戦いの振り返りと学校の報せ
「おかえり!」
「ただいま。先輩の鳥って部屋に居ました?」
「居たよ!端の方にね!」
「居たんですね。見えなかったですよ。」
「そうかもね!」
「みんなも内容知ってるの?」
「うん!」
「それなら、何か言いたい事ある?」
「最後の何なんだ?」
「あれは、重力魔法って物だよ。これまでは、必要無かったから隠してたんだよね。ただ捕えるのに便利だから使い始めたんだよね。」
「へぇー!そんなものがあったんだな!」
「そうだよ。隠してたけどね。」
「ソル、1つ言ってもいい?」
「どうしたんですか?」
「嘘ばっかり言ってたよね?!」
「嘘ですか?」
「そうだよ!」
「どんなこと言いました?」
「例えば、初めの攻撃はわかってたよね?それに重力魔法って消費多くないよね?!」
「そうですね。多くないですね。」
「それに嘘ではないけど、接近戦が得意じゃないって言ってたけど、それって魔法に比べるとだよね!!
「そうですね。でも得意ではないですよね?」
「比べたらね!と言うか何であそこまで長引かせたの?」
「どんどん戦いに来てほしいからですよ。差を見せすぎると、来ないと思いますしね。」
「そうなんだね。速く終わらせようとしたら、何秒かかったの?」
「うーん、そもそも始まらないと思いますよ?」
「そっか!始まったのって後ろを向いた時だったね!」
「はい。いるのは分かってたのでわざとそうしたんですよね。」
「それで、負けることありそうなの?」
「うーん、何も無ければ無いね。重力魔法だけで負けないね。」
「そうだよね!ただ、このままいくと、挑んでこなくなりそうだけど、いいの?」
「うーん、そうなったらその時に考えます。」
「そっか!」
「お兄ちゃん、あの5人はどうするつもりなの?」
「うーん、分からないね。とりあえず貰っただけだからね。そのうち何かに使うかもね。」
「何かって何なんだ?」
「うーん、メリは分かる?」
「……うん」
「ログって知ってると思う?」
「……多分知らない」
「だよね。なら言えないかなぁ。」
「?」
「まぁ、そのうちわかると思うよ。」
「そうなのか?」
「うん。」
「そういえば、結局みんなこの部屋で寝るんだね。」
「そうだな!正直部屋が広すぎるからな!」
「それは確かにそうだね。」
「そういえば、ログって文字どうなの?」
「だいぶ出来てきたぜ!」
「そうなんだね。それならよかったよ。」
「学校始まるの?」
「いえ、まだなんですが、パートムが話を詰めそうな感じでしたので。それと、先輩ってここの寮でいいですか?」
「いいよ!」
「ありがとうございます。」
「おやすみ!」
「うん、おやすみ。」
「おはよう!」
「おはよう。」
「ソル、何を読んでるの?」
「雪属性の本ですよ。パートムから借りました。」
「あー、そっか!学校に無いって話したね!」
「そうですね。なので何か無いかって聞いたらこれを貸してくれたんですよ。」
「そうだったんだね!」
「はい。」
(読み始めてから、2週間経ったね。今までよりもだいぶ難しいね。これ、先輩の3つの派生属性ってどれだけ難しいもの何だろうね?)
コンコンッ
「ハレイです。」
ガチャッ
「どうしたの?」
「教師の方から学校の資料を受け取りました。」
「ありがとね。何か言ってた?」
「その資料にいろいろ書いてあるそうです。」
「わかったよ。ありがとね。」
「はい。」
「みんなで確認する?」
「する!」
「おう!」
「じゃあ、確認しようか。」
「うん!」
「えーと、再開は1週間後。クラスは一旦そのままでそのうち変更される。どんどん新しい人を入れる。獣人も入ってくる。そのクラスは1番下。クラス間の優遇の差が広がる。こんな感じですかね?」
「みたいだね!」
「どこが気になります?」
「俺はクラスの変更のところだな!」
「確かにそうだね。ここは変わるのかな?」
「どうなのかしらね?増える可能性はありそうだけど。」
「まぁ、減ることは無いだろうね。」
「そうだね!」
「獣人もやっぱり入ってきたね。」
「そうだね!どんな条件なんだろうね?」
「分からないけど、いろいろあるんだろうね。」
「そうだろうね!」
「クラス間の優遇の差が広がるってどうなるのかしら?」
「思いつくのは、割引率が増えたり貰えるお金が増えたりかな?」
「そうね。他で差というと、ここ?」
「そうだね。ただここを変えるのかな?」
「分からないね!」
「そうだね!」




