表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

15/472

お出かけの話し合いと魔法訓練

水魔法を覚えてからの数日は、本を読むにたくさんの時間を使った。


(そのおかげでたくさん出来そうなことが増えたけどな)


(とりあえず、本にあった初級魔法は時間がかかったり、ミスが多かったりするが、全部1回は成功したし、これからは質をあげていかないといけないな。)


(さすがに初級魔法なだけあって、攻撃性があるものや防御の魔法は、なかったな。まぁ窒息させたり、水を壁にしたりは、あるかもしれないけど。まぁそう使おうと思ったら、もっと速く魔法を使えるようにしないといけないな。前にマーキーが速く使えるようになる事を教えると言ってたし、それも頑張らないとな)


(そういえばシルは、どうなってるんだろう?あとで話を聞いてみようかな。)


リビングに来たらそこには、シルがマージントと話していた。


「ちょうどいいところに来たわね。」

「お兄ちゃんおはよー!」


「おはよう〜。いいところって?」


「1週間後くらいにみんなで町の外に遊びに行こうって話しになって、今から呼びに行こうとしたのよ。」

「それは確かタイミングいいね。そういえばマーキーは?」

「マーキーは、どうするかは、任せるって言って仕事の予定を立ててるわよ。」

「そうなんだ。」


「どんなところがあるの?」

「町から西の方に、少しだけ魔物が出て危ないところがあるんだけどそこが綺麗な湖なのよね。」

「魔物って?」


「そういえば今まで説明してなかったんだ。したと思ってたわ。動物が自然の魔力を浴びて、違う生物になることがあるの、それが魔物。また魔物と普通の動物の違いは、攻撃性がとても高くなっていること、身体能力なども上昇してるの。あと普通の動物とは違い、魔物には、魔心石と呼ばれる、心臓が魔力の塊になったものがあるのそれはたくさんの使い道があるのよ。」


「そんな存在が出るって危なくない?」

「大丈夫だよ!出ると行っても弱い方だし、お父さんが一緒に行くんだしね!」


(そういえばマーキーもいるんだもんな前レベル20って言ってたし、魔法も何属性も使えるって言ってたしね。)


「それなら大丈夫か。俺はそこに行ってみたいけど、どんな話しになってるの?」


「みんなそこで賛成してたから、お兄ちゃん次第だったんだよね!!」

「だから、そこに行くことに今決まったわね。」


「そうだったんだね。」


「じゃあ私はマーキーに伝えてくるわ」

「いってらっしゃい!」

「いってらっしゃい。」


「そういえばシルって魔法が書いてある本読み切ったの?」

「うん!読んで試したけどまだ全部は発動できてないんだよね。お兄ちゃんは、どうなの?」

「俺は、全部発動はしたけど、まだ時間がかかったり、成功率が低かったりするんだよなぁー。」

「そうなんだ!早いね!」

「まぁ、まだまともに使うのはきついんだよね。それに、シルは凄い運動出来るからね。」


「せめて魔法は、シルより出来るようにして、旅に出たときに足引っ張らないようにしたいしね。」

「私こそ、足を引っ張らないようにしないと!」


「じゃあどっちも頑張らないとだね?」

「うんっ!そうだね!頑張ろう!!」


それから次の日は、マーキーの仕事が昼までだったから、魔法の勉強の続きをすることになった。


「2人とも、魔法はどのくらい使えるようになったのかな?」

「俺は、本に書いてあったのを1回成功はしたけど発動まで遅いし、物によっては、失敗することもあるくらい」

「私は、8割くらいの魔法は発動出来たくらいだよ!」


「本当に2人とも早いよね。普通は2ヶ月くらいはかかるのにね。」

「まぁそれならさっさと教えて、練習できるようにした方がいいね。」


「まず魔法の発動率を上げるには、力の調節と明確なイメージが必要になる。

だから、簡単なのは魔法に名前をつけて、それを考えたり、言ったりしながら魔法を使うと、発動しやすいよ。調節の方は、慣れてくれば時間がかかる時間が短くなるよ。」


「速くするのは、難しいけど、自分のMPを外に出して外で混ぜる事かな。1回自分の中に入れて混ぜて出すのから、外に出して混ぜるに変わるから速くはなるけどたくさんの自然の力に少しのMPを出して調節するから、自分の中で調節するときと比べるととても難しくなるんだ。ここで諦める人も少なくはないよ。」


「まぁ2人がここで詰まることは想像しにくいけどね。」

「とりあえずは、安定して発動できるように、本に書いてある名前を覚えて、使うときに言いながら使うことだね」


「安定できたら外で混ぜるようにすればいいよ。」


「あと、魔法だけじゃなくて、外に行って体力をつけたほうがいいよ。シルは大丈夫だと思うけど、リーソルは意識して体力をつけたほうがいいと思うよ。」


「まぁ無理に魔法にこだわる必要はないよ。特にシルはね。」


「確かにシルは、運動神経すごいしね。ただ置いていかれないように体力をつけないといけないね。」


「別にリーソルが運動が苦手ってわけではないんだけどね。それと同じようにシルも魔法をとても早く覚えてるけど、リーソルはそれを超えてくるから、自分が低く見えるかもしれないけど、自分の事を低く考えないでね。」


「わかったー!」

「わかったよ。」


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ