中級の攻撃魔法
(身体能力をあげるためには、レベルと運動して、スキルを上げるべきかな?
マーキーにレベルを上げるのにいい相手は、いるのかな?あぁーでも、中級魔法を覚えてからの方がいいかな。とりあえずマーキーと話してみよう。)
「マーキーちょっといい?」
「大丈夫だけど、どうしたの?」
「ステータスを見て思ったんだけど俺は力と速が低めだから、そこを上げたいと思ったんだけど、とりあえず中級魔法を覚えて、レベルを上げればいいの?」
「まぁそうだね。ただ中級からは、攻撃性があるのも多いから、初めはしっかりしないといけないから、今度2人同時に教えるよ。」
「わかったよ。じゃあよろしくね。」
(じゃあしばらくは、運動して、スキルのレベルを上げようかな。)
「じゃあ庭に運動しに行ってくるよ。」
「いってらっしゃい。あ、シルもいるから、一緒に運動したら?」
「今、庭にいたんだ。じゃあそうしようかな。」
「あっ!お兄ちゃん!」
「シル、一緒に運動しない?」
「いいよ!なにするの?」
「じゃあ俺がシルを追いかけて、タッチしようとするから、俺から逃げて。」
「おっけー!じゃあ逃げるよ!」
それから結果俺は、シルにタッチできなかった。
「やっぱり、シルって運動神経凄すぎるよね。」
「ありがと〜!」
「あ、そういえば今度マーキーが、中級魔法を同時に教えてくれるって言ってたよ。」
「おぉー!がんばって覚えないとね!」
「そうだね。頑張ろう。」
それから数日して、マーキーが休みの日になった。
「じゃあじゃあ今日は、2人に中級魔法を教えるよ。」
「よろしく。」
「とは、言っても魔法の使い方自体は、初級魔法と変わらないけどね。ただMPの消費が大きいのと、力の調節が少し難しいけどね。ただ正直2人なら今日中に発動はできると思うけどね。」
「じゃあ、リーサルは、火属性の火球って魔法を使ってみようか。シルは、風属性の風壁って魔法を使ってみようか。ただ、風壁は、守りの魔法だけど火球は、攻撃の魔法だから、気をつけてね。」
「やっぱり、2人とも今日中で使えるようになったね。じゃあ2人に6つの属性の本を渡すから、仲良く読んでね。後、攻撃性のある魔法を使うときは、2人いるときにしてね。何かあったらすぐ呼んでね。」
「わかったよ。」
「わかったよー!」
「シルはどの本から、読むつもり?」
「風属性かなぁー。お兄ちゃんは?」
「俺は火属性かな。」
「じゃあお互いに頑張ろうか。」
「うんっ!」
その日の夜に軽く本を読んでみると、中級魔法だと、やっぱり、攻撃と防御がしっかりしてる魔法が多くなってるな。
慎重にしないとなぁ。
次の日、シルと一緒に魔法を試すことになった。
「まずはシルから、試してみようか。」
「わかったー!」
庭の端の方に的が置いてあるから、攻撃は、それに向けてすればいいらしい。
「じゃあ行くよー!」
「風球」
そうシルが言いながら、魔法を発動すると、少し風景が乱れたようになってそれが玉の形になって、的にあたって、沢山の切り傷を作り出した。
「見えにくい玉を作ってそれをぶつけるんだね。威力自体は、高いわけでは、ないけど、避けにくいね。」
「そうだよ!これで隙でも作れれば近づいて切ったりもできるからね!」
「それは、相手を選ぶだろうけど効く相手ならすごいことになりそうだね。」
「じゃあ次行くよー!」
「風矢」
そう言いながら魔法を発動すると、よく見ないとわからない風でできた矢が飛んでいって的に突き刺さって少しして、消えた。
「さっきよりも、だいぶ前に見ずらかったけど、言葉がなければ気づくの難しくない?」
「そうだよー!まぁ威力は、低い方だけどね!と言うか風属性の魔法が、見辛い代わりに威力が低いものが多いからね!」
「へぇー。そうだったんだね。」
「じゃあ次は、お兄ちゃんがやってみてよ!」
「わかったよ。じゃあ行くよー。」
「火矢」
そう言いながら魔法を使うと、火で出来た矢が的に突き刺さった後、矢の周りも火がついた。
「矢の刺さった周りも、燃えるの?」
「そうだよ。」
「1回当たったら大変だね!」
「じゃあ次行くよー。」
「火槍」
と言いながら魔法をつかうと、火でできた槍が飛んでいき、的を貫いて止まった。そして、少ししてから、消えた。
「これ、大体の生き物に当たったら、1撃で終わらない?」
「まぁ当たったら、そうかもしれないけど、火なのもあってすごく目立つし、速度も速くは、ないから、当てづらいと思うんだよね。」
「そっかー。火属性は、威力はあるけど、当てづらいものなんだね!」
「そうだよ。ただ他の魔法とかで隙を作れれば当てやすいと思うし、当たれば大ダメージを与えられるし、使い方次第な気はするね。」
「そうなるのかー!そういえば、お父さんがレベルを上げるのに、ちょうどいい場所を探していたよ!」
「そうなの?それはありがたいね。実際に使わないと分かりづらいのもあるしね。」
「そうだね!戦って、足らないところが分かればそこから練習したりできるしね!」
「じゃあちょっと休んで防御魔法を試そうか。」
「おっけー!」




