表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

101/472

陛下とドラゴン

(ログに頼むかな。)

(「2人とも今大丈夫ですか?」)

(「大丈夫だよ!」)

(「うん!」)

(「さっき、先輩に調べてもらった事を紙に書いてくれません?」)

(「いいよ!」)


(「調べた事?」)

(「学生のことで頼んだんだよね。」)

(「そうだったんだね!私は何をすればいいの?」)

(「運ぶのをログにこの後頼むつもりなんだけど、先輩と誰もいないところで話してくれない?」)

(「私が頼んだことにするって事?」)

(「そうだね。やってくれる?」)

(「うん!まぁ、ほぼ何もしないけどね!」)

(「その少しが必要だからね。よろしくね。」)


(「それとその人を保護してくれませんか?食料はあの部屋に6人だと1ヶ月分あるので。」)

(「オッケー!じゃあ、保護しておくよ!」)

(「お願いします。」)


「おかえり!」

「ただいま。」


「ログ、1回戻ってまた来てくれない?」

「別にいいがどうしたんだ?」

「少し持ってきて欲しいものがあるんだよ。」

「まぁそれくらいならいいぞ。」

「じゃあ、お願いするよ。」

「おう!」



「あれ?ソログくんも帰るの?」

「一旦取りに行くものがありますので。」

「あー、そっか。じゃあ、気をつけてね。」

「うん!」




「ソル、これでいいのか?」

「うん。ありがとう。」

「これくらいなら別にいいぜ!」

「ちょっと、マイカさんと話してくるよ。」

「おう!」



コンコンッ

「すいません、今大丈夫ですか?」

「リーソルくん?大丈夫だよ。」


「失礼します。」

「どうしたの?」

「話す事があるんですが、心の準備は大丈夫ですか?」

「……」


「…お願い。聞かせて。」

「分かりました。じゃあ、言いますね。」

「うん…」

「まず、2年の寮に居ました。」

「うん…」

「そして、生きているそうです。」

「そっか」


「そして、どうだったかについては、…残念ですが、」

「………精神面は?」

「そこは大丈夫らしいですね。それと保護を頼んだので今までよりは、安全だと思いますね。」

「ありがとうっ!」

「ですが、、」

「最悪なのは、肉体か精神が死んでることだから、そうじゃないだけで嬉しいよっ!それに保護もしてくれるんだよね?」

「はい。」

「それがありがたいよ。」

「それならよかったですが、」

「気にしないで!良い方なら気にして良いけど、悪い方なら気にしないで良いよっ!!」

「分かりました。気にしてても悪いですしね。」

「そうだよ!」


(そこまで気にしてはないけど、まぁいいかな。)


(それよりも陛下がどうなるかだね。目立つ昼に出てくる気がするけど、、)



「ここは、今まで襲撃された事ってあるんですか?」

「無いよ。」

「そうですか。それなら、少し外に出てきますね。」

「うん。」


(ログに言ってからだね。)


「ログ、ちょっと外に出てくるよ。」

「おう!行ってら!」

「うん。」



(目立つところに行こうかな。)


(予想してたけど、やっぱり人が少ないね。)



(なんだか、騒がしいね。行ってみようか。)


(「シル、今どこにいるの?」)

(「パートムのところから帰ろうとしてるよ!」)

(「それなら、パートムのところにいてくれない?」)

(「いいよ!」)




(人がたくさん集まってるね。)


「あれって、王様なんじゃ、、」

「そうなはず、、」

「じゃああの噂も本当だったのか?」

「そうなるかな、、」

「これ勝てないだろ…」

「そうだよ…」

「戦わない方がマシだろ…」

「そうかもね、死ぬよりはマシだと思うし…」


(うーん、やっぱり戦意が落ちてるね。これはドラゴンでどのくらい抑えられるかな?まぁ、するしかないけどね)


(「シル、パートムに出てきたって言ってくれる?」)

(「おっけー!」)


(「場所はどこかだって。」)

(「南の大通りから少し入ったところだね。」)

(「おっけー!」)


(「とりあえず、近くの兵を送るって。それと兵が来たらドラゴンを使うって。」)

(「わかったよ。じゃあ先輩、今いいですか?」)

(「大丈夫だよ!何かあったの?」)

(「はい。あれが表に出て来ました。なのでもう少ししたら、ドラゴンを呼んでください。」)

(「あれかぁ。ドラゴンは分かったよ。」)


「避けてください。」

「離れてください。」


(3人かな?兵が来たね。)


(「シル、兵が来たよ。パートムに確認してくれる?」)

(「うん! やってだって!」)

(「先輩よろしくお願いします。」)

(「うん!」)



「暗くなった?」

「ん?は?」

「なんだあれ…」

「ドラゴン?大きすぎるだろ…」


「みなさん、あれは味方です。」

「そうですよ。大丈夫です。」


「本当なのか?」

「あの大きさのドラゴンが…」

「張りぼてなんじゃないの?」

「そうだ!」


「いえ、本物です。」

「じゃあ見せてみせろよ!」

「そうだ!」

「見せろ!」

「張りぼてか?」


(この数人は、本物の方が都合が悪そうだね。)


(「シル、パートムに張りぼてって言われてるって伝えてくれる?」)

(「おっけー! やってくれって。」)

(「じゃあ、先輩よろしくお願いしますね。」)

(「うん!いくよ!」)


グオオオオオッッッッ


(咆哮?えーと、周りは動きを止めてるね。どうなんだろうね?)


「……」

「……」


(えーと、これはこれで大丈夫なのかな?)

(「シル、動きを止めてるって言ってもらえる?」)

(「うん! 本物なのは示せたからこれで良いって。それと、これを使ったから獣も動くだろうって。」)

(「それならいいね。獣の事は大丈夫だよ。」)


「……」


(まだ動かないね。全員が止まってるね。)


「あ、やっと動けた。」

(兵の1人が動いたね。だいたい5分くらいかな?長いね。)

「おい、動けるか?」

「あ、あぁ今動けるようになった。」

「俺もそうだな。」


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ