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異世界で新生活を  作者: 二次元中毒
1/15

00 これまでの人生

主人公の設定や境遇の話。

本編は次から始まります。


新連載してます。良ければ読んでください。

https://ncode.syosetu.com/n4443la/

 俺の名前はセーヤ。

 24歳、男、独身。



 え?苗字は何だって?

 そうだな、サイトー・クドウ・フジワラ・タナカ、まあ好きに呼んでくれ。

 なぜかはあとで話すよ。



 現在、無職で彼女なし。一応言っておくが年齢=彼女いない歴ではないし、これまで引きこもって仕事をしていなかったわけでもない。

 特技というわけでないが、中学から今まで柔道をやっていて有段者だ。

 最近の悩みは酒の飲みすぎで、腹が少し出てきたことだ。筋力は落ちていないのだが、腹筋が割れていた学生時代が懐かしい。



 学生時代といえば、俺の学生時代は自分で言うのもなんだが結構悲惨だったと思う。

 その主な理由は親の度重なる離婚だ。

 俺には一つ上に姉がいるのだが、母親が俺を身ごもってすぐに父親と離婚したらしい。

 理由はやれない女はいらないらしい。

 やることやってるから年子で子供ができるんだろうとも思うが、妊娠→出産→妊娠で1年近くセックスレスだった事が原因とのことであった。



 数年後、俺が幼稚園の頃に母親が再婚した。

 その男が本当の父親と思っていたが、そうではなかったことを知ったのは小学校2年生の時であった。

 なぜならば、その時に離婚したからである。

 原因は酒による暴力らしい。

 かくいう俺もその男に殴られ、頭に数針縫うほどの怪我をした。

 今でもよく見るとその時の傷がわかる程に結構な怪我だったようで、それが離婚の決め手だったようだ。



 その1年後、また母親が再婚した。

 子供ができたから結婚したらしい。

 子供は双子で、弟と妹ができた。

 だがその男とも母親は上手くいかなかった。

 その男は女癖が悪くギャンブル依存だったのだ。

 借金が多くなり生活もままならなくなり離婚した。

 俺が高校生の時の出来事だ。



 最初に苗字を言わなかったのは、24歳という短い人生で3度も苗字が変わったことにより知り合った時期により呼ばれ方が変わってややこしいので、名前で呼んでくれた方が自分という人間を呼んでいるのだと認識しやすいからである。



 ここまで話してたことを聞いて、なぜ母親はそんなに結婚・離婚を繰り返していたんだろうと思っただろう。

 言っておくが俺の母親は美女でもなければ金持ちの娘でもない。

 ではなぜかというと、どうしようもないほど屑な男が好きで惚れやすいためである。

 惚れた男には何でもしたくなり、子供は二の次で男が優先。

 再婚した男達も子供はいるが子育てしなくていいと思っていたらしく、特に気にしていなかったようだ。



 そんな家庭環境であったため、姉は何度も家出をしたり自殺を図ったりした。

 周囲に頼れる大人や年上の人もいなかったため、弟と妹の世話は俺がやったものだ。

 親は家にいないことが多くほとんど育児放棄状態だったため、小学生ながら乳飲み子2人の世話をし家事をやっていた。

 中学の時に双子の参観日に俺が行ったときは、周囲から変な視線を浴びせられたものだ。



 学校の先生たちは何も言わなかったのかって?

 そんな人はいなかったよ。

 ドラマなんかである生徒の家庭環境に積極的にかかわるような熱血先生は現実にはいないものだ。

 少なくとも俺の周りは先生に限らず大人たちはそんなだった。



 話そうと思えばもっと多くのことがある。

 殴られて死にそうになったこと。

 雪の降る夜に外に上着もなく放りだされたこと。

 親が家に帰ってこなく金もなく学校の給食以外飯が食えなかったこと、などなど。

 きりがないのでこの程度にとどめておこう。



 バイトをしながら生活費を稼ぎながらの高校生活も終盤になった高校3年生。

 特にやりたいこともなかった俺は、安定して稼げそうな公務員試験を受験した。

 運良く合格し卒業後は隣町の市役所で働くこととなった。

 就職し一人暮らしをしてやっと落ち着いたと思ったのも束の間の出来事だった。

 一人暮らししても実家で生活する弟と妹のために仕送りしなければならず、自分の生活はとても苦しかった。

 いったい何のために働いているのだと何度思ったことか。

 苦しいのなら仕送りをする必要がないのでは思うかもしれないが、自分がミルクを飲ませたりおむつを替えたりした子供が苦しい生活を送っているのは自分の事以上につらいもので、自業自得と言われようがやめることはできない。



 話は変わるが友人の話をしようと思う。

 友人がいるかと問われれば、答えはいないだ。

 たまの休日に一緒に出かける人や酒を飲む仲の知人はいるが、友人ではない。

 それを友人というという人もいるのかもしれないが、俺はそうは思わない。

 俺からすると用事がないとき以外は極力連絡もしないし、何となく話を合わせて当たり障りなく接している間柄の人間を友人とは言わないと思っている。



 まあ、ここまで色々話してきたが要約すると


 名前はセーヤ。

 24歳の独身男。

 友人はいない。

 色々あったせいで他人を信用し頼ることができない。




 これまでの人生はそんなものだった。




小説を初めて書きました。

他の投稿者様はあんなに面白い作品を書けるなんてすごいなと改めて感心しました。


初投稿・初作成のため、文章が変な部分が多分にあったかと思います。

今後はどこかで読んだことのあるよなテンプレ要素や意味不明な点や辻褄が合わないような点もあるかと思います。

変な点がありましたらご指摘していただけるとありがたいです。

趣味程度に続けていければいいなと思います。


※ 行の先頭に1文字空けていなかったのを修正(9/25)

※ 主人公の苗字を漢字からカタカナに変更(9/26)

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