獣人の場所と買い物
「ハレイ、しばらくはこの部屋から3つ行ったところの部屋で獣人達をまとめておいてもらえる?」
「分かりました。5人はどういたしますか?」
「うーん、1つのベッドに入れるかな?」
「試してみたら?」
「そうだね。えーと、入れはするね。少し狭そうだけどね。まぁ、なら5人はここにおいておくよ。」
「分かりました。」
「少し待っててね。」
「はい。」
「使うか分からないけど、とりあえずこの武器と鎧渡しておくね。」
「ありがとうございます。」
「うん。」
「あっ!動いたよ!」
「分かったよ。ありがとね。」
「うん!」
「大丈夫?」
「ええ。」
「良かったよ。シイネはどう?」
「えーと、申し訳ありません、何があったんですか?」
「どこまで覚えてるの?」
「断ったのは覚えてます。」
「そっか。まぁ、そこから洗脳みたいなのをくらってたんだよね。大丈夫そうで良かったよ。」
「そうなのですか。」
「うん。それと、これ書いてもらえる?」
「はい。」
「ありがとね。」
「4人はどうなの?」
「記憶はあるわね。ただ、自分の考えがおかしかったわね。」
「わたしもそうです。」
「そっか。ここでの話は聞こえてた?」
「ええ。」
「シイネは?」
「分からないです。」
「そっか。悪いけど、まぁルイシにでも聞いてね。」
「分かりました。」
(早く、風城を使えるようにしておきたいね。集中して覚えようかな。)
(早く寝て早く起きようかな。)
「おやすみ。」
「おやすみ!」
「おはよう。シイ。」
「おはよう。もう起きるの?」
「うん。風の上級魔法を覚えておきたいんだよね。だから、起きるよ。シイはおやすみ。」
「うん。おやすみ」
(外で良いかな。)
(暗いね。まぁ、明るくしてと、うん。大丈夫だね。)
「土壁」
(椅子と机を出して、始めようかな。)
(やっぱり雪属性よりもだいぶ簡単だね。今日中に覚えられそうだね。)
「ソルどうして、外でしてるの?」
「ただの気分ですよ。理由は無いですね。先輩こそどうしたんですか?」
「ボクも理由は無いね!なんとなくだよ!」
「そうなんですね。そういえば、植物魔法って良く使えますね?多分とても難しいですよね?」
「そうだね!難しいよ!1年くらいかかったよ!」
「1年で出来るんですね。雪属性でもだいぶ難しかったんですよね。」
「そうは言ってもソルは1ヶ月くらいで覚えてたよね?」
「そうですが、3つの属性だと難しいだろうなぁと思ったんですよね。」
「確かに難易度は跳ね上がるね!まぁ、ソルなら出来るだろうけどね!」
「そうですか。ありがとうございます。」
「良いよ!それで風属性の上級魔法はどうなの?」
「今日中に1つは使えそうですね。」
「……それって、数日前からだよね?」
「そうですね。」
「……」
「早いですか?」
「早いよっ!!」
「だと思ってました。」
「そうだよ!ボクも早い方だけど、それでも最低1ヶ月は必要だよ!ソルなら植物魔法でも3ヶ月もかからないんじゃ無いかな?!」
「分からないですね。」
「かからないと思うよ!遅くとも半年で出来るね!!」
「そうですか?まぁ、ありがとうございます。」
「うんっ!!!」
「そういえば、今日って学校休みでしたっけ?」
「そうだよ!」
「あー、なら午前中には出来そうですね。」
「……そっか!!」
「はい。」
「午後はどうするの?」
「どうしましょうかね。店にでも行きますか?」
「ボクはそれで良いよ!」
「分かりました。悪いんですが、みんなに聞いておいてくれませんか?」
「良いよ!」
「ありがとうございます。」
(ご飯食べようかな。この鞄便利だね。偽装として。)
「ソル、どう?」
「出来そうですね。使ってみます。風城。どうですか?」
「うん!出来てるよ!!氷槍!」
「おー、どこかに飛んで行きましたね?」
「そうだね!問題無いね!」
「そうですね。ありがとうございます。」
「うん!それと、みんな大丈夫だって!」
「ありがとうございます。戻りますか?」
「うん!」
「おかえり!」
「ただいま。」
「店に行くんだよな?」
「うん。そうしたいね。」
「分かったぜ!」
「ありがとね。」
「おう!」
「じゃあ、行こうか。」
「うん!」
「うわ、本当に高いね。」
「だよね!」
「うん。流石に高いよ。」
「良かったよ!シイは、普通の反応でね!」
「…まぁ、良いです。そんな事よりも買いに行きましょうか。」
「そうだね!」
「えーと、ポーションが1つ金貨1枚で35枚、煙玉と閃光玉が1つ3枚で105枚、魔石が1つ10枚で350枚ですね。」
「合計490枚だね!!」
「消耗品でこれかぁ……」
「そうですね。帰りますか?」
「そうだね!」




