湖までの道
それから数日は、マーキーに言われた通りは、本に書いてある魔法の名前を覚ええることに使うこととなった。
(使わないと思う魔法も覚えてたから、時間がかかったなぁ〜。まぁ何があるか分からないしね。今日は少しだけ話があるってマーキーが言ってたっけ。多分明日の湖に関する事だと思うけど、なにかな?)
リビングに行くと、全員がいた。
「おはよう〜。」
「おはよう!」
ご飯を食べ終えると、マージントは仕事に行った。
「じゃあ明日のことについて説明するよ。明日は町の外に出るから、少ないけど野生動物がいることもあるから気をつけてね。湖に着いたら、そこで遊んだり、ご飯を食べたりする予定だよ。」
「そこって魔物が出てくることがあるんだよね?」
「そうだね。まぁ出てくるとはいえ、そこに出るのは、野生動物とそこまで変わらないくらいだから、まぁ気をつけていれば大丈夫だよ。」
「出てきたらマーキーが倒すの?」
「そのつもりだよ。ただ、場合によっては、2人にも少し戦ってもらおうかなとも思ってるよ。」
「どんな時に戦うの?」
「相手がそこに出る中でも弱い魔物だったり、2人にとって相性が良かったりしたらかな。。まぁ近くに私もいるつもりだから、危ないことは無いと思うけどね。だから、軽く武器と防具を持っていってね。」
「どんなのを持っていくの?」
「軽い皮の防具と短剣かな。ただ防具は無いよりは、いいかなって程度だから相手の攻撃に当たらないようにね。」
「わかったよ!」
「今日伝えないといけないことはこれくらいだね。あと、今日は、いつもより早めに寝て休んでね。」
「わかったよ。」
「わかったー!」
そう言ってマーキーが家から出て行った
「そういえば、シルって戦ったことってあるの?」
「少しだけはあるよ!お父さんが近くにいて、何かあったらすぐ助けてくれる状況だったけどね!」
(俺はこの体になってから戦ったことが無いから気をつけないと)
「じゃあ俺は、多分戦ったこと無いから戦いになったら、頼りにさせてもらうよ
。」
「うんっ!任せて!」
「まぁシルに任せっきりにならないように俺も頑張るけどね。」
「じゃあ2人で頑張ろー!!」
「そうだね。頑張ろうか。」
(一応倉庫の中の使えそうなものを確認しておこうかな。うーんポーションくらいかな?)
確認を終えて、それからその日は、マーキーに言われた通りにいつもより早く寝た。
次の日起きてから、リビングに行くと既に全員揃っていた。
「朝ご飯を食べて、準備をしたら出発するわよ。」
「わかったよ。」
それからご飯を食べて、準備をして出発した。
「初めて町の外の西側を見たな〜。」
「そっか、リーソルを見つけたのは、東だったね。」
「そうだよ。まぁ覚えてないだけで来たことあるかもしれないけどね。」
そんな会話はしていた時、道端の草の方から、蛇が出てきた。
「この蛇は毒を持ってないから、2人で倒してみようか。」
「わかったよ。」
「わかったー!」
そう言われて、しっかりと蛇を観察してみた。
(大きさは、1メートルくらいかな?動きは、遅そうだね。なら、)
「シル、俺が蛇に魔法の水を落とすから、その隙に蛇の頭を避けて斬りつけて。
」
「わかったー。」
「水球」
というと、蛇の上に水の玉が出現した。そのまま、水の玉を蛇に落とすと、へびは驚いて、動きを止めるその隙をついて、シルが蛇の胴体を切った。
そしてシルの攻撃でさらに隙が大きくなったから、俺も短剣を取り出して、蛇の頭を落とすように斬りつけた。すると蛇は血を流しながら、動かなくなった。
「2人ともよくやったね。上手く隙を作って戦ってたね。」
「シルがうまく斬りつけてくれたからね。」
「お兄ちゃんの魔法があったからだよっ!」
「2人ともステータスはどうなったかな?」
とマーキーが言うので確認すると、
(pが200増えてるだけだね。)
「俺は、特に変わってないな。」
「私は、レベルが上がったよ!」
「そういえば、シルはレベル幾つなの?」
「私は、今ので4だよ!お兄ちゃんは?」
「俺は、5だよ。」
「すごいねっ!」
そのあとは、特に生物と遭遇することはなかったから、順調に湖に着いた。
「おぉー!綺麗ー!」
「確かにすごい綺麗だね。」
そこは、少し周りに木が生えていて、その木の葉っぱが揺れたり、水面が陽の光を反射していたりして、すごく綺麗だった。
「じゃあ、とりあえず昼ご飯にしようかしら。」
「そうだね。食べてから周りを歩いて行こうか。」
と2人が言ったので先に、地面にシートを敷いて、ご飯を食べることになった。
「外で食べるご飯も美味しいねー!!」
「たしかに外だといつもと違う気分で食べられるし、美味しいねー。」
と、そのような会話をしつつご飯を食べた。




