美人なギルド長
「あ、あなたがギルド長?」
俺たち兄妹の前に1人の大人の女性が立っている。
ギルド長と呼ばれているその女性は、180センチメートル近い身長ですらっとした体型だ。
髪の毛は背中までかかるほどの長髪で、色は水色。
胸もなかなかの大きさで、まさに大人の女性といえるものだった。
服装は、日本で言うところのスーツに近いものだった。
この格好のおかげで、よりからだのラインがはっきりとし彼女の魅力を際立たせていた。
この女性は、落ち着いた様子で俺の質問に答えてくれる。
「いかにも。私はこの町のギルドでギルド長を勤めさせていただいているケイナというものです。どうぞよろしくお願いします」
ギルド長である女性はケイナと名乗ってくれた。
俺はケイナさんの美しさに半分見とれてしまっていたが、すぐに切り替えて名乗ることにする。
「自分の名は倫也といいます。こちらこそよろしくお願いします。それと、こっちに居るのは俺の妹の彩乃です」
「ただいま兄からご紹介いただきました彩乃です。どうかよろしくお願いします」
俺は自分の紹介ついでに彩乃のことも紹介した。
彩乃はそれに合わせて挨拶したが、なぜか彩乃がいつもどおり『お兄ちゃん』と呼ぶのではなく『兄』と呼んだのかが少し気になった。
互いに軽く挨拶を済ませると、ケイナさんが俺たちに座るように誘導してくれた。
そのまま俺たちは部屋の入り口から見て左側のソファに座り、反対側にケイナさんが座る形となる。
ケイナさんは座ると同時に、部屋の入り口に立っていた女性を手招きする。
手招きされた女性はすばやくケイナさんの近くにより、「いかがなさいましたか?」と聞いた。
「このお二方にお茶を用意してあげなさい」
ケイナさんが女性に短くこういうと、女性は「承知いたしました」と一言いい部屋から出て行った。
「すみませんね、いきなり連れてきてしまって。あまりにも急なことでしたので特に何も用意できなかったのですが」
「いいえ、お気になさらず。それより、いきなりですがご用件をお聞きしてもよろしいでしょうか?」
いくら魅力的な女性だからといって一歩引いて話しているといつまでも話が進まず、そのうち相手の相手の手中にはまってしまう危険性がある。
なので、俺は単刀直入に用件を聞くことにした。
「そうですね。詳しいお話はできませんが、私どもとしてはとりあえず地下牢に入っていただきたいのですが」
ケイナさんは、笑顔でとんでもないことを言い出した。
どうも、Montyです。
今回もお読みいただきありがとうございます!
えっと、今回は特にないです!
とりあえずいつもどおりですが、良ければブクマ、感想、評価等よろしくお願いします!




