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038 ダンジョンランク6になったら色々慌ただしかった

本日1回目の投稿です。

2回目の投稿は18:00予定です。

よろしくお願いいたします。

『ダンジョンランクが6に上がりました』

え、えぇー。

ちょっと、直ぐダンジョンへ戻るよ。

危なかった。

我が家(ダンジョン)を維持してるダミーコア5が悲鳴をあげてた。

直ぐにコアさんに管理してもらい歪みは解消された。

ちょっと揺れてたな。

あのままだったら、崩壊するの？

『否定。ランク5程度に規模縮小するだけです』

まぁ、今度はランク7を作らないとな。

前もって設置してたら大丈夫でしょう。

で、ランク6のダミーコアは作れる？

『統合で可能です。ランク6はある程度製作が進行していますので、ランク5を1つ消費で可能です。実行しますか？』

やってちょうだい。

ちなみにランク7は現時点で作れる？

『否定。型が後15日かかります。材料も足りません』

そっか。

15日後はどう？

『可能。ランク6を使い、ランク1の必要量が15日後には確保できると思います』

了解。

あと、ランク8の型も作成に入ってね。

結構日数がかかりそうだからね。

『了解。呼称「配下ゴブリン」に進化の兆しがあります。推奨。メインダンジョンへの召集を進言します』

あれ？

進化しないんじゃ？

まぁ、装備をしたゴーストと入れ替えで、大聖堂に集合かな。

『了解』

配下ゴブリンが、微動だにしない。

やっとで装備を新調して、配下ゴーストの装備作成に切り替えたと思ったのに。

進化したら、装備も新調しないといけないかな？

『推測。特殊進化だと思われます。全ての呼称「配下ゴブリン」に共通するのは、ランク6の環境、装備の強化、訓練。メインダンジョン以外では無い要素です。その中の一つ、もしくは複合的に関係しているのかと考えます』

まぁ、そうだよね。

ランク6は切っ掛けの一つだろう。

訓練は…どうだろう？装備は他に無い要素だし考えられる。

まぁ、進化したのなら歓迎する要素だろう。

『進化します』

フッと光って、直ぐに収まる。

見た目は、色が青系統に変わった位かな？

敵として見てみると、うん、危機察知が結構訴えてる。

『進化個体の種族不明。マスターコアの情報に無いか、もしくは新種と思われます』

じゃ、勝手に決めよう。

ゴブリンソードマン、改め、ゴブリンウォーリア。

ゴブリンメイジ、改め、ゴブリンウィザード。

ゴブリンヒーラー、改め、ゴブリンプリースト。

この3種はランク4。

ゴブリンジェネラル、改め、ゴブリンロード。

ランクは5だけど、コアさん曰く6まで行けるとのこと。

一気に300匹が進化してしまった。

ステータス上昇の魔力は足りるかな？

『肯定。補足。維持魔力以外の余剰魔力で計算。ダミーダンジョンの貯蔵魔力を最大値1,000に設定。越えているダミーダンジョンの貯蔵魔力と、これから還元される魔力を充てても、配下のステータス上昇を緩やかにしないと、全ては賄えないと推測します』

時間はかかるけど全員のステータス上昇は出来るね。

じゃ、配下全て問題なし。

『否定。レイスが進化してリッチになりました。メインダンジョンに居たため報告の優先順位を下げました』

おぅ、まだあるのね。

見たいから呼んでみる。

大きな雨具のマントみたいなお化けだったのに、中に骸骨を搭載してる。

確かに進化したね。

ランクも6に上がって強くなった。

『呼称「猫ちゃん」を含む、306匹の魔力供給を開始します。上限までの推定。補足。メインダンジョンへの滞在時間の平均値から算出。呼称「猫ちゃん」、26日。ゴブリンウォーリア、ゴブリンウィザード、ゴブリンプリースト、8日。ゴブリンロード、18日。リッチ、10日。状況により変化します』

ありがとう、よろしく。

これで、ダンジョンランクが上がった諸々の問題は解決かな？

『早急の対策は必要ないと思われます。告。マスターへのステータス上昇の魔力供給は計算済で確保しており、優先的に上昇します』

了解、ありがとう、過保護のコアさん。

さて、やっと落ち着ける。

今回のダンジョンランクが上がった切っ掛けはダミーダンジョンを30ヵ所設置したからかな？

ダミーダンジョンじゃないと駄目なのか、トータルのダンジョン面積なのか、基準がやっぱり分からん。

まぁ、15日経てばダミーコアのランク7が出来て、対策としては及第点だろう。

考えても仕方ないな。

今日はもう休んで、明日からの武具屋の生活に備えよう。

明日は掃除と作業してる風に見せる偽装だ。

逆依頼の告知期間が今日を含む3日間。

3日の間に武具屋の体裁は整えよう。

明日も頑張る。

おやすみ、猫ちゃん。

「最近、側に居るだけの放置されてる感も良いと思えますが、仕事もくださいね。おやすみなさい」

…傍に居てくれるのが幸せ…でも対処しなきゃ…ぐぅ。

武具屋で生活感を出すために色々買い物をした。

家具はある程度あったんだけど、小物がないし、生活に足りないなと思うものが出てくる。

猫ちゃんと買い物デートしながら準備していく。

「ここで生活できる環境になりましたね。まぁ足りない物はその都度揃えましょう。お昼、作ってきますね」

猫ちゃんは台所に、僕は普通のゴブリン鉄製の武具を店に飾っている。

昨日は、ここに越してきましたアピールを、町で買い物という形でしていたため1日潰してしまった。

明日はギルドに行くため、今日中に武具屋の体裁を整えないといけない。

基本、オーダーメイドなので陳列商品は無くて良い。

冒険者ギルド経由じゃないと、商業ギルドに登録がいるからね。

商売ではなく、中級冒険者になるためだから必要ない。

面倒な事はしない。

さて、明日は客いるかな？

「昼ごはん、出来ましたよ」