061 金髪も幼女が好き
さて、配下が幼女まみれになってしまっているが、扱いは変わらない。
貯蔵魔力が増えすぎるのは微妙、要らぬ強敵モンスターを呼んでしまう恐れがある。
配下の武具作成でもするか、材料配下、蘇生で魔力消費だ。
「や…やめて…痛っ! 幼女…生け贄…痛っ! 反対…です…痛っ!」
金髪元気だな。
ファントムメリーに執拗に尻を叩かれても懲りてないな。
440回続くのに尻の皮が裂けないかな?
「幼女…ご褒美…痛っ! 今…目覚めの…時…痛っ!」
逆効果なら逆にすれば良い。
ファントムメリー、もう良いよ、そして、金髪を無視。
透明化で呼ぶまで待ってて。
あ、消える前に金髪に…して。
「えっ?」
あっかんべー。どろん。
「い、嫌。天使に…嫌われた。うぅぅ。出て来てよ! …私の天使達!」
返事はない、無視されてるようだ。
「ご主人様! 何でもします! 今なら何日でも折檻耐えれます! だから、天使を呼び戻して! お願いいたします!」
…金髪必死だな、怖いよ。
猫ちゃん…あ、そっぽ向いてる。
この金髪は受け入れられないようだ。
んー。裸に…
「はい! 次は!」
じゃ、仰向けに…
「何でも来い!」
ファントムメリー、僕のために3匹出てきて。
うん、ごめんね。
金髪を押さえていてほしいの。
そう、身体使ってぎゅって抱きつくの。
で、ペロペロと金髪を舐めてあげて。大丈夫? ありがとう。
金髪、声出したら、舐めてる幼女が武具の材料になるぞ!
黙っとけ!
「…! ……!!!」
ファントムメリーの武具はどうしよう?
パイクが良いかな?
ふむ、戦争の死因が防御力で、パイク使わなかった…か。
ゴブリンと共同戦線だと前衛は十分か。
魔法特化で良い?
なるほど、短剣サイズのステッキ、あとは防御にローブ…と。
ファントムメリー1の短いステッキ、ファントムメリー3のフード付きローブ…ドレス?
おぉ、身体を構成しているローブと同化するのね…で、コアさんや。
『かかかかかかかわわわわわ…』
外し
『可愛いは正義です。異論はマスターでも認めません』
分かったから、大人しく夜までお仕置き喰らって。
ベースがあったらデザインは後から弄れるでしょ?
最適化の効果範囲が広がったし、我が家ならどこでもデザインの再加工できるんじゃない?
『了解。個性に合わせてデザインします』
440の個性か…僕は無理だな。
あぁ、ゴブリンもするの?
防御力下げるデザインしたら、一回砕くよ。
『肯定。全配下のデザインをします。了解。デザインは大切ですが、砕かれるのは嫌です。蘇生出来ますが、無理なデザインはしません』
なら良し。
お仕置き再開。
『あああああああ…』
ゴブリンを先に終わらせて、次がリッチ…は数が少ないから同時進行でファントムメリーね。
今回の魔力でゴブリンの装備は揃うだろう。
後は、ゆっくりと集めた魔力でゴースト部隊の装備を整えるね。
あ、金髪の装備更新があったな。
猫ちゃんがランク4のウォーリアだし、金髪もランク4のファントムメリーで揃えよう。
獣人化の分身もファントムメリーの容姿になるな。
「ふぉぉぉぉぉぉっ! それいい! 最高!」
あ、金髪についてたファントムメリーおいで。
そうそう、この野良ゴブリンに乗り移って、最適化。
金髪が、殺した、可愛そうに、蘇生送りになったよ。
「うわぁぁぁぁ! ごめんなさい! メリーちゃん、ごめんよー!」
泣いた。
壊れてどうしようもない、手遅れだな。
放置しよう。
皆、解散。
昨日は貯蔵魔力を必要以内まで玉座に座って減らしていた。
消費はゴブリン部隊とゴースト部隊の装備作りだ。
蘇生送りで大聖堂が静かだけど大繁盛だ。
ダミーダンジョンの貯蔵魔力は2,000で固定。
多くても少なくても調整した。
金髪のダンジョンのコア消失後の維持管理ダミーダンジョンにも貯めてる。
夜の金髪のダンジョンは人影が少ない。
ダンジョンは夜暗くなるから、モンスターが常時生まれて襲うから、夜営は不向きだ。
ってことで、昨日の夜に地下4~9に新たに36、計54の宝部屋改めモンスター湧き部屋を設置。
これでコアを砕かれても、復活の時に消費する分は十分に賄えるし、55日間の猶予ができた。
各2,000を貯めているので、即モンスターハウスになる。
新技能のモンスター召喚の自動設定で、各階層に適したランクのモンスターを、各階層ごとに適したモンスター密度を維持するように設定した。
これも余剰魔力消費用であるが1~3階層が良く消費され4~9階層は微々たるものだ。
宝部屋は兵士しか開けないので悔しいから止めた。
維持管理ダミーダンジョンも常時使った方が良いしね。
貯蔵魔力を分割でダミーダンジョンに貯蓄し、我が家は何時でも即時復活可能となった。
保険が十分に確保されたのだ。
ダミーダンジョンは金髪のダンジョンの維持管理用を除いても50以上ある。
十分だね。
まぁ、移動に便利だし必要時には増やしていくよ。
例えば…
「朝から失礼。お嬢さんが国の城へ招待された。出向いてもらえないか? あのバカが失礼をしたが、聞いてくれるとありがたい。ダンジョン討伐の件だと言われている。これを城へ持っていけば入れる。頼む」
いつの間にか見張らなくなった兵が朝から来たな。
ライトニングカイザーを回収しないとね。
釣り合う報酬なら譲っても良いけど、素材として確保したい。
あっ、時間が経ったし腐ったかな?
まぁ良い、粉々だが上半身と魔石は渡してないしね。
でも、決着はつけよう。
放置しすぎの怠慢で僕をナメた国に。
「期日は?」
「距離が徒歩5日。10日以内だと嬉しいが、武具屋の都合もあるだろう。なるべく早めに言ってくれると助かる」
「分かりました。ダンジョン討伐、頑張ってください」
金髪のダンジョンは、僕の運営の2回目だ。
追加の僕のお手製鎧が無くて及び腰の兵士に劇を飛ばす。
7階層くらいで止まってるもんね、知ってる。
「はは…。またすぐに討伐するさ。心配するな」
見栄を張らないといけない兵士に笑いが出そうだ。
さて、旅をしますか。