これからの学校の説明
(今日から学校だね。陛下の方はあと1週間後…まぁ、パートムがそこは開けてくれるだろうし大丈夫かな。)
「おはよう!」
「おはよう。」
「今日から学校だね!」
「そうだね。久々だね。」
「うん!えーと、1ヶ月と少し?」
「そのくらいかな?まぁ、何でも良いけどね。」
「そうだね!」
「じゃあ行こうか。」
「うん!」
「おはよう。」
「おはよう!」
「おはよー。」
「おはようって言っても、もうあってるわよね?」
「……うん」
「それはそうだね。」
「皆さんおはようございます。お久しぶりですね。」
「おはようございます。いろいろありましたからね。」
「そうですね。皆さん無事で良かったです。」
「先生もですよ。」
「そうですね。ありがとうございます。」
「それではいろいろな事を説明しますね。」
「お願いします。」
「はい。まずはこのクラスから人が減る事はありません。増える可能性はあります。次は獣人についてですね。獣人とはいろいろな契約をしています。」
「獣人は自分から来たんですか?」
「半分くらいはそうですね。」
「分かりました。」
「契約を簡単に説明すると、相手が同意か攻撃しない限り人間と獣人を傷つけられない。自分と同じクラス以上の人間に対戦を申し込まれたら拒否できない。いろいろな事で手に入るポイントを貯める事で自分を解放できる。こんな感じですね。」
「ポイントってどんな物なんですか?」
「ポイントは皆さんにも関わりますね。基本的にクラスの変わる可能性のある戦いの時に手に入ります。また、クラスが高いほど多く手に入ります。ポイントを使用する事で様々なものと交換できます。こんな感じですね。」
「解放って現実的なんですか?」
「……皆さん言わないでくださいね?」
「分かりました。」
「例えば、前の戦いありましたよね?」
「はい。」
「あの時だと貢献度で差が出ますので1番高いリーソルで話します。あの時の合計で5万ポイントです。そして解放は100万ポイントです。」
「それって無理ですよね?」
「出来なくは無いですね。」
「分かりました。」
「最後にクラスの優遇の差が広がります。買い物の時に今まで50%の値段だったのが、20%の値段になります。その代わりに6組は今まで100%だったのが120%になります。5組が110%、4組が90%、3組が60%、2組が40%になります。それと金貨も5枚から15枚に増えます。」
「そして最後に何かあった時にクラスによって対応が変わります。」
「死んでもですか?」
「はい。基本的に全てです。ただしとても重大な事なら話は変わります。」
「誰かを殺したらどうなるんですか?」
「相手のクラス次第ですが、ここのクラスだと、6、5、4組の人が相手なら何も無いですね。3組だと罰金です。2組だと謹慎などですね。」
「仮に逆ならどうなりますか?」
「6、5、4組なら処刑です。3組は奴隷です。2組なら獣人と同じ扱いになります。」
「窃盗ならどうなりますか?」
「物にもよりますが、基本的にどの組でも何も無いです。逆なら2組はそれと同じ価値のお金です。3組はその3倍のお金です。4、5、6組は盗んだ人の奴隷となります。」
「その背景に何かあってもですか?」
「はい。関係ありません。ただ逆なら考慮されます。」
「辞める人が出ると思うんですが、そこはどうなんですか?」
「優遇の差が出ると言った時に辞めないと契約をしています。このクラスは無いですが。」
「分かりました。」
「今日はここまでです。気をつけて帰ってくださいね。さようなら。」
「はい。さようなら。」
「一旦帰ろうか。」
「そうね。」
「先輩、話したい事があるんですが大丈夫ですか?」
「うん!ボクもあるからね!」
「まずはクラスの変更とお金については大丈夫ですよね?」
「そうだね!」
「次がポイントですね。先輩、解放に必要なポイント聞きました?」
「聞いてないね!」
「なら話しますね。前の俺たちの戦いありましたよね?」
「あったね!」
「あの時の俺のポイントが5万くらいらしいです。」
「うん!それで?」
「解放は100万ポイントらしいですよ。」
「それ無理だよねっ!!」
「出来なくは無いらしいですよ。」
「現実的には無いよね!!」
「そうですね。まぁここはいいです。」
「そうだね!」
「クラス間の格差大きすぎないですか?」
「本当にそうだよっ!!やばいくらいの差があるよねっ!!」
「そうですね!本当に。パートムやりすぎですよね!」
「ん?お兄ちゃん、パートムが関わってるの?」
「うん。まぁ、俺が差を広げてみたらって提案したんだよ。」
「じゃあ原因はソルッ?!」
「いえ!俺はここまでは言ってないです!もう少し差をつけたらどう?って言っただけです!パートムがやりすぎなだけですよ!」
「そうなの?」
「そうですよ!都合は良いですが驚きが大きすぎますよ。それにパートムは差を広げれば俺たちにいろいろしてやれるって言ってましたよ。」
「……」
「どんなのがくるのかな?」
「絶対にやばい物だろうね。」
「そうだよね!」
「うん。それにポイントで何を交換できるのかも怖いね。」
「そうだね!どんな物だろうね?」
「分からないね。先輩、大丈夫ですか?」
「…うん。もう考えなくて良いかな?」
「良いと思いますよ?考えてもどうにもならないですし。俺達にとっては都合がいいですしね。」
「そっか!」




