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12話

扉を開けた先は…砂浜と海。後ろに森などはなく菱形に近い形の島?のようだ。

「あ、今回は縁がなかったということで失礼しま…」

扉は消えていた。

こんちくしょう、ここで弱点属性当てるか普通?バカジャネーノ?

ああ、扉なんてくぐらなければよかった。ずっと自堕落に本を漁っていたかった。

海て、ホントもうまじで…

落ち着け思考がループしてる。ポジティブに考えよう海だ。魚がいるんだ。おしゃ魚!早速捕ろうかな…って、潜れねーんだよ俺は!降り出しに戻った。

「…もうダメだ。よし、速攻でボス倒そう。海ってことは魚がボスだろう」

どうすんだよ…いやだよ触りたくないよ。蛇以来トラウマとなって触れるのすら嫌だったが背に腹はかえられない。やろうとしていることは水に触って「きゃー冷たいー」と言っている大学生と同じだしかし重みが違う!

「あ、ちょっと痛い」

例えるなら日焼け後のお風呂みたいな…

「地味に嫌だな」

でも、魔装したら痛くないな。よし、海は大丈夫っぽいしとりあえず入ってみるか。魚…美味しいのがいるといいな


ーーー


ただ今、夜です。私は今砂浜で一歩も動けずに倒れています。何があったかと言いますと、海に入ってしばらくあと魔力が尽きそうになり、慌てて陸へあがった次第でございます。魔力が少なすぎて全く動けません。幸い【気配隠蔽】のおかげでここらへんの動物に襲われる心配はありませんが【気配隠蔽】で少し魔力を使っているのでもうしばらくこの状態を続けなくてはいけません。

いやー海やばい。想像以上に。魚がいないせいで特に見栄えもなく海の深さに圧倒されていた。前世から釣りの良さというのがわからない俺にはあの何かが来るのを待つ忍耐の時間というのは割と地獄だ。鉛のように重くなった体をひきずりながら近くにあった岩に身を隠す。今思い出したが【気配隠蔽】は自分の気配と他のものの気配を合わせるスキル(コボク情報)だからこうやったほうがいいらしい。とりあえず日の出まではこのまま休みそこから…また海入るか。

今回の反省は海の中での魔力の消費を考えていなかったことだな。対策は…推進力のみに魔力を使って魔装を使わないとか?いや、魔装なしに海に入るのは危険だ。モンスターが何を使ってくるかわからないし。鳥状態で魔装使うか?万が一割れたら死ぬのを選択肢に入れたくない。うーん…

結局、鳥状態で魔装を使い海に入る事にし、もう一度探索することにした。【人化】の痛みは……経験値は溜まるからって事で無理やり納得した。辛いのは後の自分、つまり今は苦しくない。

というわけで、【人化】解除!

《はっ、》

気絶してたのか?辛いのは後の自分だけじゃなかったのかよ。こりゃまじであんまり使いたくないな。

チャポンといういい音を出しながらいざ入水

例の第四の使徒(双角錐)状の魔装に包まれながら海を見る。底は見えないほど深い。ボスが深海魚とかだったらいやだな。でもこのままだとそのルートもあるな。周りを見渡せば…何もない。ゴミがないのはいい事だが魚すらいないのはなぜ?…わからん。ああそれにしてもこうして潜るといつだかにやったダイビングを思い出す、初めては確か小学校の臨海合宿だったか…確かゴーグルに海水が入ってパニックになってたな。なんで水が入ったんだっけ?確か…ちょうどこんなふうにひびが入って…ひびが入って!?なんだ?攻撃か?というか…進もうとしていないのにどんどん下にいってないか?もしかして吸いよせられてる?マジで深海魚パターン?俺できることないよ?落ち着け。まだ大丈夫…とりあえず上へ向かおう。全速力で上へ上へと登っていく…チラッと下を見たらなんかいた。光る海蛇みたいな。あれかなシーサーペントとかいうやつかな遠近感がバグってサイズがよくわからないけど絶対やばいやつだ。【気配隠蔽】を本気で使ってなんとか逃げ切れた。…木端だから見逃されたのか。【気配隠蔽】が仕事してくれたのか……両方な気がする。いつか倒せるかな?…属性相性で押し切られて負けそうな気がするな。あれボスなら俺は終わりだがそんなことはないだろう…ないよな?まあいい、とりあえず疲れたし上がろう。魚は諦めた方がいいかな…食べたかったな焼き魚。はは、焼き鳥が焼き魚って…ああ、ちょっとやばいかも。

俺にとって魚とは節子のドロップみたいなものだ……おにぃ、焼いた後ほぐした身に醤油をかけて熱々の米と一緒に食べたい。俺の中の節子がなんかすごい具体的になにか言ったが気がしたが気のせいだろう。ああ、と天を仰ぐように上を見たら島に光る穴が空いてた。

光は魔力だとしてあの穴なんだろう。海からしか入れない横穴的なやつかな。ん?……節子あれ穴じゃないエラや

俺は少し現実逃避に逃げようとした自分を頭を振るうことで消し、急いで海上に上がろうとした。脅威の(本来の意味で)吸引力に悲鳴をあげつつなんとか海上に出れた。

《死ぬ、死ぬ》

陸で少し横になりたい…しっかりしろ俺。的はデカい。大丈夫だ。少しばかりHPが多いだけだ。殺せる。多分、きっとおそらく…知らんけど。

種族ー不死鳥 名前ー ーー




Lvー19




スキル


熱魔法∞ 火魔法∞ 炎魔法∞ 火炎再生9 火炎無効4 再生促進7 灼炎1 鑑定6 探知6 神鳥∞

痛覚軽減9 現世陽炎∞ 爪撃8 漢探知1 人化9 中級魔法知識3 気配隠蔽7 武器訓練2 魔力視3 

魔装9 槍術14 料理2 痕跡発見2 追跡1 狩猟1 解体1 ステータス偽装∞


簡易チェストリア




封印スキル


再生魔法 爆撃魔法 全炎系スキル無効 神炎 獄炎 罪の焔 生命の灯火 不死再生 自己輪廻 怠惰 堕落 迦楼羅 世界探知 叡智の眼




称号


始まりを知る者 神鳥 7人の罪人の一人 堕天 終わりを告げる者 自爆魔 チキン


海蛇はサ◯ノーティカのゴーストリバイアサンを思い浮かべていただけたら

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