説明と憑依
「確認終わったんですが、先輩1つ契約結びます?」
「契約?どんなの?」
「えーと、」
(「簡単に言うとその事に関する事と連想させる事伝えられないのと、うーん、まぁそのくらいで良いですね。」)
(「2つ目は何なの?」)
(「俺と敵対しないって事なんですが、します?」)
(「しないね!少なくとも現実だとね!」)
(「ですよね。それに攻撃出来ないのは俺からしてもつまらないので大丈夫です。」)
(「……水球」)
「風壁。念力、水球」
パシャッ
「急にどうしたの?」
「どうしたんですか?先輩?」
「…契約の話で、敵対しない条件をつけない理由に攻撃出来ないとつまらないって言ってきたから攻撃したら、こうなったよっ!!」
「アッハハ!実践されてるね!」
「そうだよ!!」
「先輩、これですね。」
「うん。えーと、大丈夫そうだね!はい!」
「ありがとうございます。」
(「みんな聞こえる?」)
(「うん!」)
(「聞こえるよ!」)
(「レベル上がったのか?」)
(「えっ?」)
(「そうだよ。3人までになったんだよね。」)
(「前にもあったね!」)
(「あったね。あー、驚かせるのまだ無いですね。」)
(「ソルって初め以降に会った?」)
(「無いですね。」)
(「だよね!」)
(「はい。用事が無いんですよね。学校よりも優先して超級を覚えてた事もあって。」)
(「あー、そっか!」)
(「はい。契約の内容にいって良いですか?2人にはもう話してますね。」)
(「うん!」)
(「俺って人間みたいですか?」)
(「うん?まぁある意味、人間の塊みたいかな?」)
(「どこがそうなんですか?」)
(「自分を優先する事かな?」)
(「それなら、先輩は人間らしく無い気がしますね。」)
(「うーん、そこはどうなんだろうね?」)
(「まぁ、先輩は俺を人間らしいって言ってましたけど、俺人間じゃないんですよね。」)
(「……えっ???」)
(「そんなにさらっと言うのか。」)
(「そっちの方が面白そうだったからね。それにいつ言っても大して変わらないからね。」)
(「変わらないのはそうだが。」)
(「先輩、俺が何か分かりました?」)
(「分からないよ!ボクそんなに知らないからね!うーん適当に鬼って事でどう?」)
(「おー、凄いですよ。」)
(「えっ?!本当?」)
(「変身魔法を解除しますね。これでどうですか?」)
(「鬼だね!正解したんだねっ!!」)
(「まぁ、半分正解ですかね?」)
(「半分?」)
(「1割くらいだと思うよ!」)
(「そうかな?」)
(「うん!普段使ってるだけだよね?」)
(「そうだね。」)
(「なら、やっぱりそのくらいだと思うよ!」)
(「そっか。まぁ、本質からは遠いから、そうだね。魂からは遠いね。」)
(「魂?」)
(「そうですよ?俺の正体ですよ?」)
(「……そんなにさらっと言わないでよっ!!」)
(「アハハッ」)
(「笑い事じゃないよっ!!」)
(「まぁ、先輩なら大丈夫ですよね?」)
(「何に対して?」)
(「本当の事を言っても悪い事にはならないって事ですよ。」)
(「まぁ、それはそうだけど…」)
(「なら、問題ないですね。魂の説明なんですけど、鬼を調べてみてくれません?」)
(「鬼を?うーん、死体?」)
(「そうですよ。あくまでも本体は魂なので憑依してるだけですね。それと、俺の場所分かります?」)
(「えーと、うーん分からないねっ!!」)
(「ですよね?」)
(「うん!」)
(「普通はそうなんですよね。まぁ、ここは普通な人は、先輩だけなんですけどね。」)
(「えっ、見えるの?」)
(「人型に見えるよ!!」)
(「そうなのか?」)
(「うん!」)
(「俺は違和感がそこにあるって事しか分からないんだが。」)
(「それもおかしいからね?」)
(「なんだか、やっぱりシルもぶっ飛んでるよね!!」)
(「そうですね。えーと、とりあえずこのくらいですかね。あっ!!」)
(「何っ?!そこまで驚いたのを聞いた事無いんだけど!!怖いよ!!」)
(「うーん、これはパートム、殺しても良いやつって居る?」)
(「まぁ、居るには居るが、何があったんだ?」)
(「今まで憑依は、死体にって書いてあったんだけど、それが消えてるんだよね。流石に誰かで試すわけにはいかないからね。試したらすぐに消せるやつが欲しいんだよね。」)
(「そうか。なら連れてくる。」)
(「お願いするよ。」)
(「あぁ。」)
「むぐぅ!」
「こいつで良いか?」
「ありがとね。憑依。」
(体は、動かせるね。ただ、干渉みたいなのがあるかな?出来るかは、相手によって変わりそうだね。解除。)
「むぐぅ…!」
「大丈夫そうだね?」
「そうだな。ソルがするか?」
「うん。幻影剣×60 付与 毒」
「むぐぅぅぅ!!!」
「ソル、毒いるのか?」
「うーん、要らないと思うけど、確実にしたかったからね。」
「そうか。」
「うん。片付け簡単だね。」
「そうだな。便利だな。」
「本当にね。」
(「使ってみた感じは多分、相手に入って相手に勝ったら、体を動かせる感じかな?誰か試して良いですか?」)
(「私で良いよ!」)
(「ありがとね。」)
(「うん!」)
「憑依。」
『どんな感じ?』
「うーん、自分の中に何かいる感じだね!感覚では、それと勢力争いをしてる感じだね!今はどっちも止まってるね!」
『そっか。これでどう?』
「押されてるね!体も鈍いかな?」
『排除する感じでしてみてもらって良い?」
「分かったよ!うーん、戻ってから、一進一退みたいになってるね!」
『そっか。悪いけど、抵抗をやめてもらっていい?』
「大丈夫だよ!」
『ありがとね。どうかな?」
「押されてるね!そろそろ8割だね!体は、動かない事は無いけど、ここだとセンにしか近距離で勝てないくらいだね!!」
「急にボクにきたっ!!」
「どうかな?」
『体が動かないね!それに勢力は、10割いったね!』
「分かったよ。」
「ソル?」
「違うよ!」
「本当?」
「うん!」
「そっか!」
「そうだよ!」
「流石に分かるよっ!!」
「そうですか、まぁそうですよね。分からなかったら大変ですよね。」
「うん!」
「シル、そこから何か使える?」
『うーん、水球!』
パシャッ
「またボクっ?!」
「可哀想ですね。俺は念力で、動かせますね。」
「そうだね!」
「空間魔法も使えるのか?」
「えーと、うん。できるね。」
「……」
「パートムが瞬間移動を使えたとしたら、バレたら問題ある?」
「…無いな。簡単に負けるつもりは無いし、王家に属してるからな。」
「…これ、やばいね。」
「…あぁ。それに普通に使うとしても、シルにソルが入ったら、遠近両方で強い事になるな。」
「だよね。まぁ、やばいものではあるけど、今の状況からすると、良いものではあるね。」
「そうだな。」




