ギルド長室
扉の先にあった部屋は、まさに応接室のような雰囲気だった。
ここまで俺たちを連れてきた女性はギルド長室といっていたが、どこか既視感のあるような光景が広がっている。
「なんか、学校の校長室みたい」
この既視感の正体を教えてくれたのは、となりにいた彩乃だった。
彩乃が言ってくれたとおり、俺が今まで見てきた校長室の造りと同じ感じになっている。
部屋の大きさ自体はそれほど大きくないが、この空間には色々な物が置いてある。
まず床には、見ただけで『高級』というのが分かる絨毯。
そして、部屋の手前側にはおそらく来客時の対応で使っていると思われる低めの長机が部屋の真ん中にたてにおいてあり、その両脇に高そうな黒のソファが置いてある。
長机は木製で黒く、まるでニスでも塗ったかのようなつやが見られる。
部屋の左側の壁には本棚が設置されており、ぱっと見た感じでは難しそうな本がいくつも並べられていた。
反対の右側は、よくゲームに出てくるような両手剣と片手剣が上下に1本ずつ掛けられている。
部屋の一番奥には窓ガラスが1つあり、そこは俺たちがさっき下から見えたものと同じだった。
おそらく、その窓から下を見下ろせばここの入り口前が見えることだろう。
最後に、この部屋の奥側にあるのはまさに社長机のようなものだった。
色は使用された木材そのものの色で、そこからは重厚感のある風格と色合いが感じられる。
椅子のほうも素晴らしく、ぱっと見シンプルな造りになっているが、よく見てみるいくつもの木彫りの装飾が施されており、ここの長が座るにふさわしいものとなっていた。
俺が部屋の中を見渡していると、女性が部屋に入ってきてこういった。
「失礼します、ギルド長。先ほど申し上げました謎の2人を連れて参りました」
女性がギルド長と呼んでいた人は、俺たちに背を向けながら窓の外を見て椅子に座っていた。
ギルド長は女性の声を聞くと椅子から立ち上がり、こちらを振り向く。
振り向きざまにギルド長はこういった。
「急にお呼び立てして申し訳ありません。どうぞそこにおかけになってください」
俺はここに来るまでに何度もギルド長とというワードを聞いた。
そこから俺は、勝手に威厳がありそうな体格のいいおっさんのような人を連想していた。
だが、このギルド長はそんなことはなく、長身長髪の美しい女性だったのだ。
どうも皆さん、Montyです。
数日振りの妹クロ投稿ということで、書いてて結構楽しかったです。
まあ、いつも楽しいですけど。
これからはこんな感じでマジアカと交互に投稿していきます。
ということで、明日はマジアカ投稿です!
それと、良ければブクマ、感想、評価等よろしくお願いします!