表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/18

敵対関係

「と、とりあえず次の質問に移らせてもらう」


ケイナさんの俺たちに対する信頼度は、何とか維持することができている。


変に怪しい行動をとって敵対されても困るし、出来るだけ無難な回答で躱していかなければならない。


厄介な質問がされない事を祈りつつ、次の問いかけを待つ。


「次の質問だが、君たちは『ルース』の関係者か?」


2つ目の質問にして、この世界特有のワードが入ってきた。


もちろん日本から来た俺たちは『ルース』なんてものは知らないし、関係者な訳がない。


俺は『ルース』の関係者でない事を示しながら、その『ルース』について何か知らないか聞いてみる。


「すいません、ケイナさん。俺たちはその『ルース』とやらの関係者どころか、『ルース』という単語自体今初めて聞いたぐらいなもんで…」


「そうだったのか。まさかこの国にいて『ルース』を知らない者がいるとはな。まあ、そもそもこの世界の人間じゃないと言っているぐらいだからな。まあ、関係者でないならそれで構わない」


ケイナさんは納得してくれたようで、すぐに次の質問をしてこようとする。


俺はその前に、『ルース』について聞いてみた。


「あの、ケイナさん。差し支えなければ、教えていただける範囲で『ルース』について話していただけませんか?」


「別に構わないぞ。時間もないから簡単な説明になってしまうがな。まず、『ルース』の事を端的に説明すると私たちの敵対国だ」


「敵対国…ですか?」


「そうだ。ルースはここの隣の国なのだがな、昔からあまり仲が良くなかったのだ。それでも、互いに互いを牽制するだけで、特に何もなかった。しかし、近年とある理由で仲がさらに悪化し、国境線沿いで小さな戦争が多発してきているのだ。互いに譲らぬまま、それなりの時間が経とうとしてる。そのタイミングにやってきたのが君たちという訳なのだ」


「なるほど。つまり、俺たちがルースから派遣された人物で、この国の内側から削っていこうしていると思ったって事ですか?」


「そう、なるな」


なんとなく、こうして地下牢に捕らえられている理由がわかった。


しかし、ケイナさんの話の中で気になる点が1つあった。


それは、この国がルースとの仲がさらに悪くなった原因である『とある理由』とやらだ。


俺がその『とある理由』について聞くと、『本当に聞きたいのか?』と最初に忠告を入れてくる。


俺が頷いて返すと、ケイナさんはその『とある理由』についても話してくれたのであった。


どうも、Montyです!

今回もお読みいただきありがとうございます!

こちらで小説に関する報告をしているのでご確認ください(ツイッターです)@Monty20030131

それと、この名前で夜の11時からミラティブで配信しているのでよければ来てください。

最後に、よければブクマ、感想、評価等よろしくお願いします!

※明日はマジアカを投稿する予定です!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ