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才と運での新生活〜〇〇○の☆☆から△△△する◇◇の運で沢山のことが決まる****世界の物語〜この人生?を楽しみたいな  作者: U・x・U
後処理と王様

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婚姻相手との会話


「パートムって普段はどこに居るの?」

「俺は隣の部屋だな。」

「わかったよ。」

「じゃあ、何かあったら言ってくれ。」

「わかったよ。王都に入るくらいには伝えてね?」

「あぁ。」



(今日はもう寝ようかな。)



(ベッドの質が凄いね。)




コンコンッ

「俺だ。起きてるか?」

「うん。起きてるよ。何かあったの?」

「そろそろ王都から見えるところに来たぞ。」

「早くない?」

「早いな。まぁ、問題はないよな?」

「大丈夫だよ。それでいつくらいに準備すれば良いの?」

「このまま行くと昼前には着くから昼に準備が整ってれば良いぞ。」

「わかったよ。この部屋に居れば良いの?」

「あぁ。向こうの準備が終わった後に俺が迎えに来る。」

「わかったよ。よろしくね。」

「あぁ。」




(そろそろだね。)


コンコンッ

「準備出来たか?」

ガチャッ

「出来たよ。」

「それなら行くか。」

「うん。そういえばパートムは相手の前で俺の事をどうやって呼ぶの?」

「一応陛下だが言葉遣いはどうなるか分からんな。」

「パートムの事はどんな感じで呼べば良いの?」

「なんでも良いがもっと言葉がキツイ感じでした方が楽だと思うぞ?」

「わかったよ。」



「ここですね。」

(面白いね。パートムの言葉が。)

「あぁ。分かった。」

(こんな感じかな?パートムみたいだね。)

コンコンッ

「パートムです。陛下をお連れしました。」

「どうぞお入り下さい。」

ガチャッ

(4人だね。1人は文官かな。まぁ、見た目だと分からない事もあるけどね。残りの2人が護衛かな?10歳もいってなさそうな男の子と女の子…子どもなのに護衛なのかな?最後の1人がセインって人で可愛い感じだね。)


「国王陛下に拝謁を賜わる事が出来、恐悦至極に存じます。」

「あぁ。そなたがセインだな?」

「そうでございます。」

「楽にして良い。俺も面倒だからな。」

「分かりました。」

「あぁ、そのくらいで良い。」

「陛下、ご飯をお召し上がりになられますか?」

「頼む。」

「承りました。」



「そこの3人はどこの者なんだ?」

「この者はテマリン伯爵です。」

「文官か?」

「そうでございます。」

「そうか。」

「こちらはチョウゴ侯爵家のタルクとシイサと申します。」

「武官か?」

「そうでございます。」

「どのくらいの力があるんだ?」

「陛下は分かりかねますが、パートム閣下とは比べ物になり得ません。」

(パートムの役職ってなんなんだろうね?)

「そうか。そなたは戦えるのか?」

「魔法の使用は出来ますが殆ど戦うことは出来ません。」

「そうか。」


コンコンッ

「パートムです。」

「入れ。」

ガチャッ

「陛下、どうぞ。」

「あぁ。」

「セイン様もどうぞ。」

「ありがとうございます。」


「美味しいですね。」

「そうだな。誰が作ったんだ?」

「城の料理長です。陛下。」

「美味かったと伝えておいてくれ。」

「承りました。料理長も喜びになるでしょう。」


コンコンッ

「ゴシャタです。片付けに参りました。」

「入れ。」

「失礼いたします。」

ガチャッ

「全て持って行ってもよろしいでしょうか?」

「俺は構わんが、」

「私も大丈夫です。」

「それなら頼む。」

「かしこまりました。」



「陛下、この度は王妃に選んで下さりありがとうございます。」

「あぁ。こちらも受けてもらえて助かった。」

「ありがたきお言葉にございます。」

「もっと楽にして良いぞ?」

「分かりました。」

「あぁ。それで良い。そこの2人は何歳なんだ?」

「この2人は8歳です。」

「8歳か。この後は戻るのか?」

「いえ、王都に残る事になっています。」

「そうか。8歳で護衛とは努力したんだな?」

「していない!」

「ちょっ、タルク黙って!」

「努力せずに護衛になれないだろう?」

「陛下」

「下がってろ。」

「承知いたしました。」

「努力なんてしてない!」

シュン

「剣を抜いて良いのか?」

「タルクっ!やめて!」

タンッ!

「風壁」

サンッ

「水壁」

ザンッ

「土壁」

ザンッ

「氷壁」

カンッ

「タルクっ!!やめてっ!!」

「陛下っ!申し訳ありませんっ!」

「俺は構わんぞ。パートムいいか?」

「はっ!問題ありません。」

「陛下、感謝申し上げます。」

「あぁ。」

「シイサ、テマリン、連れ出して。」

「分かりました。」

「承知いたしました。」



「あの者はどうしたんだ?」

「タルクは生まれ持ったものに誇りを持っております。その為後から手に入れた力の事を言われる事が嫌いなのです。」

「そうか。切りかかって来るとは思わなかったな。」

「大変申し訳ありません。」

「危険は無かっただろうがな。なぁ、パートム?」

「その通りにございます。」

「パートム、本来ならこれはどうなるんだ?」

「処刑が10回以上できるような罪になります。また、今回はそこまではないでしょうが爵位や領地の剥奪などもあり得ることです。」

「そうか。仮に俺が死んでたらどうだったんだ?」

「確実に爵位と領地の剥奪はあります。また、主君もそうなる可能性が高いです。それに加え一族を根絶やしにする事になるでしょう。」

「そうか。まぁどうでも良いが。そういえばあの2人の関係は何なんだ?」

「あの2人は双子でございます。」

「そうなのか。シイサは大変そうだな。」

「普段は相手が立場が低いのでまだマシのようでございます。」

「そうか。あの2人の今後の予定は?」

「特に決まっておりません。」

「それならば学校に行かせてみろ。」

「かしこまりました。」

「パートム、手続きを頼む。」

「承りました。」



コンコンッ

「テマリンです。」

「入れ。」

「ははっ。」

ガチャッ

「あいつはどうなったんだ?」

「ゴシャタ近衛部隊司令長官殿に引き渡して参りました。」

「もう1人はどうなったんだ?」

「タルクを守る方法を考えると部屋に戻りました。」

「守る?何からだ?」

「それは…」

「陛下ですよ。」

「俺か?」

「はい。先程処罰を説明いたしましたが覚えてらっしゃいますか?」

「あぁ。」

「陛下が赦すと申しられなければ処刑が確定的なのです。」

「さっき言わなかったか?」

「自分に襲いかかってきた人を赦す事は基本的にございませんので信じられてないのだと思われます。」

「そうか。テマリン伯、呼んでこれるか?」

「はっ!」



コンコンッ

「テマリンです。」

「入れ。」

「ははっ!」

ガチャッ


「タルクの罰に悩んでいたと聞いたが本当か?」

「はい。」

「そうか。さっきも言ったが赦す。聞いたな?パートム、セイン、テマリン伯。」

「はい。」

「聞きました。」

「はっ!」

「これで信じられるか?」

「はい。ただ、陛下はどうしてお赦しになられるのですか?」

「危険が無かったからな。」

「先程は大丈夫でしたがまたある事は否定しきれないです。それなのにお赦しになられるのですか?」

「パートム、問題あると思うか?」

「いえ、あの者によって陛下が危険になる事はありません。」

「らしいぞ。」

「危険になられなくとも襲われる可能性のある者を生かすのですか?」

「利益の面で言った方がいいか?」

「そうして頂けるとありがたいです。」

「あの歳で王妃になる者の護衛になる程の者を失う事は出来ないな。婚姻相手の戦力を削る余裕は今の俺には無い。それにあの者に負ける事は無いからな。」

「そうなのですね。ありがとうございます。」

「あぁ。それとお前たち2人は学校に行ってもらう。」

「学校、ですか?」

「あぁ。あそこも戦力だからな。そこで力を振るい、周りの者の力を引き上げろ。」

「しかし、タルクの性格だと、」

「問題ない。丁度学校内の格差が広がったからな。下の者なら問題ない。まぁ、上なら話は変わるがな。パートム、こいつらの力なら1番上だな?」

「はい。」

「それなら簡単に負ける実力では無い。逆に気をつけるべきだな。とりあえず学校に通え。分かったか?」

「はい。分かりました。」



「陛下、そろそろです。」

「分かった。セイン、また会おう。」

「分かりました。今日は申し訳ありませんでした。」

「あぁ。」


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