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070 配下達は働き者

『報告。ダミーコアランク2が完成しました』


コアさんありがとう。

じゃ、早速ダミーダンジョンを作ろう。


我が家を中心に囲うように7個使用。

鉱山側にランク8があるので、2km四方のダンジョンが8個囲むように存在する。

我が家も2km四方なので、すっぽりと填まった状態になる。


この6km四方の広大な荒野が我が村だ。

ちょっと広いけど、我が家は転移するかもしれない。

だから周りを囲ってみた。


次は鉱山に向けてダミーダンジョンを伸ばす。

我が家から見て、ランク8ダミーダンジョンの方向が鉱山だ。

鉱山までの道も整備しておかないとね。


2個並べたら直線4km、鉱山もダンジョン内に入った。

これで事故死の心配も減ったよ。

掘り進んでダンジョンから外れたら追加する予定。


金髪のダンジョンでもやっていることだが、今回足したダミーダンジョンは全てランク8の維持管理用の設定だ。

別に攻略された時のためではない、繋げたいだけ。

我が家以外は全て繋げたのだ。


その為、ダンジョン入口はランク8の場所ひとつだけ。

作ってみて分かったが、維持管理用ダンジョンでも入口は作れるようだ。

だから、鉱山前にもうひとつ入口を開けとくことにした。


鉱山で掘って、運搬はダンジョンを通れば良いのさ。

配置で移動? 配下が仕事を楽しみにしているので、あえて歩く。

全て草原設定なので歩くのは楽だよ。


これで準備完了。




「すごい広さがありますね」


「無駄に広くない…ですか? 何に使うの…ですか?」


意味はない、いざって時に狭いと嫌だから。


さて、エンペラーとノーライフが頑張って仕事を割り振ってくれた。


ウォーリアは発掘担当、つるはしとスコップで材料確保。

ロードは土壁担当、数少ないから無理はしないでほしい。

ウィザード、プリースト、リッチは、加工担当。

エンペラーとノーライフは監督。


ファントムメリーだけ分担がある。


各地のダミーダンジョンの守護。

数が多いので守護を交代でお願いした。


土壁にレンガを組む作業。

浮けるのでレンガを組むのに適してるのでこれもお願いした。


あと、作業用の服も用意した。

戦闘装備で作業も雰囲気がでないだろうと旧装備を加工した。

デザインはコアさんと金髪だ。


「頑張りました!」


『コンセプトは村娘です』


服と一緒に作業袋を用意した。

リュックサック風の魔道具で、マジックポーチの下位の魔道具のアイテム袋に似せた。

個人用の小さい隔離空間を作って繋げてある。


見た目の20倍入れると袋が膨らみ限度を教える仕組み。

重さは隔離空間に入っているので軽い。

でも現実性を追求して、いっぱいだと少し重くなるようにした。


あと、隔離空間と最適化を組ませたブレスレットも配った。

村娘風の作業服で急な戦闘になったときの保険。

念じれば即座に戦闘装備に換装出来る。


準備は整ったかな?




鉱山。


ウォーリア達が各々ダンジョン範囲の地上部を削っていく。

目的はミスリルではないので、坑道は作らず面を削る。

斜面を先ずは階段状に掘削して、それを足場に前へと掘削していく。


全員の道具はないので順番。

作業袋が一杯に溜まったら交代。

よいしょよいしょとダンジョンを歩いて持っていく。




作業場。


ランク8の地下1階が作業場だ。

粉砕の魔道具と選別の魔道具は各10台用意した。


ウォーリアの袋から粉砕の魔道具へ移される。

待っていた担当が魔力を通して粉砕していく。

受けには担当の配下の作業袋を置いている。


終わったら選別の魔道具へ。

粉砕した鉱石を入れて、空の作業袋を中央の受けに置き魔力を通す。

改良して、貴金属と鉄は隔離空間に流れるようにしたので屑のみを作業袋で受ける。


別に作業が遅くても良いので、選別の魔道具前には順番待ちが出来るまで待ってもらってから始めた。

順番待ちが休憩になる。


圧縮の魔道具は数を用意した、今は50個。

ひとつひとつ作るので時間がかかる。

粉砕した屑鉱石を掬うのにお玉を用意した。


作業袋からお玉で圧縮の魔道具に一杯になるまで掬って入れて魔力を通して圧縮。

出来たレンガは側に置いておく。

メリーが飛び回って回収してる。




土壁。


ロードが休憩をとりつつ丁寧に仕事をしている。

先行していたので、既に1面が出来そうな勢いだ。

ゆっくりで良いのに。


出来た土壁をメリーが接着の魔道具の刷毛で撫でて、レンガも接着部分を撫でてくっ付ける。

空堀は流石にレンガはしないが4mもある。

根気がいる作業だ。


段々になるように、綺麗に、丁寧に、作業してくれてる。

ここに金髪が張り付いて鼻血を出しているが無視。

大体20個で1回分の作業、また飛んでレンガを取りに行く。




うん、回ってるね。


「配下さんの数が多いとはいえ、気が遠くなりますね。配下さんは楽しそうなので良いのですが…むしろ夜通ししそうですね」


それはしない。

計算してみたら魔力の消費が結構ある。

朝からだと、昼過ぎに終了だね。


「魔力の無駄遣いを考えないといけない位に成長できましたね」


まぁね。

良いんじゃないかな?

我が家が平和な証拠だよ。


「はい。そうですね」


今日は試運転。

ここまでだよー。

ちゃんと休んでね。


皆、明日からも頑張ろう。

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