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87話

ギィィィと重い扉を開け中に入ると……

「こっこれは! ワープ装置!」

そう、この建物に来るときに使用したのとは違うタイプのワープマシンだ

「この機械の向こうから魔王の気配を感じます……」

「空間を超えて伝わるなんて、とてつもないのね……」

セーレの感じるプレッシャーが仲間に伝わる

「これ、使って大丈夫かな?」

「突き進むのが俺だぜ! どんな魔王も圧倒だぜ!」

「そーだね! いこ!」

ミリアンの言葉でみんなでワープ装置に乗り込んだ……

ウィィィンと機械が動き、光りに包まれふと気が付くと遺跡のような場所に居た

「ぼろぼろの場所だぜ……一面に朽ち果てた石の柱や建物がありかつての姿を忍ばせるぜ……」

「ずいぶんと大きい場所ね、神殿のようだけど」

その時セーレが気づいた

「え? ここって……ハイ・スカイ・フィールド?」

「ハイ・スカイ・フィールドとは!?」

聞くダルス

「伝説の、世界の果てにあるという神の住む城です……絵に描かれた姿とそっくりです」

セーレは空を指さしたその先には虹色の光の柱に浮かぶ金色のリングがあった

「ということは……ここはセーレの住んでいた世界? つまり……」

「魔王世界です」

セーレがつぶやいた

「この、周囲に満ちている魔力は、魔王世界のものです、間違いありません」

セーレは断言した

「不思議だぜ……魔王ウィザードは何を企んでいるんだろう」

ダルスが疑問に思った

「とりあえず、進んでみよーよ」

ミリアンが言った

「おうだぜ! 神だろうと魔王だろうと倒すのみだぜ!」

神殿は地下に伸びて深い

「くっ出てくるモンスターが死ぬほど強いぜ!」

「タンジョンの仕掛けも複雑で、上がったり下がったりする必要があって大変!」

出現モンスターはオリハルコン製ゴーレムや死神・オブ・幽霊にパワードラゴンなど強敵で、さらに

「野生の魔王が襲いかかってきます! 人格は完全に野生化していますが……」

そう、ここでは魔王ヘカトンケイルや魔王アシュラ、魔王ウルトラソニックなど魔王がエンカウントするのだ……

「苦戦すること請け合いだぜ!」

「まあ十二神魔王ほどじゃないけどねー」

ドンドン進んでいき、死ぬほど大変だが、どんどん進んでいくと

「そういえば近になるに連れて壁や床に植物のツタのようなものが増えてきたぜ」

「それはシンギュラリティの根さ」

「ふーん……はっこの声は!」

みんな振り返ると背後には仮面をつけた男、魔王ウィザードがいた

「これ以上進ませるわけにはいかんのだよ」

「俺達の冒険は止められないぜ!」

「この前にある禍々しい魔王の気配! それがあなたの目的なら私は戦います!」

魔王ウィザードはゆっくりと仮面を外した……

「そうは問屋がおろさない、100%の力を出して万全を期して君たちを追い返す!」

「そっその顔は!」

最期の十二神魔王の素顔……

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