久しぶりの人
「ただいま！」
「おかえり。」
「ソル君？」
「そうだよ。しばらくは何も無い予定だからね。」
「そうなんだね。」
「うん。他の人は？」
「下でハレイと話してるよ！」
「そっか。アルインは魔法使えた？」
「うん！ただ、安定して無いけどね！」
「まぁ、それはこれからだね。攻撃して来るかな？」
「アルインとヨリツはしてきそうだね！」
「そっか。なら、みんなは後ろに居てね。」
「うん！」
「シイ、守りはよろしくね。」
「うん。」
「来たね。うーん、そういえば学校って明日あるよね？」
「あるね！！お兄ちゃんも行くんだよね？」
「そうだね。久しぶりに行く事になるね。」
「そっか！」
（「どうなったの？」）
（「止まって話してるよ。」）
（「分かったよ！」）
ガチャッ
「火槍」
「風壁。久しぶりだね。」
ブンッ
「氷壁 ツヴァイツィヒ」
「威力上がってるね。えーと、9枚分もあるね。まだ戦いを続ける？」
「もういいわ。どうせ、分かってたんでしょう？」
「どうだろうね？」
「その配置で分かってないは、無理があるよ。」
「そうだね。俺だけ前でみんなが下がってるからね。」
「リーソル様、おかえりなさいませ。」
「うん。ただいま。」
「フルビ、まだ矢ってあるの？」
「はい。あの空間を使ってますので。」
「それなら良かったよ。ルイシも？」
「そうだよ。」
「なら、大丈夫だね。」
「それよりも、ヨリツの攻撃強いね。」
「普通に防いでおきながら、よく言うわね。」
「そうだけどね。本当に凄いよ？えーと、9枚と半分くらいだね。氷壁 ツェーン 先輩、ここに木槍を撃ってくれませんか？」
「うん！木槍！」
ガンッ
「えーと、2枚くらいですね。4倍くらいの威力あるよ？」
「そうなのね。」
「うん。」
「アルインは魔法使えるようになったんだね。」
「そうだよ。」
「頑張って覚えてね？」
「言われなくてもするよ。」
「うん。」
「シイネは何か問題無かった？」
「大丈夫です。特に何もありませんでした。」
「そっか。なら良かったよ。悪いけど、ハレイを呼んで来てくれる？」
「分かりました。」
「おかえりなさいませ。リーソル様。」
「うん。ただいま。あの捕らえた奴ってまだ居る？」
「はい。」
「シイ、あれって多分その辺の奴を雇った感じだよね？」
「そうだと思うよ。」
「なら、ヨリツかアルインかどっちか処分する？」
「…っ」
「…私がしても良いかしら？」
「いいよ」
「じゃあ、ハレイ任せて良い？」
「はい。お任せを。」
「よろしく。」
「どうだった？」
「…あんなに威力あるのね。」
「あれ？あの空間でやってないの？」
「現実とあそこは違うわよ。」
「そうなんだね。まぁ、威力は分かった？」
「ある程度なら。」
「それでも良いよ。」
「そういえば、先輩ベッドどうですか？」
「……差がすごいね。」
「まぁ、そうなりますよね？」
「うん！！」
「おやすみ。」
「おやすみ！」
「おはよう。」
「おはようございます。」
「俺は起きるから、シイはおやすみ。」
「はい。おやすみなさいませ。」
（うーん、何しようかな。散歩でもしようかな。）
（静かだね。いつもと雰囲気が違うね。」
（ん？誰か居たかな？行ってみようかな。）
（えーと、あっ！怖がりって言われてた、ホトサポさんだね。）
「おはようございます。」
「ひゃっ！」
ドンッ
「すみません、驚かせるつもりは無かったんですが。」
「いえ、私が勝手に驚いただけなので大丈夫ですよ。えーと、リーソル君ですよね？」
「はい。ホトサポさんであってますよね？」
「そうですね。リーソル君はどうしたんですか？」
「この時間に起きたんですけど、暇だったので、散歩してたらホトサポさんを見かけたので、話しかけたんです。」
「そうだったんですね。」
「はい。ホトサポさんは何をなさっていたんですか？」
「私もただの散歩ですね。」
「そうなんですね。危なくは無いんですか？」
「大丈夫ですよ。私も多少は戦えますし、そもそも今は戦いも起こっていませんからね。」
「そうなんですね。そういえば、獣人の時大丈夫でしたか？」
「はい。私は、周りに強い人が居ましたから。」
「そうなんですね。先輩をこっちの寮に引っ張って来てたので、それで何かあったら、嫌ですしね。」
「まぁ、大丈夫でしたので安心してくださいね。」
「分かりました。それと先輩ってここ最近どうでした？」
「…元気が無いですね。」
「そうですか。まぁ、多分今日からは大丈夫だとは思いますよ。」
「そうなんですか？」
「はい。悩みがある程度解決したので。」
「それなら良かったです。どうしても、雰囲気が暗くなっていましたから。」
「まぁ、そうですよね。」
「はい。本当に良かったです。」
「では、そろそろ戻りますね。」
「はい。お気をつけて。」
「リーソル君も気をつけてくださいね。」
「はい。」
