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推薦状


『獣人種 ユキヒョウ族 シャルベルンテ家 ルシャ様

保護及び訓練授業の実施のため、オルシャンテ学園への入学を推薦致します』


どこかの学園から、一風変わった推薦状が届いた。

人間に魔物、獣人に妖精、エルフに魚人。魔法や呪い、科学など…

様々なものが溢れかえったこの世界、さほど珍しくは無い、戦闘強化向きの学園だ。


オルシャンテ学園。

知名度こそ高いものの、毎年推薦者以外の者は実技やペーパーテストをなんとか死に物狂いで乗り越える。

しかし、九割以上が面接で落ちてしまうのだ。

学園の者の話によると、「本当にこの学園に来たいのなら、その熱心な気持ちを伝えるだけで面接には合格できます」ということらしいが、定かでは無い。

つまりは、ありがちな言葉ではなく自分の個性的な部分を使ってアピールしろ、という感じだろうか。


そして、もう一枠の入学者…私のような推薦者。

学園内での重要会議にて決定され、五年に一人と言われる逸材ではある。

それに選ばれた者は、面接を乗り越えることが出来れば入学できる。

しかし、こちらもなかなか合格者が出ない。


その結果、オルシャンテ学園は生徒人数が大きな規模の割に合わない学園になってしまった。


私は、オルシャンテ学園からの推薦状を見て口角を少しばかり上げ、ニヤリと笑った。


…面白い。行ってやろうじゃんか、その学園とやらに。

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