1戦目
「じゃあ、戻るね?」
「そうですね。」
「シル、戻ろうか。」
「分かったよ!」
「ただいま。」
「おかえり。どうなったの?」
「とりあえず、俺が雪で攻撃して、その時に前にくらった体が鈍くなる毒覚えてる?」
「えぇ。」
「アレを撒く感じだね。それしか決まってないよ。」
「少ないわね?」
「まぁ、正直他の人の力を知らないからね。それに長引かせたら、面倒になるかもしれないからね。」
「そうなのね?」
「うん。」
「そろそろ行こうか。」
「そうね。」
「皆さん、準備は大丈夫ですか?」
「はい。」
「大丈夫だよ!」
「大丈夫よ。」
「おう!」
「……うん」
「大丈夫です。」
「では、始めますよ。」
「うわっ、岬だね。もう作戦崩れたね。」
「早いわね。」
「まぁ、あって無いようなものだったからね。とりあえず、他と合流する?」
「そうね。」
「ここは、6組かな?」
「そうみたいね。」
「ソウク君、シカロさん。ついて来てもらっても良いかな?」
「はい。」
「どうするのかしら?」
「うーん、1方向しかないから正直から行くしか無いかな?」
「きつく無いですか?」
「きついね。ただ、他の方法が無いんだよね。」
「そうですね。」
「とりあえず、1組で1回攻撃して来ますね。」
「分かったわ。」
「シル、メリについてもらえる?」
「うん!」
「ログがサンだね。」
「おう!」
「シイは俺で良い?」
「うん。」
「じゃあ、行こうか。」
「うん!」
「シイ、よろしくね。」
「うん。風城。」
「降雪 ツヴァイツィヒ 付与 麻痺毒」
「どう対応してくるかな?」
「うーん、私なら守りもだけど攻撃に力を入れるわね。」
「おー、本当に来たね。シル、雪はどう?」
「少しは被害を出してるよ!ただ、大部分は、防がれてるね!!」
「分かったよ。サン、シイよろしく。」
「分かったわ。風城、風城、風城、風城、風城」
「うん。風城、風城、風城、風城、風城」
「激しくて見えないわね。」
「まだ大丈夫?」
「そうね。まだ平気ね。」
「そっか。じゃあ、1回大きいのを撃つね。防御固めてね。」
「分かったわ。風城、風城、風城、風城、風城」
「風城、風城、風城、風城、風城」
「これを使って落雷 アハトツィヒ 付与 麻痺毒」
ドォォォンッッッ!!
「ログ、どう?」
「前面は崩壊。他は半壊だな!」
「シル、後ろに伝えてもらえる?突撃って。」
「おっけー!」
うぉぉぉ!!
「来たね。俺達は少し下がるよ。」
「分かったわ。」
「攻めきれてないよね。」
「そうね。質が違いすぎてきついわね。」
「うーん、このままだったら、間に合うけど、まぁ何かして来そうだね。シルとログ行ってもらえる?」
「おう!」
「うん!」
「あの2人のところは優勢だね。ただ、他は劣勢かな?」
「あの数でも無理なのね。」
「数は3倍は少なくとも居るはずなんだけどね。」
「質がきついわね。どうするの?」
「うーん、先輩の召喚まだ見えないよね?」
「そうね。鬼とかは見えないわね。」
「仕方ないね。サンとメリは、ここで待機してて。何かあれば対応してもらえる?」
「分かったわ。」
「シイ、行こうか。」
「うん。」
「リーソル君でしたね。」
「レイトさんですね。先輩に押し付けたって聞きましたよ。許せませんね?そんなに楽しそうな事をして。」
「楽しかったですよ?」
「氷槍 ツヴァイツィヒ」
シュッ
シュッ
「逸らしているんですね。」
「そうですね。」
「それでは、雷槍 ドライスィヒ」
(念力)
「っ!」
シュッ
グサッ
グサッ
グサッ
グサッ
「センちゃん可哀想だよ。」
「そうですね?」
「疑問符つくんだね。」
「そうだね。」
「まぁ、今は良いかな。」
「そうだね。行こうか。」
「うん。」
「氷槍 ドライツィヒ」
「風道!」
カンッ
「土槍、木槍、氷槍、風弾、土塔、火槍!」
「土塔 ツェーン」
「いきなりですね。」
「そのはずなんだけどねっ!!」
「まぁ、これだけ暴れてたら、来ますよね?」
「無視出来ないからね!!」
「流石にあの防御は過剰でしたね。消費が大きいです。」
「大きいって言ってもだろうね!!」
「500くらい使いましたよ?」
「500で済んでるならそこまでだよねっ!!」
「先輩の5分の1ですよ?」
「っ!そうだよっ!!」
とんっ
シュッ
「危ないですね。」
「どこが?」
「矢ですよ?多分、オサインさんなんでしょうね。あれ普通のじゃないですよね?」
「どうだろうね?」
「まぁ2人を引きつけられているなら問題無いですね。」
「そうかな?」
「まぁ、突破は出来ないかも知れませんが、問題無いですね。」
「そうかな?」
「はい。発動。セン、俺に敵対しても良いのか?幻影剣×60これをこのまま突き刺すぞ?俺は現実でも出来るからな?ここなら容易いぞ?」
「っ!ボクも大丈夫だよ!!」
「そうか?ならば、10倍。このままいくとするか。」
シュッ
「雷槍 ツヴァイツィヒ」
「援護も消えたぞ?」
「…っ!土槍!」
「土塔。当たらんぞ?まぁ、良いか。幻影針×10000 付与麻痺毒」
トンッ
「シイ、済まんな。」
「これか。」
ドンッ
「お疲れ様でした。」
「はい。」
「疲れたね!」
「シイとログとシルは巻き込んでごめんね?」
「良いよ!」
「おう!」
「大丈夫だよ。」
「ありがとね。」
「…それよりもソル、勝利だけを目指したら、余裕だったわよね?」
「…そうかもね。」
「あの落雷を連続で撃てばそれで終わったわよね?」
「まぁ、先輩がアレを使わないって言う前提が必要だけどね。」
「アレはソルでも無理なの?」
「うーん、分からないね。ただ、確実に先輩を倒す方が楽ではあるね。」
「そうなのね。」
「ソルはどうして、すぐに倒さなかったの?」
「うーん、3割くらいの理由が、他のクラスへの配慮だね。独占するのは流石に面倒になりそうだからね。」
「それでソルがするとは思えないわね。3割もあるのかしら?」
「…2割かもね。残りは正直、気分だね。」
「ソルらしいわね。」
「うん!」
「次はどうするつもりなの?」
「先生、次はどんな戦いですか?」
「次は復活アリの倒した数ですね。」
「分かりました。それなら、本気で戦うよ。これを持っていかないとね。」
「剣?」
「うん。MPがもし無くなった時のためだね。」
「下がらないのね。」
「まぁ、多分大丈夫だからね。それにダメでも問題無いからね。」
「それはそうね。」
「それと、サンとメリとシイに頼みたいんだけど、味方の守りをしてもらえない?」
「分かったわ。」
「……良いよ」
「うん。」
「ありがとね。」
「先生、味方を巻き込んだらどうなりますか?」
「傷を負っていたらその傷を負わせた人の功績になります。負っていなければ何も起きません。」
「麻痺で倒せますか?」
「はい。大丈夫です。」
「分かりました。」




