな。」)
(「分かったよ。なら、制圧が終わるまでに、子供に関してとかがあるかな?」)
(「そうだな。」)
(「確認とかって誰がしてるの?」)
(「司令長官殿だな。その辺は全て1人でやってもらってる。」)
(「凄いね。」)
(「あぁ。俺には無理だな。」)
(「そうだね。俺も無理だね。」)
(「南部は問題無い?」)
(「大丈夫だが、流石に少し劣勢みたいだな。」)
(「どのくらい持ちそう?」)
(「あと、5年は持つな。」)
(「なら、まぁ良いかな。」)
(「あぁ。」)
(「そういえば、大陸の中央の情勢は分かる?」)
(「まだ、大規模な動きは無いな。ただ、西の宗教のトップが変わったらしいんだが、人間以外を毛嫌いしてるらしいんだ。」)
(「それは、中央から異種族が入って来そうだね。」)
(「あぁ。ソルはどう言う方針にするんだ?」)
(「従うなら、なんでも良いかな。逆に敵なら、何でも一緒だね。」)
(「なら、西側と敵対しそうだな。」)
(「そうだね。まぁ、その為に国を支配しようとしてるからね。」)
(「やっぱりそうだよな?異種族の対処だけなら、邪魔なリアスト公とハトジケ公を潰すだけで良いよな?」)
(「そうだね。多分、そこまで行ったら、北と中央は従った気がするね。でも王家の直轄領が欲しいからね。それに貴族の力は削いでおきたいからね。」)
(「そうだな。西側は別々の国だからな。有利なところを作っておいた方が良いか。」)
(「うん。それと、中央と南東を制圧した後は、ハトジケ公爵家に納める量を増やすように要求するよ。」)
(「どのくらいだ?」)
(「5割くらいだね。」)
(「受けないだろうが潰す気って事なんだな?」)
(「そうだね。あそこは確保しておきたいからね。川もあるし、海にも面してるからね。」)
(「そうか。サースライナー公爵はどうするんだ?」)
(「うーん、あそこは敵になると面倒な気がするんだよね。2割を要求するつもりだね。」)
(「2割か、それなら受けるかもな。受けなかったら潰すのか?」)
(「そうだね。ただ、他を潰した後なら受けそうだけどね。」)
(「そうかもな。ホーペンス公爵家は?」)
(「あそこが西の最大勢力だよね?」)
(「あぁ。」)
(「なら、領地の移動と3割の要求だね。」)
(「受けないと思うが、良いのか?」)
(「まぁ、正直言って邪魔だからね。」)
(「それはそうなんだが、あそこはルーゼンもあるよな?ソルは何も思わないかもしれんが、シルはどうなんだろうな?」)
(「うーん、適当な理由で親を呼べる?」)
(「中央を押さえた後で良いんだよな?」)
(「うん。」)
(「呼べるだろうな。」)
(「それなら大丈夫だと思うよ。町に対しては、そこまでの愛着は無いみたいだしね。」)
(「そうか。」)
(「まぁ、まずは北の制圧が終わるのを待たないとどうしようも無いけどね。」)
(「そうだな。」)
「皆さんおはようございます。」
「おはようございます。」
「今日は戦いがあると言う事を伝える事になってるんですが、リーソル君は戦いますか?」
「それは俺だけの話ですか?」
「はい。ポイントは別ですね。」
「それなら戦わないですね。」
「分かりました。」
「今度の戦いは全ての学年を合わせて、同じクラス毎に戦います。」
「何戦ありますか?」
「6戦ですね。2組と2回戦います。」
「分かりました。」
「集まりが今回もあります。2人ですね。どなたが行きますか?」
「3年って何人居るのかしら?」
「3人ですね。」
「少なく無いかしら?」
「そうですね。少なめですね。」
「ソル、行くかしら?」
「どっちでも良いよ。正直、2人もいらない気はするからね。」
「そうよね。」
「うん。」
「シル、シイ、行くかしら?」
「私は行かないよ!」
「私も大丈夫だよ。」
「なら、俺とサンでいいの?」
「うん!」
「おう!」
「では、リーソル君とサバンさんですね。部屋は前のところですね。」
「分かりました。」
「戦いは1週間後ですね。」
「分かったわ。」
「リーソル君とサバンさん以外は自由にしていただいて構いませんよ。おふたりはこの後、集まりに行ってくださいね。」
「分かりました。」
「分かったわ。」
「行って来るね。」
「いってらっしゃい!」
ガチャッ
「まだ居ないみたいだね。」
「そうね。」
ガチャッ
「え?ソル?」
「久しぶりだな。」
「お久しぶりです。アサインさん。」
「先輩は、また押し付けられたんですか?」
「そうだよっ!!ソルも戦うの?」
「いえ、戦いませんよ。ただ、そんなに人数が要らないと思ったので来ただけですね。」
「まぁ、合わせても15、ソルを抜いたら14人だからね!」
「そうですね。それに知らない人は3年だけですしね。」
「そうだね!」
ガチャッ
「俺達が最後か。悪いな。」
「大丈夫だ。」
「はい。」
「ありがとな。」
「とりあえず入るか。」
「うん!」




