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才と運での新生活〜〇〇○の☆☆から△△△する◇◇の運で沢山のことが決まる****世界の物語〜この人生?を楽しみたいな  作者: U・x・U
後処理と王様

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ソルの正体と先輩の敗北


「シイサさん、考えはまとまった?」

「まとまってないけど、少し良い?」

「分かりました。みんなは、戻っててね。」


ガチャッ

「風壁、土壁、氷壁。」


「それでどうしたんですか?」

「話し方を変えて頂けないでしょうか?」

「こんな感じでいいか?」

「はい。ありがとうございます。陛下。」


「さっきの言葉で気づいたのか?」

「はい。それまでの事は今考えると、分かりそうなところもありましたが私には分かりませんでした。」

「まぁ、あからさまに言ったのはさっきが初めてだからな。仕方ない。」

「ありがとうございます。そして、今までの不敬、申し訳ありません。」

「問題ない。俺が隠してたんだからな。他の者の前では、さっきまでのように振る舞え。完全には無理でもいい。」

「承知しました。」



「それで何を話したいんだ?」

「陛下が何故ここに居るのでしょうか?」

「何故か。今の国の状況は分かっているな?」

「はい。」

「その状況で王位継承者が固まっているのは危険だからな。」

「パートム閣下がいらっしゃるのでは無いのですか?」

「パートムは少し前まで居なかったんだ。」

「数年前に隊長が変わってらっしゃいましたね。その時なのですか?」

「あぁ。他に何かあるか?」



「さっきの獣人がマシというのは本当なのですか?」

「実際に見たわけでは無いが本当だろうな。ただ、俺はあの扱いを間違っているとは思えない。シイサは詳細な記録を見た事があるか?」

「いえ。」

「それなら仕方ないな。俺の関わったことで言うなら…サマリージョ伯は知ってるな?」

「はい。」

「あそこの娘が襲われていたな。他で言うとセンストに会ったよな?」

「はい。」

「センストの親は初日の攻撃で死んだ。」

「………」



「土壁 フュンフツィヒ(×50)。これは誰にも言うな。良いか?」

「承知しました。」

「俺の親は暗殺された。相手は決定しては無いがな。」

「っ!」


「俺は大丈夫だが街だと数千いや、被害なら数万単位で出ている。恨みを全く持っていない人の方が少ないだろうな。こちらの攻撃などによる被害で建物が壊れた人もたくさんいる。獣人が攻めて来なければそんなことは無かった、だから獣人に恨みを向ける人が多い。あれでもおそらく戦えない中では最上位に良い扱いだろう。」

「…分かりました。」


「あぁ。それに何かが違えば、この街には獣人が誰1人としていなかったかもしれないな。」

「どう言う意味でしょうか?」

「パートムは俺の親に忠誠を誓っていた。そして、パートムが本気で潰そうと思えば、誰1人として生きられなかっただろうな。」

「…そうですね。」



「他に何かあるか?」

「あの、シルバードちゃん?との関係はどのようなものなのでしょうか。」

「シルか。いろいろあったんだが簡単に言うと、義理の妹だ。隠れるために俺が向こうの家に入った感じだな。」

「なんとなく分かりました。」

「あぁ、それでいい。」



「陛下、教室で助けていただきありがとうございます。」

「あぁ、なんとかなった気はするが感謝は受け取ろう。それよりも、タルクは面倒になったな。」

「そうですね。あそこまで正反対の人が居るとは思わなかったです。」

「そうだな。俺も努力の発言をした時に俺に来ると思ってたが、あんな事になるとは思わなかったな。それとシイサはいつもあんな感じなのか?」

「途中まではそうですね。」

「大変だな。」

「陛下よりはだいぶ楽ですよ。」

「今の俺は政治をしていないからな。そこまで大変でも無いな。そう言えば、シイサは呼び方を変えてもいいか?」


「はい。大丈夫です。」

「それなら、シイでいいか?」

「はい。」

「俺の事は普段はソルでいいぞ。呼び捨てでもいいぞ。」

「いえ!さっきまで君をつけていたのでそれで問題ありませんか?」

「あぁ。大丈夫だ。そろそろ戻るか。」

「分かりました。」

「頑張って普段通りを意識せよ。」

「承知しました。」



「シイ、上級魔法は2つだよね?」

「そうで、そうだよ。」

「風と火だよね?」

「は、うん。その2つだね。」

「頑張ってね。」

「う、ん。」



「おかえり!」

「ただいま。」



「ソル、なんであんなに急に変えたの?」

「あれはそもそもあの5人とは契約をしてるじゃないですか?」

「そうだね!」


「戦力になれば一方的に従えることが出来るんです。そのために強くさせようとしたんですよ。それで俺を憎ませようとしてたんです。さっきサンと話してみんなに相談しようと思ったんです。どうやったら強い目標を持てるかを。まぁ、急に変えたのは面倒過ぎるってのが大きいですが。」


「ソルらしいね!!」

「どういう意味ですか?」

「気まぐれなところだよ!!」

「水落」(幻影縄 付与 麻痺毒)

「風壁!やった!防げっ」

「水落」

「セン!防げたの?!」

「……凄いね……防いで……麻痺するの」

「喋れないセンに言うのね。」

「まぁ、あんな事を言ったら仕方ないね!」


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