街の裏側
「街に出てくるね。」
「うん!」
「…私も行っていい?」
「良いの?裏の方にも行くかも知れないよ?」
「…うん。大丈夫だよ。」
「分かったよ。なら行こうか。」
「うん。」
「ここは来たことあるんだよね?」
「そうだね。来る時に通ったところだよ。」
「そっか。うーん、ここは労働だけみたいだね。」
「そうだね。」
「ここはどう思うの?」
「うーん、仕方ない部分もあるかなぁ?ここって復興なんだよね?」
「そうだね。壊れた建物を直してる感じだね。」
「それなら、まぁ…」
「そっか。ただ、本当に良いの?ここからは変わってくると思うよ?」
「……大丈夫。」
「分かったよ。」
「まだ労働だけだね。」
「そうだね。」
「ボロボロになってきたかな?」
「うん。」
ドンッ
「ぐぅ、」
「あれは、うーんなんだろうね?」
「…分からないね。」
「うーん、聞いてみるよ。」
「すみません、少し良いですか?」
「ん?なんだ?」
「そいつはどうしたんですか?」
「こいつは、逃げようとしたんだ。」
「あー、それは仕方ないですね。ありがとうございました。」
「あぁ。」
「みたいだね。」
「…うん。」
「正直、理由があるだけ良いと思うよ?シイは戻る?」
「…大丈夫だよ。」
「分かったよ。」
「イヤァァァ!!」
「うーん、シイどうする?やめておいた方がいいと思うよ?」
「…行くよ。」
「何も出来ない可能性が高いよ?」
「うん。それでも行くよ。」
「分かったよ。」
(捕まってからある程度時間が経ってるはずなんだけど、なんだか反応がすごいね。)
「離してっ!!」
「離すわけないだろ!」
「そのうち変われよ?」
「わかってるよ。お前も金出したんだからな。」
「わかってるならいい。」
「おう。じゃあ、邪魔が入らないようにしてくれよ?」
「わかってる。」
「……」
(買ったのかな?うーん、でもそんなに数を奴隷商が手に入れられると思えないけど、何かあるのかな?もしかしたら、買ったじゃなくて、借りたのかな?何かで記憶を消したり、傷を癒したりすれば…うん。商売になりそうだね。ただ、記憶を弄るのは難しそうだけどね。)
「君達、どうかしたのか?」
「まぁ、声が聞こえて気になって来ただけですよ。」
「そうか。邪魔はしないでくれよ?」
「邪魔はしませんが、少し聞いて良いですか?」
「少しならな。」
「ありがとうございます。あれは借りたんですか?」
「そうだな。」
「どのくらいなんですか?」
「6時間で金貨2枚だな。」
「他に借りられるのは居るんですか?」
「あと、数匹居るな。場所ならあっちの方だぞ。」
「ありがとうございます。時間を使わせたお詫びとして、これをどうぞ。」
「金貨2枚?絶対に合ってないが良いのか?」
「はい。大丈夫ですよ。」
「それならもらっておこう。」
「はい。」
「大丈夫?」
「…うん。それよりもどうしてあんなに聞いてたの?今の歳だと出来るの?というよりもわざわざ借りなくて良いよね?」
「出来るかは分からないね。出来そうではあるけどね。まぁ、必要かはうーん、どうなんだろうね?」
「え?相手居ると思うけど、」
「そうなんだけどね。……セインは何かあったら困るよね?」
「…そうですね。」
「寮の方はダメではないけど、怪我とかあったら損失が出るからね。それで、ここは多分死んだとしても、お金で終わりになるんだよね。」
「……」
「それに反応も大きいみたいだしね。」
「……」
「それで、奴隷商がそんなに数を確保出来てるわけないよね?」
「…そうだね。」
「だから、多分記憶を何か出来る気がするんだよね。後は怪我もね?」
「記憶を?それは重要だね。」
「だよね?」
「うん。」
「だから行きたいんだけど、シイはどうする?俺は安全だと思うよ?」
「いえ、行きます。」
「分かったよ。じゃあ、行こうか。」
「はい。」
「ここみたいだね。」
「そうだね。」
「入ろうか。」
「うん。」
「いらっしゃいませ。ん?君達はどうしたの?」
「軽く話を聞いて来たんですよ。詳しくは教えてもらえませんか?」
「お金はあるの?」
「これで良いですか?」
「はい。説明しますね。まず、ここでは貸し出しをしております。」
「それは獣人だけですか?」
「いえ、ただ価格はとても高いです。」
「分かりました。」
「数は獣人が5匹、人が2人ですね。現在は獣人が3匹、人が2人居ます。」
「性別と歳はどうなんですか?」
「性別は獣人がメスが4匹、オスが1匹で、人は1人ずつですね。歳はメスが15、16、16、20歳です。オスが8歳です。人は男が18歳で女が15歳ですね。」
(いい歳ばかりだね?うーん、まぁおかしいとまではいかないかな。)
「今居ないのはどれですか?」
「オスとメスの16歳ですね。」
「この数だと、すぐに慣れて反応が無くなりそうですが、どうなんですか?」
「お客様、借りていただけますか?」
「うーん、獣人の15歳はどのくらいなんですか?」
「それなら、1時間銀貨50枚ですね。」
「とりあえず、これで良いですか?」
「はい。金貨3枚ですね。6時間で大丈夫ですか?」
「はい。」
「分かりました。ついて来ていただけますか?」
「分かりました。」
「ここの部屋ですね。」
「反応についてですがそれは私のスキルで大丈夫です。」
「どのような感じですか?」
「記憶を消す事が出来ます。おかしいと思う事はありません。」
「そうですか。怪我はどうなのですか?」
「怪我は余程の大怪我で無ければ問題ありません。」
「大怪我や死んだらどうなるんですか?」
「お金があればそれで大丈夫です。」
「分かりました。ここは1人で運営されているのですか?」
「はい。なので、開いていない時間がありますね。」
「分かりました。」




