64話
そして戦うダルス
「喰らえーッ!ダークサンダーファイヤークラッシャーッ!」
「きかんわ! 殺人パンチ!」
「ウギャーッ!」
攻撃をすべてかわされ頭を殴られダルスは負けた……
気が付くと室内にダルスは寝ていた
「はっここはどこだぜ!?」
「あっダルス気がついたー!」
「るっルーノンなぜここに!?」
「ええとね……ダルスを倒した人は私の師匠で師匠の家に私が行ったら瀕死のダルスが運ばれてたの」
「なんで俺はここに運ばれたんだぜ」
疑問に思うダルス、その時老人が出てきた
「俺が連れてきたのさ鍛え直すためにな! だが弟子の仲間だったとはびっくりだったぜ!」
「おっお前はマグナ・シャボ! 俺を倒した! 鍛えるだと!?」
マグナは言った
「郷に入れば郷に従え! ここは修行の街だ! お前はもっと強くなる素質がある! 今のお前は才能だけで努力が足りん! だから俺に負けたのだ!」
「言われてみれば確かに」
「師匠はすごいからもっと強くなるよ! 師匠私もきたえてよ」
ルーノンが言った
「おおルーノン、いいだろう! せっかくだからお前の仲間全員鍛えてやる! だが厳しいぞ!」
「厳しいのは嫌だぜ……耐えられるだろうか」
そして修行が始まった……
そして次の日ここはバトルマウンテンの裏側
「この山の半分は修行場で、バトルマスターが自由に使えるのだ」
「険しく滝とか修行っぽさだぜ……」
「私、ついていけるかな……魔法も使えないのに」
心配そうなミリアン
「心配するな全員魔法機械は禁止だ!」
「えっ? それじゃ俺どうしようもないぜ……」
諦めたダルス
「文明の利器に頼っていては本当の力は得られん! まずは体力づくりだ!」
そして肉体的トレーニングが始まった
「もう限界だぜ……」
「寝たい……」
「ふたりともまだ10分しか経ってないわよ!」
早くも力尽きたダルスとミリアン……実は今まで行間で回復魔法とかに頼っていたのだ
「魔法を使いたければ使うがいい……機械なしでな!」
「なにっ機械の補助なしで自力で魔法を使えというのか!」
そう実は出来ないこともないのだ……魔法機械ならコマンド選択するだけで出来るので誰も自力で魔法を使わないが
そして頑張りダルスは自力で魔法を使えるようになった……一応才能とかすごい男なのだ
「さあ鍛えろ! 速さを鍛えろ!」
「ヒィー! 群れを成すデスチーターと戦うとは! ひとたまりもないぜ!」
亜音速で動くモンスターとのバトル!
「まだまだ! パワーを高めるのだ!」
「あっあれは重機関バッファロー! 街一つ破壊する威力を持つという伝説のモンスター!」
まだまだ続く修行
「体力を作れ! ひたすら走るのだ!」
「ウワーッ! 乗ると矢印の方向に進んでしまうあの動く床を逆走する修行! たまに攻撃が来るので気が抜けないぜ!」
自分とのファイト……
「魔法は集中力も大事だ! 滝に打たれろ!」
「ゴボボボボボ溺れているぜ!助けて!」
弱い心こそ最大の敵……
「正確な己のコントロールは物理でも魔法でも重要だ!」
「くっ空中を動くターゲットを打つ落とさなければならないぜ!」
魔法でも肉弾戦でもいいが道具のサポートはなしだ……
「守って勝機を待つことも時には必要だ!」
「四方八方から火の玉とか氷の槍とか石とかが飛んでくるぜ! かわしたりバリアを張ったり大変だ!」
「あっこれ私が子供の頃やったやつだ」
バリア(自力)で守っていたルーノンが言った、それに師匠が返答
「そうだルーノン、だがあの時のお前はまだガキンチョだったな懐かしい! この修業だけ余裕なところから見るに守りの腕だけは一人前になったようだな!」
そのときダルスが飛来物を破壊しながらルーノンに聞いた
「そういえばルーノンとマグナの話を聞いてないぜ、なんでこんなところに来てたんだぜ?」
「……なんでだっけ?師匠知ってる?」
ルーノンは覚えていなかった……
「記憶力の修行も必要なようだな……」
ルーノンの過去とは……次回に続く