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地下牢での2人

「とりあえずここに入ってください。少ししたらまた来るので、そのときにいろいろ聞かせてもらいますね。では」


そう言った後、ケイナさんは牢屋の鍵を閉めてさっきここに降りてきた階段のほうに戻っていった。


俺たちはケイナさんに従って地下牢に連れられてきた。


ケイナさんと出会った3階から階段を下りて1階まで行った後、建物の隅にあった扉のほうに向かって連れられていった。


扉の前には武装した人が立っており、その姿はまさしく警備兵そのものだった。


俺たちが連れられていっている姿を見ていた人たちの目線が少し冷たいように感じたが、俺はあまり気にしていなかった。


その扉の先には下へと続く階段があり、そこを下っていく。


地下空間ということもあり、地上よりもひんやりとしている。


石でできた階段を下っていくと、少し開けた空間に出る。


その空間には、正面と左右にそれぞれ壁に沿って牢屋が作られていた。


「とりあえず、2人には真ん中の牢屋に入ってもらうことにする」


ケイナさんはそう言ってどこからか鍵を取り出し、牢屋の扉につけられていた錠前に差込みすばやく開錠し扉を開ける。


俺と彩乃が牢屋の中に入ると扉を閉めた。


と、こんな感じで俺と彩乃は3階からここまで連れてこられた。


目の前に見える階段の先から、なにやら話し声が聞こえてくる。


片方の声はすぐにケイナさんのものだと気づいた。


もう片方のは分からないが、おそらくさっき扉の前にいた武装した人であろう。


俺は何か聞こえないかと耳を傾けるが、何も聞き取ることはできなかった。


そこからは特に何もなく時間が過ぎていく。


このままいても時間がもったいないので、俺は久しぶりに彩乃と色々話して見ることにした。


「彩乃、大丈夫か?ここまであまりにも急だったから気を配れなかったが、何かあったらすぐに言ってくれよ」


「私は大丈夫だよ、お兄ちゃん。ひきこもりのお兄ちゃんとは違ってこういうくらい空間にはなれてなく少し不安だけど特に問題は無いし」


「おい、何しれっとけなしてくれてるんだ?」


「ふふっ!嘘だよ。確かにお兄ちゃんはひきこもりかもしれないけど、私にとっては大事なお兄ちゃんだし」


「彩乃にそう言ってもらえると、お兄ちゃんはうれしいな」


俺たちは、再びケイナさんが来るまでのわずかな時間を、こうした他愛のない話で使ったのであった。

どうも、Montyです!

今回もお読みいただきありがとうございます!

最近自分の作品を少しずつ読み返して、違和感がある箇所などを訂正しているので少し変わっていても気にしないでください。

それと、いつものことですが、良ければブクマ、感想、評価等よろしくお願いします!

※明日はマジアカを投稿予定です。

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