報復
「あと3分以内に出てこないなら、家ごと潰しますね。
範囲はまぁ、聞こえたところくらいですね。」
(10分の8は出てきたね。あとは2軒で3人だね。)
「火爆 ツヴァイ」
(生きてないね。)
(200くらいだね。うーん、どうしようかな。まぁ会話しなくていいかな。)
「2倍」
「2倍」
「3倍」
(「シルって今どこにいるの?」)
(「今は、南東だね!」)
(「わかったよ。毒を使うから南西には来ないでね。」)
(「おっけー!」)
「麻痺毒 ツェーン」
(倒れたのを回収しようかな。)
「待て!」
「何?」
「お前は何をしている!」
「何っていわれても、うーん、害獣の巣の制圧かな。」
「害獣だと?」
「そうだよ?当たり前だね。まぁ、ただの報復だね。」
「チッ!アイツらのせいか!」
「お前は、もう1つの派閥の方なんだね?」
「そうだ!」
「まぁ、関係ないけどね。」
「だろうな…くそっ、アイツらのせいで!」
「それで降伏するの?」
「……俺は、いいが娘と息子は助けてくれないか?」
「うーん、ならとりあえず連れてきてくれない?分からないから巻き込みそうなんだよね。」
「…わかった。」
「その2人だね。」
「あぁ。」
「じゃあとりあえず、これをつけるよ?他だと間違えると思うからね。」
「すまん…」
「じゃあ、うーん、とりあえずアイツらって奴の家に連れて行ってくれる?」
「わかった。」
「ここが1つ目だな。」
(違うね。中は、いないね)
「次は?」
「次は、あそこだな。」
(違うけど1匹いるね。)
ドンッ
「2倍」
「次は?」
「次は、あそこだな。」
(2匹)
「2倍」
「2倍」
「次は、どこなの?」
「次は、少し離れるな。」
「わかったよ。」
「ここだな。」
(あっ!血縁者に反応があったね。)
(「シル、先輩のあれで反応があったよ。」)
(「やった!捕まえてね!」)
(「うん。捕まえるよ。ただ多分捕まえるのは、遅くなりそうだからよろしくね?」)
(「うん!」)
「じゃあ、ここで待っててね。」
「?あぁ。」
(えーと、3匹だね。)
コンコンッ
「すみません。あなた達の血縁者の事で話があるんですが、開けてくれませんか?」
「開けないなら壊しますね。」
ドンッ
「えーと、そことそことそこだね。」
(大人の女とえーと、10歳と10と少しくらいかな?の女の子だね)
「すいませんが、逆らわないでくださいね?殺しはしないですが、まぁそれ以外はできるので。」
「くっ、」
「はい、これですね。じゃあ来てくださいね。」
(「3匹捕まえたよ。」)
(「おぉ!いいね!」)
(「うん。」)
「次はどこなの?」
「次はこっちだな。」
「2倍」
「2倍」
「2倍」
「2倍」
「2倍」
(仕方ないけど、全然いないね。)
「次は、こっちだな。」
(あ!来たっ!)
(「もう1度反応あったよ!」)
(「おぉ!やったね!じゃあしっかり捕まえてね!」)
(「うん。数はよろしくね?」)
(「うん!」)
(3匹だね)
「こんにちは。」
(えーと、うん?子供だけ?10歳前後くらいの男の子が2人と女の子が1人だね。)
「2倍」
「2倍」
「2倍」
(じゃあ、捕まえてと。)
(「捕まえたよ。」)
(「おぉ!何匹だったの?」)
(「子どもが3匹だね。」)
(「子どもだけ?」)
(「他にはいなかったね。ただ、都合はいいかもね。」)
(「そうなの?」)
(「まぁ、先輩って元々優しいからね。親が1人なら止める可能性が上がりそうだからね。」)
(「確かにそうだね!センならそうかも!」)
(「まぁ、他にもあるかもしれないけど、まぁ最低限の目標は達成できたね。」)
(「そうだね!じゃあ、パートムのところに行こう!」)
(「そうだね。えーと北の方だよね?」)
(「そうだね!」)
(「じゃあ北に向かうよ。」)
(「うん!」)
「パートム、見つけたからもう良いよ。」
「わかった。なら」
<3分後から土が外から押し寄せる。死にたくなければ中央に向かえ。>
「2人とも!」
「シル、おかえり。」
「ただいま!どのくらい捕まえたの?」
「俺は900と少しだな。」
「俺は450だね。少なめだね。」
「まぁ、そこは仕方ないな。数は、結局これで集まるからな。よっぽど、あっちの方が重要だからな。」
「そうだよ!」
「ありがとね。シルは?」
「私は800くらいだね!」
「合計2150匹くらいか。」
「まだまだいたから、何万匹居るのかな?」
「分からないな。こっちもたくさんいたしな。と、そろそろだな。土山」
「これ、竜巻よりもここだとやばいよね。範囲も広いし」
「そうだな。ただ、動かすと消費が大きいがな。」
「動かせるだけで強いよ!」
「それは、そうだな。」
「これ足りなくない?」
「足らないな。」
「どうするの?」
「幻影魔法で縛る?」
「あー、なら弱い奴らを幻影魔法で縛ってくれ。どのくらい作れる?」
「えーと、どのくらい縛る?」
「腕を動かせなくなるくらいだな。」
「なら、7000くらいだね。これで足らないとどうするの?」
「そうなると仕方ない。普通の縄あるよな?」
「あるね。多分、5000くらいはいけるね。」
「それで足らないなら、そのままだな。」
「わかったよ。」
「幻影魔法は無くなったよ。」
「わかった。なら普通の縄で同じような弱そうな奴を縛ってくれ。」
「わかったよ。」
「終わったね。」
「そうだな。結局、6万匹いたな。」
「こんなにいたんだね!」
「みたいだね。ここまでは予想してなかったよ。」
「そうだな。想定が甘かったな。」
「まぁ、足りたんだし大丈夫だよね!」
「それもそうだな。」
「うん。」
「このまま帰るの?」
「俺たちはそうだな。ただ、このままだとこいつらが死ぬだろうから、兵を使って輸送するな。」
「じゃあ、例の奴らとあと3匹は連れて行く?」
「3匹?」
「もう1つの派閥の奴とその子供だよ。」
「まぁ、わかった。ならそれを連れていくか。」
「歩くの?」
「山から出たら、馬だな。」
「俺は、乗れないよ?」
「そこは、大丈夫だ。人も一緒だからな。それに数も20呼んである。多少多かったとしても問題無いようにな。」
「セン達は?」
「数的に馬だな。」
「おっけー!」
「みんな、お疲れ様。」
「センは、ともかく私達は何もしてないわよ。」
「そうだぜ!ソル達の方が疲れてるだろうな!」
「疲れてはいるけど、みんなも早く行ってたし、やっぱりお疲れ様でいい気がするね。」
「そうだな。」
「そうだよ!」
「先輩もお疲れ様です。」
「うん!まぁ、疲れたね!ドラゴンを呼ぶの」
「まぁ、逃げたのが帰って来てましたし意味はありましたね。」
「それならよかったよ!意味があって!」
「じゃあ、帰るか。」
「そうだね。」
家族構成と数はランダムです。




